生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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Never Despair

2006-11-09 | 社会・法律・労働
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この前、ある所でお話したことでもあるが、
問題になっている"いじめ"について――。

「いじめる方が悪い」と考える子どもが、
年齢が上がるにつれ減り、
慣れ・あきらめが広がるようだという。
なんともおぞましい結果
悪に慣れたり、妥協するようになっては
おしまいではないだろうか。

「よくあることだから仕方ない」「みんなそうだから」
昔から、いろいろな社会問題に妥協した結果、
陰惨なしっぺ返しを食ってきている。

スピード違反交通事故多発
過労・労働問題自殺・家庭崩壊の増加
越権捜査冤罪

もちろん、世の中の99.9%のことは、
「まいっか」で済むことだと思う。
だが、絶対に慣れてはいけないこと、
染められたら最後、ということも確かに存在する。

また、
「いじめる方が悪い」と考える子どもが減るのには
他にも原因があるかもしれない。
最近の、●●の一つ覚えみたいな「勝ち組みになれ」
という風潮も関係してそうな気がする。
いじめられない=勝ち、と勘違いする人が出てもおかしくない。

でも、唯一安心してる傾向が
負けるながんばれ、と言うばかりでなく、
「逃げること」も薦めている点。

大人も、どうしても職場がイヤなら
転職するという選択肢があるのだから
子どもも然り。
それに、「いつ逃げてもいい」「逃げても受け入れてもらえる」
という安心感があれば
却って、立ち向かう勇気が沸くこともよくある。

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