東京ゲートブリッチのお話が終わっていないのですが、“G7科学技術大臣会合”のお話です。
兎に角、地元のつくば市開催ですから、それなりに興味は多少あるのです。でも、しかし、最近は、旺盛だった好奇心が、何か、とても、失われつつあるような・・・・・・。
以前であれば、迷うことなく、カメラをぶら下げ自転車に跨がり、国際会議場に飛んでいったと思うのですが、昨日は、朝寝床で、暫く迷った末の決行でした。
それでも、青い空を眺め、白い雲を眺め、ペダルを漕いでいるうちに、“G7科学技術大臣会合”への興味が、それなりに湧いてくるのです“自転車効果”です。
自転車効果を自覚したのは、今から40数年前、20代の頃です。その頃、会社に行くのが辛かったのです。仕事が、と云うか、働くのが嫌いだったのです。
電車通勤でしたので乗って居れば、自分の意志と関わりなく、会社に近づいて行くのです。ある時から、自転車通勤を始めました。混雑した電車に乗るのが苦痛だったのです。
家を出てから50分程で会社に着きました。電車通勤と変わらないのです。因みに、赤羽近辺から新宿近辺まで、裏道を辿り約13㎞の道程。
それで、晴れの日も、風の日も、雨の日も、自分の意志でペダルを漕ぎ、自分の意志でハンドルを切り会社に向かっていると、段々と、少しずつ、それなりに、仕事に、働くことに前向きになるのでした。
話しが、かなり、昔話に逸れてしまいました。
それで、“G7科学技術大臣会合”のお話ですが、ペダルを漕ぎつつ、そう云えば、日本の科学技術の担当大臣は誰だった? 科学技術大臣なんて!ポストはあったけ?
省庁の統合で昔あった科学技術庁は、もう無いの?・・・、何てことを考えつつ、国際会議場を目指します。
大通りから脇道に入って、やっと、それらしい立て看を発見。もっと、もっと、いっぱい、幟とか、立て看とか、横断幕とか、万国旗とか、いろいろな飾り付けがあると思っていたのですが、その辺はかなり地味な印象。
国際会議場が見えて来ました。警備の警察官も現れました。
NHKの中継車も待機しています。
G7旗が風に舞っています。G7は・・・、アメリカに、イギリスに、フランスに、ドイツに、イタリアに、え~と、カナダ! そして日本ですね。
会場の脇に設置されたテントの前には、高校生?中学生?の集団が居ます。
国旗を確認すると、7本で、日本の旗はありません、でも7本、よく見ると、端っこにEUの旗が、そうでした、EU代表が参加しているのです。こういう時、主催国の旗は立てないようです。
会場の国際会議場周囲は、思ったより警備は目立ちません。まあ、科学技術会合に反対する集団の抗議行動や、ましてや、テロ集団の標的になることなど考えられませんから、この程度の警備態勢でOKなのです。
因みに、こちら以前撮った会議場の一階ホールです。因みに、この日、ガラスには目隠しのフィルムが貼られ内部を見えなくしてありました。
表だけではと思い、裏手に回ります。居ました、走る自転車ポリス2名!トイレ前に立ち番する男女混合自転車ポリス! 女性と云うより、女の子のポリスが、とても、とても、可愛かったです。
それで、ここまで来る間、十数人の、いろいろなポリスに、いろいろなガードマンに、笑顔でコンニチワ!と声を掛けられました。
以前、ちょっと耳に挟んだのですが、スーパーや書店で、怪しい奴には声を掛けることで、犯罪を未然に防ぐ効果が、有るとか、無いとか・・・、そういえば、何か、私だけ声を掛けられていたような?そんな気がしてきました。
ひげ面で、サングラスで、キョロキョロして、あちら、こちらにカメラを向けていれば、それは、やっぱり怪しいのです。
それで、会議場裏手の公園には、地上ではレーダーが上空を監視し、上空では気球が地上を監視して、さすが科学技術会合です。レーダーは三次元レーダー? ドローン攻撃とか、ミサイル攻撃に鉄壁の守り?
それにしても“SECOM”は、こんな装備も持っているのです。
国際会議場は“鉄のフェンス”に取り囲まれ鉄壁の防御体制。
首から証明書をぶら下げた、関係者とか、参加者とか、裏側の隅の入り口から会場に入っていきます。
私は、そろそろランチタイム。公園の側のスーパーで、ランチパック(タマゴとツナマヨ各一個)と、500ミリリットルの発砲酒を購入。
公園のいつものベンチで、会議場を、レーダーを、見つめつつ、ゆっくり頂きます。
可愛い自転車ポリスが笑顔でコンニチワ!と声を掛け通り過ぎていきました。
ランチタイムを終え、辺りを一周して帰路に着きました。
それにしても、何か、G7で、国際会議で、大臣会合とか、そんな、大袈裟な雰囲気は感じない、とても、とても、地味な催し物だった!と、思いつつ帰路のペダルを漕いだのです。
今朝の新聞の茨城版には、それなりの記事が載っていました。
それによると、午後から始まったようで、中高生千人が参加とか、ドイツや、カナダの、科学技術担当の閣僚らが出席とあり、その他の国は大臣とか、閣僚とかのレベルは出席していないような表現になっていました。
因みに、ドイツは“ヨハンナ・ヴァンカ教育研究相”、カナダは“カースティー・ダンカン科学相”とありました。
掲載された写真の中央には、あの“ロボットスーツHAL”で有名な、つくば市の会社“サイバーダイン”の社長が写っていました。
そして、そして、写真の端っこには、我が日本の科学技術担当大臣は“島尻安伊子氏”、そして中央寄りの隣には、米国政府関係者との注釈があり、米国は単なる政府関係者を派遣してきたようです。
参加国は科学技術会合には、それほど関心が無い様子、まあ、日本でも、茨城、それも、つくば市民、それも、一部の関係者しか関心は無いので、致し方ないのです。
それにしても、NHKは中継車を派遣したのですが中継したの?まあ、NHKのニュースは、朝の7時と、夜の7時の、冒頭のさわり部分しか見ないので、なんとも云えませんが・・・。
兎に角、会議は、今日と、明日と、続くのです。
次回は、東京ゲートブリッチの最終回です。
それでは、また。