7月7日前後の時候
7月1日から7月6日までは日本の七十二候第三十候「半夏生ず(はんげしょうず)」でした。
一方、本日(7月7日)から7月11日は第三十一候「温風至る(あつかぜいたる)」です。
七夕を迎え、夜空の星に気持ちが向かいます。既に夏至を過ぎ、日は短くなる方向で
夏本番はこれからです。コロナの終息を願う七夕の札が目立ちます。
7月7日の七夕について、七夕は五節句の一つでした。
五節句の制度は明治6年(1873)に廃止されましたが、今でも季節の変わり目の
諸行事が行われ我々の生活の中の風習として根付いています。
五節句は次の通りです。
1月7日 人日(じんじつ)七草粥
3月3日 上巳(じょうみ)ひな祭り
5月5日 端午(たんご)子供の日、菖蒲の節句
7月7日 七夕(たなばた)星祭り
9月9日 重陽(ちょうよう)菊の節句
梅雨の真っただ中、山開き、海開き、七夕、夏祭りの声が各地から聞こえてきます。
半夏水(はんげみず)と言われる洪水にも注意が必要な時期でもあります。
神戸においても昭和13年(1938)の阪神大水害、昭和42年(1967)の7月豪雨で
多くの犠牲者が出てしまいました。
例年ですと、京都では祇園祭(7/1~7/31)も行われています。
今年も昨年に続き祇園祭の山鉾巡行は中止されます。神事は実施。
さらに、一部山鉾で、2年ぶりに山鉾建てが実施されます。
山鉾建てを実施する山鉾の一覧 前祭は7月17日、後祭は7月24日
【前祭】長刀鉾、函谷鉾、月鉾、鶏鉾、放下鉾、霰天神山、蟷螂山、綾傘鉾、
白楽天山、孟宗山、郭巨山、伯牙山の12の山鉾(伯牙山は期間短縮)
【後祭】北観音山、南観音山、大船鉾、鯉山、八幡山、役行者山の6山鉾
7月1日の「お千度の儀」
7月1日に京都八坂神社で行われた神事など、6ch夕方のキャストで紹介された
内容を写真紹介します
上の写真は7月1日、八坂神社で行こなわれた長刀矛保存会の代表理事ら3人が
お祓いを受ける場面。
上の写真は7月1日、長刀矛保存会の代表理事ら3人が八坂神社拝殿へお参りする場面
お千度の儀は行われたが稚児が選ばれず不参加
上の写真はお千度の儀の場面
京都・祇園祭「お千度の儀」で幕開け 山鉾巡行は2年連続で中止 読売テレビ
関連サイト:
京都・八坂神社で祇園祭のお千度の儀が始まる…今年もお稚児さんはいない (fnn.jp)
祇園祭2021:厳かに、神事として 八坂神社で「お千度の儀」 今年も稚児の姿なく… /京都 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
祇園祭スタート、八坂神社で無事祈る「お千度の儀」:朝日新聞デジタル (asahi.com)
【2021祇園祭】長刀鉾「お千度の儀」(2021年7月1日 京都市東山区・八坂神社)|動画ライブラリ|京都新聞 (kyoto-np.co.jp)
7月1日の「吉符入り」
【2021祇園祭】函谷鉾で「吉符入り」(2021年7月1日 京都市下京区)
2016年の祇園祭前祭山鉾巡行
祇園祭 前祭 山鉾巡行 on 2016-7-17 その1 1番目の長刀鉾~6番目の太子山
祇園祭 前祭 山鉾巡行 on 2016-7-17 その2 7番目の四条傘鉾~12番目の保昌山
祇園祭 前祭 山鉾巡行 on 2016-7-17 その3 13番目の鶏鉾~18番目の木賊山
祇園祭 前祭 山鉾巡行 on 2016-7-17 その4(最終回) 19番目の郭巨山~23番目の 船鉾
祇園祭の起源
Wikipediaによれば祇園祭の起源について下記のように書かれています。
疫病の流行により朝廷は863年(貞観5年)、神泉苑で初の御霊会(ごりょうえ)を行った。
御霊会は疫神や死者の怨霊などを鎮めなだめるために行う祭で、疫病も恨みを現世に残した
まま亡くなった人々の怨霊の祟りであると考えられていた。しかし、その後も疫病の流行が
続いたために牛頭天王を祀り、御霊会を行って無病息災を祈念した。
864年(貞観6年)から富士山の大噴火が起こって溶岩が大規模に流出して山麓に達し、
869年(貞観11年)には陸奥で貞観地震が起こり、津波によって多数の犠牲者が出るなど、
全国的に地殻変動が続き、社会不安が深刻化する中、全国の国の数を表す66本の矛を
卜部日良麿が立て、その矛に諸国の悪霊を移し宿らせることで諸国の穢れを祓い、
神輿3基を送り薬師如来を本地とする牛頭天王を祀り御霊会を執り行った。
この869年(貞観11年)の御霊会が祇園祭の起源とされている。
詳細は下記ブログで書いています。
祇園祭の起源について 2017-7-11 毎日放送 Voiceより - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)