歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

『私とスパイの物語』安倍元首相暗殺事件は山上容疑者の犯行? それともスパイの犯行? 動機は?

2025年02月18日 | 世間話し

面白そうなので発売前に予約注文、届いたのは先月の18日でした。

『私とスパイの物語』発行 ワニブックス ハードカバー 税込み1980円。このタイトル、とても、とても、魅力的です。

      

そして、表紙のカバー写真の中央に、あの「オードリー・ヘップバーン」を配して、これも魅力的です。

本書では、オードリー・ヘップバーンがスパイだった、と、記述していますが、しかし、すこしネタバレになりますが、私としては、彼女の活動内容から "スパイ" とするのは疑問です。

第二次世界大戦中のフランスにおける、ドイツ占領軍に対しての、レジスタンス運動の、末端のいち協力者的な位置づけが、適当かと思いました。

"タイトルと表紙のヘップバーン" この企画力、本書は、それなりに、かなり、売れると思います。中身については、ぼちぼち後程。

兎に角、スパイの話で、著者は孫崎享(まごさき・うける)元外務省の国際情報局長で、防衛大学教授で、現在は、東アジア共同体研究所の所長。

この研究所は、あの、元総理の、鳩山由紀夫が理事長を務めています。立ち位置としては、まあリベラル。

それで、本書を手に取り、先ずはパラパラとページを捲り、目次に目を通すと、ほぼ最後に近いところで、『安倍晋三元首相の殺害問題』が目に留まり、そこから読み始めました。ページ数としては、ほんの10ページほどです。

著者は、これまで、ネット媒体等で、元自衛官で41歳山上徹也容疑者(事件当時41歳)の犯行に疑問を投げかけていました。本書では、それなりの考察が、と、期待したのです。

それにしても、因みに、この本、序章と目次が長い、全体が301ページで、序章と目次で、何と、何と、60ページを費やしているのです。

それで、2022年7月8日、参院選の街頭演説中、奈良市で発生した暗殺事件ですが、かなり後になって、彼が投げかけた疑問を眼にしたとき、それなりに社会的地位のある人物が、エッ! 何で? と驚いたのです。

事件直後より、ネット界隈では、犯人は別にいる説が、いろいろ、有ること、無いこと、面白おかしく、根拠なく、振りまく、無責任な輩が、それなりに出没していました。

彼は、警察発表の『被害者の "後方" に居た、山上容疑者の手製銃から放たれた2発の銃弾』に対して、疑問を投げかけているのです。

根拠は、銃撃当日、治療にあたった、奈良県立大附属病院での福島英賢教授の説明で、『頸部の "前方" に、二つの射入口』と発言しているのです。

山上容疑者は、"後方" から銃弾を発射、被害者の身体には、頸部 "前方"に銃弾の射入口。"後方" に射出口。この所見では、犯人は被害者の前方から銃弾を発射したことになります。山上容疑者は後方に居ました。

しかし、ここで、注意しなければならないのは、福島英賢教授は司法解剖を行ったのではなく、あくまでも、蘇生行為、治療行為なのです。死因の特定は二の次、三の次なのです。

これとほぼ似た暗殺事件は、いまでも謎に包まれた、疑惑のケネディ暗殺事件です。この時も、犯人のオズワルドは後方の教科書ビルより狙撃。しかし、致命傷は、前方から発射されたとみられる銃弾。

何度も見ている銃撃の映像では、被弾した際にケネディは、後方に仰け反って、肉片? 骨片? は後方に飛び散っています。妻のジャクリーヌが、後ろを振り返り、飛び散った断片を拾い集める姿は衝撃的でした。

それでは、真犯人は ? と云うと、著者はまったく言及していません。行間からは、それなりに推測しているが、そこに触れるのは、とても、とても、命が危険。本書を読めば、みなさん、解るでしょ! ・・・・・・と。

