歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

姫路城来たぞ! 観たぞ! 登ったぞ! その② 怪談! 播州皿屋敷! 怪談! 兵庫県知事選挙!

2024年11月19日 | 旅の話し

前回の続きとなります。

2日目、14日の朝、5時ごろに起床し入浴、7時半ごろまでベットに寝転んで、ボンヤリとテレビを眺め、その後、一階のロビー(食堂でなくまさしくロビー)で朝食。

朝食開場はかなり混雑。みなさん特に会話もなく、黙々とエネルギーを摂取中。ボンヤリ摂取中に辺りを眺めていると、蓋つきの透明プラスチック容器(弁当箱)に、ご飯とおかずを詰め込む人を発見。

そうだ! その手があったのだ! 容器に詰めて、混雑をさけ、部屋でゆっくりテレビを見ながらの朝食。前回、新潟で目にし、今度は弁当箱作戦で! と、考えていたのですが、完全に忘却の彼方に。

8時半にホテルを出発。姫路城の開城時間は9時から、ホテルからお城までは30分程度。

地図で確認した時は駅から徒歩5分とあり、とても賑やかそうなイメージを抱いたのですが、向かいは山陽電鉄のガードで、ガード下に並ぶ居酒屋、何となく、うら寂しいと云うか、うら悲しい風景に囲まれた"東横INN新幹線北口店" なのでした。

地図を頭に描きつつ姫路城に向かって歩きます。

道路の向かいに、お菊神社の文字を発見。お菊とは、井戸から出てきて皿を数える幽霊の、 番町皿屋敷? 播州皿屋敷?、あの"お菊さん" の事? 場所の設定は、日本全国津々浦々にあるようです。

Wikipediaによると、

古い原型に、播州を舞台とする話が室町末期の『竹叟夜話』にあるが、皿ではなく盃の話であり、一般通念の皿屋敷とは様々な点で異なる。18世紀の初頭からから、江戸の牛込御門あたりを背景にした話が散見される。1720年4、大阪で歌舞伎の演目とされたことが知られ、1741年に浄瑠璃『播州皿屋敷』が上演され、お菊と云う名、皿にまつわる処罰、井筒の関わりなど、一般に知られる皿屋敷の要素を備えた物語が成立する。1758年に牛込御門内の番町を舞台に書き換え、これが講談ものの「番町皿屋敷」の礎石となっている。

「怪談播州皿屋敷」の世間的流布と「姫路城築城」の歴史が、それなりに、時代的に重なっているようです。それにしても、お菊さんの怪談話は創り話です。

世界遺産の城内に"お菊の井戸"があったり、公式パンフレットに記載したり、これでは、歴史的事実と、作り話を、ごちゃ混ぜです。それでも、所有者の文部科学省は問題にしていないようです。

当日も、小学生の集団が見学に来ていました。先生たちは、この事を、どう説明しているの? たぶん、質問が無ければ、"お菊の井戸"の前は黙って素通り。

うん、まあ・・・、そこは・・・、お堅く考えず、お菊さんの井戸は、世界遺産に含まれて居ないようですから、賑わいの一つとして、話のタネとして、それは、それで、よいと考えることにします。

怪談ついでに、衆議院選挙と同一投開票と勘違いしていた、17日投開票の兵庫県知事選挙の結果ですが、こちらも、お菊さん以上に、怪談めいた結果でした。

因みに、市内を歩いて見かけた選挙ポスター掲示板は、大手門前の大駐車場の脇だけでした。実は、駐車場に出入りする観光バスを狙って撮ったのですが、ポスターは後で気が付きました。 

拡大してみると、上段の右から2番目、清水氏の隣が、"さいとう元彦氏"のポスターのようです。

県議会で全会一致で失職した知事が、何と何と、再選されたのです。怪談です、珍事です、予想外です。

そも、そも、ですよ、この騒ぎですが、知事のパワハラとか、おねだりとか、公益通報者保護法に抵触とか、いろいろ言われていましたが。

私としては、自民党の主流派と非主流派の、権力・利権争いが、一番の原因だと見ております。

3年前、5期20年間君臨していた前知事が引退して、後継に前知事の副知事を、自民党の主流派が擁立し、対抗馬に、維新が中心に担いだ斎藤元彦氏に、自民党非主流派が相乗りし、結果、斎藤氏が当選。

