産経新聞の報道によれば
米国シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は5月5日、衛星写真に基づき、北朝鮮の
平壌国際空港近くで、弾道ミサイル開発計画に関連する可能性の高い新たな施設が今年後半にも
完成し、運用開始の準備が整うとの分析結果を公表した。
大陸間弾道ミサイル(ICBM)を収容できる規模の建物が含まれているとしている。
詳細な情報は下記サイト
https://news.yahoo.com/facility-near-pyongyang-airport-linked-042239153.html
https://news.yahoo.com/satellite-images-reveal-north-korea-121005680.html
またTBSニュースやNHKのニュースでは次のように伝えています。
一方、韓国の情報機関、国家情報院は5月7日までに、北朝鮮が東部新浦の造船所で、
新型潜水艦の進水準備を続けているとの分析を国会の情報委員会に報告した。出席した議員が明らかにした。
米国のNorth38ではYoutube動画で新型潜水艦の進水と潜水艦から発射できる
SLBMについて次のように発表しています。
北朝鮮、SLBM実験準備か 新型潜水艦も建造
国連の報告書「新浦造船所に長さ194メートル、幅36メートルの大型建屋…
近くに大規模な潜水艦訓練センター・修理用掩蔽施設も建設」
SLBMの射出テストも最近実施…潜水艦の進水・SLBM挑発が近い模様
上記の見出しで伝え、さらに本文で次のように記載されています。
見出しの建物の中で新型の潜水艦を2台or3台?製造していると見られる。
核弾頭を装備したSLBMを想定していると考えられます
北朝鮮の新型潜水艦は、昨年(2019年)7月末に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が視察する様子を北朝鮮メディアが報じた際に公開された。
北朝鮮軍の主力潜水艦である「ロメオ型」(1800トン)を改良し、3000トンに迫るサイズを有すると推定されている。
長さは76.6メートル以上、幅は6.7メートルだ。
建造後、大型建屋内のレーンに載せて外部に引き出し、進水させるものと予想されている。
北朝鮮の新型潜水艦は、昨年10月に試射に成功した新型SLBM「北極星3」を3発搭載できると推定されている。
金正恩が昨年末に言及した「新たな戦略兵器」とは、新型ICBMとこの新型潜水艦を指す-という評価が多い。
従来の新浦型(ゴレ型)潜水艦は2000トン級で、SLBM1発を搭載する。
更に詳細はhttp://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/08/2020050880114.html
関連ブログ:
視点・論点「北朝鮮は何を狙っているか」 By 道下徳成 政策研究大学院大学教授 on 2017-9-15
北朝鮮の新型潜水艦の製造拠点 新浦市
ユーラシア・グループ 「2018世界10大リスク」 on 2018-1-2
関連情報として第2回米朝首脳会議(ハノイにて’19年2.27-2.28)における
北朝鮮の核放棄交渉の状況をテレビのパネルを添付しておきます。
(下の5枚の写真)
尚、米朝首脳会談の第1回はシンガポールで2018年6月12日に実施
第3回目は2019年6月30日板門店で行われています。
ただし、第3回の会談についてアメリカ政府は「首脳会談ではなく両首脳が面会しただけ」と
主張し、北朝鮮側も首脳会談としていない。