本書では、外交官とスパイとの違いを、英国の情報機関に所属するスパイに語らせています。

『外交官は、相手国の国内法を守って行動する。一般的に反モラル的行動はしない。だが我々は反モラル的行動や、相手国の法律にとらわれずに行動する』

スパイは、自国の利益の為には、謀略も、殺人も、躊躇なく実行するようです。

そんな事をして、スパイは悩まないのか、と、云う問いかけには、

『① 国家、及び組織の価値観は、即、自分の価値観であると思う。② 敵を憎む、敵は同じ人間ではないと判断する。③ 悪は所詮、皆が行っていることと開き直る』

そうなのです、凄いですね、怖いですね。

いつか、何処かで、眼にした耳にした、話ですが、スパイが人を殺すのは、5人が限界で、それ以上は、良心の呵責に耐えられなくなるそうです。

それで、著者が触れなかった、真犯人の推測ですが、私が、著者に変わって、大胆にも、命がけで ? それなりに、述べてみたいと思います。

その前に、奈良県立大附属病院での福島英賢教授の説明で、『頸部の "前方" に、二つの射入口』と発言の件です。

しかし、ここで、再度、述べますが、福島英賢教授は司法解剖を行ったのではなく、あくまでも、蘇生行為、治療行為なのです。死因の特定は二の次、三の次なのです。

公判で明らかになる、司法解剖の所見では、死因の特定、銃弾の射入口。射出口についても、明らかになる筈です。

そこで、福島教授の見解と、まったく逆の、後方に射入口との見解が出る可能性が、高いような気がします。福島教授は、その見解について、マスコミから意見を求められても、立場上、大人の判断上、反論することは無いと考えます。

孫崎享氏は、そんな事は "百も承知、二百も合点" で、それでも、敢えて、山上犯行説を否定しているのは、それなりに、安倍晋三元首相暗殺に対しての情報を持っているのだと、思う次第。

本書『私とスパイの物語』で語られた、いろいろなエピソードの最後に、安部暗殺をとり上げたのは、当然、犯行は、どこかの国のスパイの犯行を示唆している訳です。

何処かの国は、何処の国? 何故、安倍晋三は消されたのか、その動機は、犯人は、孫崎さんは、たぶん、すべて分かっていると思います。

当然、政権の、警察の、検察の、対応を見ていれば、日本と敵対する国ではありませんし、それなりの大国で、過去にも敵対する政治家を消してきた、それなりの情報機関を持つ国です。

ここまで云えば、もう、誰しもが、あの国と想像できる筈。それでは、動機は ? と、誰しもが考えます。

安倍晋三氏ですが、首相在任中の北方領土返還交渉で、四島返還から二島返還へと譲歩し、プーチン大統領とは24回も会談していて、ファーストネームで互いに呼び合う仲でした。二島返還は実現しそうな状況にあった。

しかし、外務省が返還された島に、日米安保条約に基づき、米軍が基地建設を要求すれば、日本はそれを受け入れると表明し、ロシアは態度を硬化させます。

かの大国は、安部とプーチンの接近に、日本とロシアの接近に、警戒していました。外務省は、かの大国に忖度してと云うか、従来どおりの対米協調路線と云うか、対米従属路線と云うか、兎に角、官僚は、現状変更は望まないのです。

そして、ロシアによるウクライナ侵攻、ウクライナ戦争です。

ここで、かの大国は、 ロシアに対する制裁発動で、日本は領土返還を取引材料に、プーチンと安部氏が、裏で、何やら、日本は積極的に制裁には参加しない、密約の動きを察知したのかも?

話が長くなりました。それで、本書の感想ですが、長い序章で、ほぼ内容は語られており、本文は、孫崎さんが過去を振り返り、いろいろなエピソードが、面白おかしく語られ、肩の凝らない、読みやすい内容で、すらすら読めたのでした。

すらすら読めた本は、すらすら忘れるのです。

あたらしい発見とか、驚きの内容とか、認知機能を刺激する内容とか、 そういう類の本ではありませんでした。

まあ、そんな、こんなを、書き綴れば、それなりに、認知機能低下対策にはなった気がします。

本日は、少し長くなりましたが、これでお終い。

それでは、また。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姫路旅行 ⑦ 最終回 ガストで配膳ロボットを眺めつつパラダイムシフトに想いを馳せる ! 