そのことから、新勢力の斎藤、維新、自民非主流は、新たなる利権を、主導権を、旧勢力から奪い取るために、県庁舎の建て替え見直しとか、天下りの規制とか、旧利権構造叩き、旧勢力の弱体化を着々と実行。

これに耐え切れず、旧勢力は、パワハラ・おねだりを口実に、主導権の奪い返しを画策。これが、この間の騒ぎの本質ではないかとと思うのです。

そして、そして、結果として、旧勢力の反撃に失敗した一番の要因は、斎藤元彦氏のキャラと、マスコミが連日、連夜、個別会見とか、百条委員会で追及の採り上げ方に問題があったと思います。

兎に角、斎藤氏は、見た目には "いけだか・傲慢・威張り散らす" 暴君タイプには見えず、弱弱しく、自信なさげで、ボソボソと話す、気弱な小役人タイプに映っていました。

質問や、追及に、まともに回答せず、それでも、追及する側の激しさに、視聴者の目に、何か、とても、可哀そうに見えてしまい、同情を誘い、母性本能をくすぐったのです。

街頭演説の映像を見ると、ホントに、ホントに、演説は下手、でも、それが、聴衆には、まじめで、実直で、かわいそうな"被害者"に見えてしまったのでした。

それにしても、立憲、国民、自民反主流の応援を受けて、立候補した稲村和美氏ですが、斎藤氏の当確を聞いた後、"選挙中、私は、何と闘っているのか分からなくなった" と語ったのです。

私としては、あなたは、保守勢力の掌の上で、権力闘争の駒として、踊らされていたのです、と、申し上げます。

立憲と国民、背後には連合がいます。大企業と公務員組合の寄り集まりです。彼らも、斎藤一派に、天下り規制の攻撃を受けていました。利害は一致していたのです。関西は商人の街、反公務員感情が強いようです。

▽斎藤元彦(無所属・前)111万3911票 当選
▽稲村和美(無所属・新)  97万6637票
▽清水貴之(無所属・新)  25万8388票
▽大澤芳清(無所属・新)    7万3862票
▽立花孝志(無所属・新)    1万9180票
▽福本繁幸(無所属・新)    1万2721票
▽木島洋嗣(無所属・新)       9114票

立花孝志氏の選挙運動は、斎藤擁護一点に絞った、公選法に反するような活動をしていました。彼は、"選挙ゴロ" のような、こんな活動もやるのです。

兎に角、播州皿屋敷の土地で、負けず劣らず、怪談めいた知事選挙でした。

因みに、裏金脱税5人衆のひとり、西村康稔氏(兵庫9区)は斎藤元彦氏側を応援していたようです。

話が、逸れてしまいました。

姫路城の話は、次回とします。

それでは、また。

 

 

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姫路城来たぞ! 観たぞ! 登ったぞ! その① ライトアップされた姫路城の撮影は断念で残念! 

2024年11月16日 | 旅の話し

13日、行って来ました。

茨城空港、15時25分発のスカイマーク185便で神戸空港へ、空港からはポートライナーで三宮、JR山陽本線に乗り換え姫路、と、なります。

夕方の18時ごろに姫路到着としたのは、1日目はライトアップされた姫路城を撮影し、2日目に9時の開場と同時に入場。姫路城の見学が、午後の方が混雑するのでは?との、判断からでした。

この日、余裕を持って1時に我が家を出発、14時20分頃空港到着。搭乗者用の駐車場は、第一駐車場は満車、第二駐車場は空き有の表示でしたが、ほぼ満車状態。

一日、一桁位の離発着便? しかないのに何故か満車状態。同規模の見学者用の駐車場も、それなり満車に近い状態。

空港ビルに向かいます。人の影はまばら。

搭乗手続きの際に、係の女性に駐車場の疑問をぶつけると、"長期間の駐車がかなりあるようです"との回答。

"駐車場無料" が茨城空港の"最大の売り"ですから、満車で搭乗に間に合わない、何て事態が発生するまでは、この状態が続くのです。

ホント、茨城空港をご利用に際して、ギリギリに来ると、空きを探して、場内をぐるぐる巡り、ハラハラ・ドキドキで、旅行を前にして、精神状態に悪影響がでますのでご注意ください。

