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書写山圓教寺 散策記 on 2023-1-18 その5 境内諸堂(1)奥の院

2023年02月12日 03時33分21秒 | 姫路市
本日は書写山圓教寺 散策記シリーズの第5回として「境内諸堂(1)奥の院
というテーマで書いていきます。
書寫山圓教寺への過去の訪問は下記の3回です。
 1)2009年6月28日 (日)
 2)2016年1月18日(月)
 3)2023年1月18日 (水)



書写山圓教寺 散策記シリーズ過去の記事



開山堂

上の写真は開山堂の正面外観です。
寛弘4年(1001)性空上人の高弟 延昭律師が創建
285年後の弘安9年(1286)8月20日、焼失
正応元年(1288)、再建
寛文11年(1671)~延宝元年(1673)、造替



上の写真は現地説明板

護法堂



上の2枚の写真は護法堂と現地説明板です。
撮影:2023-1-18
護法堂の左手は若天社(赤鬼)、右手は乙天社(青鬼)
現在の建物(重文)は永禄2年(1559)に再建されたもので昭和37年に続き
平成25~26年に屋根の葺き替え工事と修理工事が施工されています。
創建から永禄2年(1559)の再建までの経過は以下の通り。
寛弘4年(1007)延照(円空の弟子)により創建
弘安9年(1286)8月20日焼失
弘安10年(1287)11月再建

護法堂拝殿

上の写真の左手が護法堂拝殿 (正面は開山堂、右手は護法堂)
上の写真は護法堂拝殿の現地説明板
読み難いのでそのまま転記しておきます。
この長方形の拝殿は圓教寺の奥の院の反対側にある中庭を横切って立つ護法堂に祀られている
2社の神々と密接に関連している。
2つの護法堂の拝殿としての役割に加え、この建物は儀式や隣接する開山堂を訪ねる
巡礼者にも利用されている。
1589年に建てられたこの建物は、寺社建築の様式を融合させたもので、寺伝によると、
かっては12世紀の伝説的僧兵であり、7歳から10歳まで修行を行った武蔵坊弁慶(1155-1189)
んお学問所であったという。弁慶が使用したとされる机は、寺の食堂の2階に展示されている
日本の神社は、一般的に「本殿」と「拝殿」の2つの建築物で構成されている。
護法堂の場合、本殿の代わりに、セットで護法堂と呼ばれる2つの建物がある。
これらの建物には、圓教寺の守護神である乙天と若天が祀られている。
拝殿の場所も一般的なそれとは異なり、中庭の向こ側にあり、護法堂の前面に
付属しているのではなく、完全に独立している。



不動堂


上の写真は不動堂の遠景と現地説明板
大経所の跡、延宝年中(1673~1681)に再建。
元禄10年(1697)に修理し大経所を合わせ、大経所不動堂と称す。
俗に赤堂と言い、弁慶の学問所ともいう。

最後に、円教寺の基本情報と奥の院の場所を示した境内案内図を添付して筆を置きます。

圓教寺の基本情報

 円教寺(えんぎょうじ)の基本情報
住所: 兵庫県姫路市書写2968 TEL: 079-266-3327
宗派: 天台宗(別格本山) 御本尊: 釈迦如来(重要文化財)
創建: 966年  開基: 性空上人
西国三十三所の第27番札所 札所観音は、摩尼殿の「如意輪観世音菩薩」
拝観料: 500円(入山志納金)バス利用の場合は1,000円(入山志納金を含む)
拝観時間: 8:00 - 17:00
公式サイト:天台宗別格本山 西国二十七番札所 - 書寫山圓教寺 (shosha.or.jp)
ロープウェイ料金:大人往復1,000円がかかります
アクセス: JR神戸線「姫路駅」から、神姫バス「書写駅(約25分)」へ。ロープウェイで「山上駅まで約4分」





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