2025年01月30日 | 旅の話し

前回の続きです。

姫路城、好古園の見学を終えて、ランチを求めて駅前に向かいます。

"昼飯を食べたら、もう、お家に帰ろう" の気分になりつつ、歩いていました。

そも、そも、今回の旅行は、姫路城と好古園の見学しか予定していませんでした。今思うと、神戸の街は、車窓から眺めるだけで、もったいない事をしたと、後悔しています。

駅前に到着。この地下広場、"姫路駅北にぎわい交流広場" と云うそうです。

市のHPによりますと、 

姫路の駅前は、世界遺産・国宝姫路城を擁する城下町にふさわしく、「城を望み、時を感じ人が交流するおもてなし広場」というデザインコンセプトの下、国内最大級の駅前広場へと生まれ変わりました。

と、いう事だそうです。

国内最大ではなく、最大級なのです。まあ、いろいろと大きさの比較は難しいですからね。

この日は平日で、イベントもなく、人影もなく、にぎわいはなく、寒そうでした。

ランチは、広場を望むビルの3階にあるガストで、ハンバーグを摂取しました。

それで、ガストなのですが、注文はテーブルに置かれた、タブレットの画面で行い、店内では、配膳ロボットがウロチョロしていました。

注文後、配膳ロボットの到着を待っていると、持って来たのは、若いウエイトレスさん、トレーにはハンバーグとライス。

『ハンバーグは単品でよろしかったでしょうか ?』

『はい、単品で注文しまた』

『失礼しました』と云って、ライスの皿を持ち帰り、去って行きました。

高齢者がタブレットで注文したので、ライスの注文をし忘れたのでは ?と、気を利かせてくれたようです。

食べ終わりレジに向かうと、なんと、なんと、レジは無人、タッチパネルを操作するシステム。他人事ながら、食い逃げを心配したりしつつ、店を後に駅に向かったのでした。

このまま、世の中は、第三次産業から、第一次産業も、第二次産業も、無人化、自動化が進んで、もう、人は要らない、人は居ない、そんな世の中に? 

私がたまにお世話になる、大きな病院の会計も無人化し人が消えました、近所のガソリンスタンドもセルフになり人が消えました、行きつけのスーパーもセルフレジ。

これって、すべて、人手不足の結果なの? それとも人件費の削減 ?

これは、人手不足だけが要因ではなく、機械より安く働く、低賃金労働者が不足している?  

少子高齢化で、人口減少で、生産も消費も減少する筈ですが、イレギュラーな、団塊の世代が過ぎ去ったあとは、それなりに、生産と消費のバランスは回復し、人手不足は解消?

平均寿命まで生きられるのは、ほぼ50%だそうですから、あと20数年で高齢化人口の増加に歯止めはかかる筈です。

問題は、結婚できない、子供を生まない。少子化問題です。これは、ひとえに、低賃金が原因です。間違いない。

そもそも、現在の、社会のシステムに、経済のシステムに、企業に、それなりの、社会を拡大再生産するだけの、利益を、賃金を、生み出す力を失ったのでは ? 何て、思ったり。

それに、各産業も、IT化で、自動化で、無人化で、低賃金の単純作業と、高賃金の高度知識作業に分極化し、中間的な作業は、中間所得層は、消滅しつつあります。

そして、そして、高賃金の、高度知識作業も『AI』に取って代わられそうな ? 今日この頃。

政治も、経済も、科学も、意思決定は、個人の思惑を排した、偏りのない『AI』に任せるべき、何て、意見も、チラホラ見かけるような今日この頃。

うん、現在の社会システムが、経済システムが、限界を迎えつつあり、 そして、世界は、これまでに経験したことがない、パラダイムシフトの時代に突入 ?

パラダイムシフト、面白そうです、ここは、後期高齢者としては、"高みの見物" と、行きたいものです。

そうでした、答えの一つがありそうな『人新世の資本論』を 最後まで読んでいない事を思い出しました。  

いつもの事ですが、話が、かなり、かなり、逸れてしまいました。まあ、年の初めですから、初夢気分で綴ってみました。

それで、無人の自動の改札を通るときに、そういえば、昔は"切符を切る駅員さん" が居たことを思い出しつつ、ホームに向かったのです。

この一枚は、ベビーカーに乗る赤ちゃんの、可愛い ! 可愛い ! くびれた "あんよ" と "おてて" を一枚パチリ。

歳をとるほど、新しい生命に、愛おしさが募る今日この頃なのです。

姫路駅から山陽本線で三ノ宮、三ノ宮からポートライナーで神戸空港。着いたのが15時過ぎでした。

茨城便の出発時間は17時40分。待ち時間は3時間近く。搭乗手続きを済ませ、空港内を散策。

あとは、離発着を見渡せる、座り心地の良いソファーで、外の景色を眺めていました。

日も傾き、日差しが眩しくなったので、隣のロールスクリーンを下げようとしたのですが、紐に手が届かず断念。

数分後、隣の席に30前後の男性が座り、日差しが眩しそうな様子、周りを気遣いつつ、スクリーンを下げたのです。

すかさず、『ありがとうございます』と云うと、少し嬉しそうに『夕陽、眩しいですよね』と笑顔で返してきました。

いよいよ搭乗です。早い時間に手続したので、最後尾『31H 窓席』でした。窓席最後尾なので、子供連れの後、直ぐに搭乗。最後尾は最初に搭乗して、最後に降りるのでした。 