時間があるので展望デッキに向かいました。こちらも人影は疎ら。以前、ここには、自衛隊の警務官と思しき方が1名、私服で手を後ろに組み、脚を肩幅程度に広げ、背筋を伸ばして前方を警戒していました。

茨城空港は、航空自衛隊の百里基地に間借りしているのです。左手前方に基地の建屋、航空機などが見えるのです。以前、それに警戒してか、ガラス面の左方向は視界が遮られる、偏光ガラスがはめ込まれていました。

しかし、しかし、今回、ガラスはふつうのガラスに変更されていました。見学者の苦情もかなりあったのでしょう。そもそも、偏光ガラスは自衛隊側の、考えすぎ、末端の指揮官の過剰防衛反応?

戦闘機の爆音を聞きつつ暫し休憩し、予定時間どうり機上の人となりました。それにしても、久しぶりの離陸時の急加速、急上昇、旋回は、あまり気持ちよくありません。

暫くして、機長から、"天候、気流状態は良いので、ご安心ください、旋回中や、降下時は機体が揺れますが、それ以外の通常航行時においても、気流の関係で揺れることがありますので、シートベルトは常時締める事を御勧めします。なお機体が揺れても、航行には問題ありませんので、ご安心ください" とのアナウンス。

それでも、やっぱり、ガタガタ・ゴトゴトの振動は不安になります。飛行中は空を飛んでいる事を意識しないようにしていました。

途中で富士山が雲の上に頭をだしていました。この日、座席は"3C"で、進行方向左側、前から3列目の通路側でした。窓側には同年齢程度の男性が、間は空席。身を乗り出してパチリ。ピンボケ富士山。その後は雲ばかりで何も見えず。

一時間ほどで着陸。窓側の男性、機体が停止したところで、"ヨカッタ!無事到着しましたね"と、私に話しかけてきました。そうですね!と答える。

この飛行機に乗って空を飛んできました。運賃は7千円、安い。夕陽に染まる滑走路とボーイング737-800型の機体。

空港ビル内を歩きつつ、不安を抱きつつ、ポートライナーの入り口を目指します。以外に乗車口は解り易く迷いませんでした。

しかし、しかし、乗車券の買い求めるのには、それなりに緊張し、それなりに迷いつつ、タッチパネルを操作して、無事に三ノ宮までの乗車券を340円で購入。

空港からの乗客は少なく、途中からはそれなりに混雑してきました。

沈む夕陽を眺めつつ三宮に向かったのです。水平線に見えるのは、もしかして、淡路島? 乗車時間は10分程度で三宮。

三宮から姫路までは新快速で、途中駅を幾つもすっ飛ばして4~5駅で到着で990円。乗車時間は40分ほどだった?かと。

夜の姫路です。思っていたより大都会。三十数年前の記憶はほとんど消え去っています。 

今夜の宿は、"東横INN姫路駅新幹線北口"に泊まります。ここで、またしても、宿泊手続きは、セルフのタッチパネル方式。わたくし、途中で、これはどうなってるの!と叫び、従業員のお兄さんにバトンタッチ。

いつもどおり、お部屋は狭く、天井は低く、一泊朝食付き7千円ですから、文句は言えません。

ライトアップされた姫路城の撮影は、遠くから眺めるだけと予定を変更し、飲み屋を目指します。

ホテルの前にあった串揚げ屋のドアを開けます。カウンターが5~6席、テーブルが2脚の小さな店。客は居らず、主人はカウンターに座って新聞を見ていました。

先ずは、"地蔵セット"を注文。そのあとは5~6本串揚げを注文し、レモンハイを4~5杯飲んで、主人とぼそぼそ世間話をして、一時間ほど居て料金は4千数百円。

美味くもなく、不味くもなく、素人ぽい料理でした。しかし、客は誰一人訪れず、結果として、静かに、のんびり飲めたので、これは、これで、ヨカッタと思いました。

ホテルに戻り、歯を磨き、ふろに入り、ベットに潜り込んだのですが、なかなか寝付かれず、テレビをボンヤリ眺めつつ朝を迎えました。

本日は、これでお終い。

 

それでは、また。

 

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