9月14日(月)、翁長知事がとうとう埋立承認の取消を表明した。
辺野古では、この日、工事車両が入るかもしれないというので、早朝6時から大勢の人たちが詰めかけ、ゲート前に座り込んだ。私も那覇を午前4時45分に発ち、ゲート前に駆けつけた。150人ほども集まっただろうか、さすがにこれだけ座り込むと、工事車両等の搬入はなかった。
午前7時からは海上行動のミーティング。今日は、知事の承認取消の発表と同時に海上でも全力を挙げた阻止行動を展開することを確認した。カヌーは21艇、船は4隻が出ることとなった。私も海に出たかったが、今日は、高江に県の環境影響評価委員会の委員さんらが立入調査に来ることになっており、私も立ち会わなければならない。
(シュワブ基地ゲート前の座り込み)
再度、ゲート前に戻った後、瀬嵩の燈台跡の丘に登った。ここからは大浦湾が一望に見渡せる。辺野古崎と長島の間にはフロートが張られ、カヌーや抗議船が集まっているのが見えた。
私は、高江に向かったのでまもなく丘を下りたが、後で聞くと、午前10時からの知事の記者会見が終わると、カヌーも船もいっせいにフロートを超え、シュワブの浜の浮桟橋の作業現場に向かったという。船からマイクで「知事は埋立承認の取り消しを表明した。防衛局はただちに作業を止めるべきだ。」と訴えながら進んで行くと、しばらくは海保も規制に入らなかったという。その時の様子を、あるカヌー隊のメンバーは、「海上デモ」のようで、興奮した」と語ってくれた。浮桟橋の直前で、さすがに海保が動きだし、全員拘束されてしまったが、それでも海保はいつものような暴力的な規制ではなかったという。
(大浦湾河口部のマングローブ林)
高江に向かう途中、大浦川のマングローブ林の近くに車を停め、インターネットで知事の埋立承認取消の記者会見を見た。知事はさすがに笑顔もなく、やや緊張して話を始めた。途中、仲井真前知事に言いたいことを聞かれた際、「今、思い返しても無念。胸がかきむしられる思いだ。」と話したのが印象深い。ともかく、いよいよこれから政府との熾烈な闘いが始まる。
今回の知事の埋立承認の取消し表明と今後の動きについては、また近いうちにその問題点をまとめたい。
高江に着き、N1ゲートでしばらく待っていると、午前11時半頃、県環境影響評価審査会の一行がやってきた。防衛局が行った事後調査報告書について審査をするために、現地への立入調査だ。県の職員が同行し、防衛局の職員やアセスを行った業者、そして米兵も立ち会っている。
2時間ほどかけてN1地区の視察した後、一行はN4地区に向かった。
(N1地区のヘリパッド予定地に向かう県環境影響評価審査会の一行)
(N4地区のゲート前)
N4地区の調査を終えた後、県の担当者が今日の調査内容について説明してくれた。もう一度、別の委員さんたちが立入調査を行った後、10月にも審査会が予定されている。そこで防衛局の事後調査報告書に対する答申が知事に出されれば、知事は意見書を防衛局に提出することになるという。
今後、工事が予定されているN1地区は、工事用進入路となる旧林道が何か所か崩壊しており、その整備のためには赤土の大量流出が危惧される。次回には土木の学者らも立入調査をするというが、審査会の厳しいチェックを要請したい。
(オキナワキノボリトカゲ(雄))