来る時は、最前列の通路側、帰りは窓側、しかし、外は真っ暗で何も見えません。

飛行中、内部を見まわし、飛行機は外側はジュラルミンで、内装はプラスチックばかりなのか、と、一人納得。

思い出したのです。羽田での海上保安庁機との滑走路での衝突事故を、旅客機は激しく炎を上げ、機体は、ほぼ燃え落ちました。

旅客機ってそんなに良く燃えるの、と、画面を見つめていたのですが、今回、内装を見て、これは良く燃えるわ、と、納得。

飛行時間は一時間ちょい、そうこうしていると、機体は、暗闇の中、茨城空港に無事着陸。

これで、姫路城への旅は、無事終了。

 

それでは、また。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姫路城 ⑥ 好古園は50円 ! ホントに映画のオープンセットのようでした !

2025年01月20日 | 旅の話し

また、更新が遅れ気味になりました。

炬燵に入って、ボンヤリとテレビ画面を見つめる日々を、また、また、続けてしまいました。兎に角、前回の続きを始めます。

それでは、姫路城の見物を終わり、お隣の好古園に向かいます。

この日は、ホントに ! 雲ひとつない ! イイ天気でした。

これは、ひとえに、私の日ごろの行いが、良い????、からでは? と、勝手に思う次第。

お堀の彼方に、好古園の入り口が見えてきました。 姫路城、お堀と云い、石垣と云い、

広大で、立派で、見事な構えです。

好古園です。

好古園は武家屋敷の跡地に、市制百周年を記念して、平成4年(1992年)4月29日に開園したそうです。総面積は約1万坪の日本庭園。

好古園は"愛称"で、藩校「好古堂」に因んで命名されました。正式名称は『姫路城西御屋敷跡庭園 好古園』

庭園の計画は、京都大学教授中村一氏の設計監修を受け、確認された屋敷割や通路の地割を活かし、構成されているそうです。

整備に先立つ7次にわたる発掘調査で、元和4年(1618)に本多忠政が造営した西御屋敷や武家屋敷、通路跡等の遺構が確認され、これは酒井家時代の「姫路侍屋敷図」に記されたものとほぼ合致しているそうです。

以上、好古園のHPからの抜粋。

それで、好古園のHPのトップに、ある映画関係者の言葉、

『まるで全体が、緻密に計算され尽くしたオープンセットのようだ』

と、デカデカと、大文字で、誇らしげに、掲載されているのです。これを、誉め言葉と、解釈しているようです。これって、もしかして、そもそも、時代劇のオープンセットとしての役割を狙っていた? 

それで、冒頭から、私の感想を述べます。

『な~~~んだァ、これ! 映画のオープンセット見たい! 』

部分部分を切り取って、シーン毎に、背景として、使用するには、便利な撮影施設かもしれません。庭園は九つあるのですが、入って最初のこの庭園だけは、それなりに、なかなかの"お庭"でした。

