2019年11月29日(金)、表題の入江早耶(さや)展を見学しました。
当日、デジカメのバッテリーがあがってしまい写真を十分の撮れなかったので2回に分けて
紹介記事を書いていきます。
消しゴムのカスを使って制作した作品群でテーマは「処女塚伝説」です。
処女塚伝説とは神戸市東灘区の呉田(ごでん)の東求女塚古墳、東明の処女塚古墳、灘区の味泥
の西求女塚古墳にまつわる悲話伝説。
昔、小竹田男(しのだおとこ又はささだおのこ)と血沼丈夫(ちぬのますらお)という
二人の青年が菟名日処女(うないのおとめ)に恋をして、二人は同時に恋文を送りました。
女はどちらにも靡かず、生田川のオシドリを射当てた人に従うと答えますが、
すると二人の矢は同時に鳥を射止めます。
女は悩み抜いて川に身を投げ、その遺体は塚に築きこめられました。
その後、男たちも互いに刺し違えて死んだという…。
彼ら三人を葬った墓が処女塚と東西の求女塚の古墳だと言われています。
これら3つの古墳は大体等間隔で並んでいます。
また、謡曲「求女塚」などにも登場する古墳です。
詳細は下記のブログで書いています。
小山田高家の碑と田辺福麻呂の歌碑 in 処女塚(神戸市東灘区)
前置きが長くなりました早速、入江早耶の世界に入っていこうと思います。
上の写真はメイン会場のアトリエに入る入り口です。
中に入ると幻想的な展示があります。
中央が処女塚伝説の主人公の菟名日処女(うないのおとめ)をモチーフとした千手観音
左右に恋人をめぐって戦った2人の男、菟名日処女と同郷の小竹田男(しのだおとこ)と
和泉から来た血沼丈夫(ちぬのますらお)不動明王と毘沙門天として製作。
上の2枚の写真は主人公の近景と中景
バックの段ボールは消しゴムで削った対象物で文字がかすれています。
ケンカを止めてのバックミュージックが流れています。
上の2枚の写真は不動明王となった男の尊像
上の2枚の写真は毘沙門天になった男の尊像
ここで、今回の展覧会の公式リーフレットを添付しておきます。
作品群の構想について記された部分を拡大して添付しておきます。(下の写真)
上の写真は純真遺跡の展示会場の案内図
上の6枚の写真はホワイエの展示
ここでバッテリーがあがってしまいました。
続編のブログを作成する予定です。
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