ウクライナ戦争です。
プーチン・ロシアは追い詰められつつあります。
キーウ近郊の”ブチャ”での民間人4百数十人の虐殺です。
戦争は必ず、このような民間人に対する虐殺が発生するのです。
それが戦争です。
だから、だから、だから、戦争は起こしてはならないのです。
欧米は正義を振りかざし、ロシアを非難しますが、これまで自らも、 ベトナム戦争で、中東戦争で、そして、日本は対中国戦争で、民間人を虐殺してきたのです。
戦争は、ふつうの人間が、ふつうに敵を殺さないと、ふつうに殺されるのです。
自らが、いつ死ぬかもしれない、命の極限状態に置かれると、死に対する感覚が麻痺し、他者を殺すことへの、躊躇いを、抵抗感を、倫理観を、失ってしまうのです。
戦争で、最前線で闘う、殺し合う、兵士は、相手の人間に、敵の兵士に、敵の国民に、憎しみを抱かないと、殺すこと、戦争をすることはできないのです。
だから、だから、だから、戦争は起こしてはならないのです。
末端兵士に憎しみを抱かせ、殺し合いをさせる、命令する、後方の指揮官は、職業軍人は、憎しみとは無関係に、数字として、データとして戦況を眺め解析し、作戦を立案します。
先日、YouTubeで、自衛隊の、元陸幕長、元空幕長、元海幕長が、ウクライナ戦争の戦況分析を、面白おかしく和やかに分析している動画を見ました。
彼らにとって、戦争は「お仕事」で、血なまぐさい殺し合いとは無関係なのです。彼らは、戦争のプロを自任していますが、こいつらは戦争を知らないのです。まあ、せいぜい戦闘のプロです。
今朝の紙面で、米軍関係者が、他人事のように、この戦争は数年続くとの見通しを語っていました。これは「続く」のではなく、「続ける」との、意思の、思惑の、計画の、作戦の表明です。
戦争を長期化させるには、プーチン・ロシアも、ゼレンスキー・ウクライナも、どちらも、敗北しない、勝利しない、そんな戦況を作り出す必要があります。
それには、互いの戦力の、武器の均衡です。どちらかが戦力で圧倒すると、戦争は終わります。
最近の報道を見ていると、欧米の武器援助は、ウクライナが負けないように、勝たないように、それなりの調整が見られます。
戦争を長引かせることで利益を得る兵器産業の思惑、そして、急激にロシア・プーチンを追い詰めると、核兵器使用への危惧からの作戦。
プーチン・ロシアを、ゆっくり、じっくり、じわじわと追い詰め、プーチン・ロシアの政権崩壊に持ち込む作戦。まあ、先日、バイデンが図らずも本音を漏らしたりしてました。
でも、しかし、兎に角、誰が、どう考えても、この戦争は、プーチン・ロシアの崩壊を狙った戦争です。ゼレンスキー・ウクライナは利用されているのです。
でも、しかし、この長期化作戦は、殺し合いの長期化で、戦闘員も、非戦闘員も、長期にわたって、殺され続けるのです。
ウクライナ戦争に反対して、民間でも、ウクライナに支援物資や、支援金を送る動きが、それなりに活発ですが、送り先を見極めないと、戦争長期化に手を貸す危険性があります。
あくまでも、戦争反対、即時停戦、ロシアの撤退です。
ウクライナに勝利を!ロシアに敗北を!ではありません。
兎に角、一日でも早い停戦を望みます。
それには、やっぱり、プーチンの失脚が、双方にとって、世界にとって、経済にとって、一番、無難な着地点なのかも?