この眺め、 

こちらからの眺め、

こちらの池にかかる石橋の眺め、それなりにヨカッタです。

庭園は九つあるのですが、最初の庭園以外は、特に、それと云って印象に残らず、写真にも残していませんでした。

最初の庭園に、想いと、予算と、労力を使い果たし、残りの八か所は、おまけのような、そんな印象しか抱きませんでした。

そして、この日は、それなりに疲れが出ていたことも、庭園の印象に影響していたと思う次第。

ホテルを8時半頃に出て、お城を、天守閣を、登ったり下りたりして見学。好古園に辿り着いたのが11時半頃。

それにしても、"緻密に、計算され、尽くしても" それは、それ、 オープンセットは、オープンセットなのです。

この土塀、

この土塀、それなりに時代劇。

前段の映画関係者の言葉は、あくまでも、オープンセットとしての評価なのだと思います。

そも、そも、観光目的で造られたものではない、圧倒的存在感の姫路城の脇に、単に、観光目当てに作られた商業施設としか、見えないのでした。

姫路城の見学料金が1000円で、それに50円をプラスすると、好古園が見学できるのです。

1000円と50円、この料金差に、関係者の庭園に対する思いが、存在価値が、それなりに、見え隠れしていると云うか、象徴されていると云うか・・・。

偉大なる世界遺産、姫路城の隣にあるために、どうしても、見劣りしてしまうのです。庭が単独に離れた場所にあれば、それなりのお庭だと思う次第。

因みに、お城に居た海外からの観光客は、好古園では、まったく見かけませんでした。観光コースに入っていないようです。

好古園を後にして、ランチを求めて駅前に向かいます。

これにて、本日の認知機能低下防止対策を終わります。

 

それでは、また、次回。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綾瀬はるか 『今夜は、ロマンス劇場で 』は感動で ! 涙がポロリ ! でハッピーエンド!

2025年01月09日 | 映画の話し

2025年を迎えました。

ブログの更新! 更新! と思いつつ、認知機能低下を恐れつつ、YouTubeの観賞三昧でボンヤリとした日々を送っておりました。

先日、役所より、"後期高齢者医療資格確認書" 何てものが届いたりしました。5日で、後期高齢者の仲間入りをしてしまったのです。単なる高齢者ではなく、頭に "後期"が付いてる高齢者です。

自分では、75歳何てことは、まったくもって、信じられないのです。が、役所が云うのですから、75歳になってしまったのでしょう。

75歳にもなると、新年を迎えても、別段、普段と変わりなく、何の関心も、感慨も、感激も、感動も・・・、何も、何も、ないのです。

と、ここまで綴ってきて、いや、しかし、お正月には、直接関係は無いのですが、一つだけ感動がありました。

実は、実は、"綾瀬はるか" の主演映画、"今夜、ロマンス劇場で" を観て、それなりに感動したのです。

確か、年末だったと思うのですが、NHKを見ていたら、正月中の映画放送のお知らせで、"今夜、ロマンス劇場で" が紹介されたのです。

タイトルを見て、何故か、直ぐに、記憶が蘇ったのでした。この映画に出てくる映画館は、2023年の11月に訪れた、 あの足利の、あの"東映プラザ劇場" なのでした。

足利市 ⑤ 東映プラザ劇場で "まちづくり事業" を考えたりして ! - 歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

兎に角、見るか見ないかは別にして、どんな映画だったのか、それなりに気になったので録画予約だけはしたのです。

そして、先日、YouTubeも飽きたので、ちょっと覗いてみたのでした。

冒頭は、なんだこれ、ファンタジー映画 かよ? と思いつつ、みていたら、段々、徐々に、少しずつ、映画の中に引き込まれていくのでした。

ラストは、悲しくもせつないシーンで終わる、と、思いきや、舞台は一転、馬鹿ばかしほど、華やかで素敵なハッピーエンドで、お正月にふさわしい、"ファンタジーで、ラブロマンスで、純愛" なのでした。

後期高齢者の爺さんでも、それなりに感動するのでした。

"綾瀬はるか" は、魅力的な女優の一人です。輝いていました。

こちらの、2015年6月公開、 この作品の綾瀬はるかもヨカッタ!

「海街diary」は綾瀬はるかの代表作になるかも?長女“幸”ヨカッタ! - 歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

それにしても、綾瀬はるか、CMに出すぎです。UNIQLOのCMは止めた方が良い、と、思うのです。

本日は、姫路城の話を書くつもりでしたが、急遽、"綾瀬はるか" の話になってしまいました。兎に角、本年、初めての、認知機能低下対策でした。

それでは、また、次回。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姫路城 ⑤ 姫路城は遠くから眺めるものです! 登るものではありません! 姫路市民の見解!

2024年12月25日 | 旅の話し

前回の続きです。

姫路城のお話です。

いよいよ、天守閣の内部に潜入します。入り口で靴を脱ぎ、渡されたポリ袋に入れます。混雑時には、ここでも渋滞が発生しそうです。

渋滞と云えば、姫路城の公式HPの質問ページに、「天守閣を見学しようとしたが、2時間待っても入れなかったので見学を断念しました。後日、当日の入場券で見学できますか? 」

当局の回答「入場券は当日のみ有効です、再度、入場券をお買い求め下さい」

こなん質問例が公式HPの、いの一番に掲載されているのです。この手の質問、疑問、不満、が数多く寄せられているようです。土日、祭日、観光シーズンは、とても、とても、混雑するようです。

地下1階、地上6階の天守閣を、靴を脱ぎポリ袋をぶら下げ、登ってゆきます。暗いです、足元注意です。

足元を見つめ、上を見上げ、周りを見渡します。なかなかの木組みです。かっちり組まれています。

最初の階段です。ここは、未だ、幅も広く、傾斜も緩やか。

登るにつれて、階段の幅は狭く角度も急になります。600年前のお城です、当然、高齢の観光客に対しての、配慮はされていません。入城者の8割9割は、国内外ともに年金世代です。

5階、6階辺りでは、階段と云うよりも、梯子段的な傾斜になり、そして、幅は狭く、頭上も狭く、暗く、なのです。

そんな危険な思いをしてまでも、天守閣の最上階に到達すれば、きっと、きっと、視界は開け、素晴らしい眺めが待ち受けていると、期待しながら辿り着いた先には、狭い、狭い、隙間から、チョットだけ、下界が垣間見れると云うか、覗けるだけなのでした。

傍らの高齢者グループから、「千円払って、ここまで、やっと登って、見えるのこれだけ? もう、二度と来ないわァ ! 」何て、会話が聞こえてきました。

実は、実は、前日、姫路駅に到着し、姫路城に向かおうと、それと思しき出口より、それと思しき方向に、姫路城を目指したのです。

たぶん、この方向と、"するどい感" を頼りに歩き始めたのですが、しかし、少し不安になり、信号待ちの際に、傍らの自転車を転がす40歳前後の男性に、姫路城の方向を確認したのです。

しかし、しかし、彼は「駅で出口を間違えたようですね、方向が違います。私が途中まで案内します」と、親切なお言葉。

案内されつつ、歩きつつ、「どちらから来られたのですか?  この時間にお城に行くのですか?」

「茨城のつくば市から来ました、この時間、お城はライトアップされているので、写真を撮ろうかと、お城に上るのは明日朝に・・・」とか、

夜の姫路を5~6分ほど、いろいろ話しつつに案内してもらったのでした。

その会話の中で、彼から、

「姫路市民は、お城は登るものではなく、遠くから眺めるもの」との、貴重な見解を聞いたのです。

天守閣に登り、下界を垣間見、この見解に、なるほど! と、思った次第。

最上階からの眺めを確認し、これより地上を目指し下ります。下りの階段、いや、梯子段で渋滞が発生していました。

狭くて、暗くて、天井が低い、梯子段、そこを、足元の覚束ない高齢者が下るのです。登りより、下りは、ずっと、ずっと、危険です、渋滞します。

平日の、しかも、見学者も少ない、開城直後のこの時間で、最上階のこの渋滞です。これが、休日、祭日、祝日、観光シーズンでしたら、これは、もう、滅茶苦茶な大渋滞間違いなし。

そして、そして、その対策が、姫路市民以外の見学者に対して、現行の入城料金千円を、三倍の三千円に引き上げる、オーバーツーリズム対策として決定されたのです。

姫路市のオーバーツーリズム問題とは、天守閣の渋滞問題だったのです。

しかし、しかし、国内の旅行者には、それなりの効果は期待できそうですが、円安傾向は、これからも続きそうですし、海外からの旅行者にとって、三千円程度の料金は、まったく意に介さないと思います。自国の通貨に換算して" 安い! " と思う筈。

これが、日本の、為替レートの、経済力の、国力の、悲しく、寂しい現実。 

やっと、地上に降りて来ました。

大変、いい、眺めです、視界が広がります。ここは、城主が居住していた、本丸御殿の跡地で"備前丸" と云う広場。

1882年の火事で消失しその後、現在まで空き地となっています。

姫路城、この角度から見上げるのが、一番かと。

ぐっと、ぐっと、迫ってきます。

たぶん、フランスからの観光客、夫婦で、ハイ! ポーズ!  撮っているのは息子さんです。

ここらで、姫路城見学を終えて、"好古園"に向かう事にします。

姫路城見学が千円で、同時に好古園の見学をすると、50円のプラスで見学できます。因みに、好古園、単独見学の料金は 310円となっています。

これで、本日の認知機能低下対策は終わりとします。

 

それでは、また、次回。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする