新年も明けて、本日は12日となりました。
ブログの更新が、もう、なんか、かったるくなりつつある、きょうこの頃です。
このままでは、ぼけてしまう! 何か! 書かねばァ!と、思いつつ頭を叩きつつ、PCのキーを叩きつつ、画面を睨みつつ、思いを巡らしつつ、コーヒーを啜りつつ、時折窓の外を眺めています。
まあ、わたくし、体力には自信があるのですが、68歳にもなると、いろいろな事に対する反応が近頃は、かなり鈍くなっていると、それなりに自覚しつつあるのです。
世間様が、どうであろうと、そんなことは、知ったコッチャ無い!関係無い!旨い酒が飲めればそれでイイ!何て、ことになりつつあることに、それなりの危機感を抱いたりしているのです。
兎に角、いろいろな世間の出来事に、それなりに反応して、思いを綴ることで、脳の活性化を図らなければ!と、何て事で、今年もブログの更新を!と考えるのであります。
なんか、どうも、今年の抱負みたいになってしまいました。
と、云う事で、去年の終盤にかけて、マスコミを賑わせた、あの、神戸製鋼とか、日産自動車とか、富士重工とか、三菱マテリアルとかの、品質データ改ざん、無資格検査とかについて、一言、綴りたいと思います。
それで、中小零細企業を品質管理で渡り歩き、糊口を凌いできた身として、他人事では無いのです。
何を隠そう、わたくしも、データの“改ざん”、“でっち上げ”、には、それなりに手を染めてきたのです。
まあ、扱っていた製品が、製品ですので、命に関わるような、致命的な事には繋がらない、どうでもイイような、隅っこの部品でしたから、罪の意識はまったくありません。
ホント!「不良対策書」では、嘘をたくさんつきました。ゴメン!反省!
それで、一連の報道で流れた“特採”と云う言葉が、とても、とても、懐かしい響きでした。
規格には外れているが、使用上には問題無いとして、規格外の製品を特別に採用する特例処置ですが、わたくしも、勝手に“特採”を個人的に行ってきました。
使用上に問題がある可能性が考えられる場合は、納入先に「特採申請書」を提出していました。物によって、内容に寄っては“特採品”は通常の納入価格より下がることがあります。
特採をくり返すと、それなりに許容範囲は判ってくるのです。それと、購入する側も特採申請に対する社内手続きも面倒なので、それなりに、暗黙のルールができあがっていくのです。いわゆる“忖度”となるのです。
日産、富士重工の無資格検査ですが、最終の完成品検査で、不合格となるよう車は、まったく無いと思うのです。
不良品は見つける努力よりも、造らない努力です。今時、最終検査で引っ掛かるような生産技術力では生き残れません。
ここで、話しを大きくします。
すべての問題は惰性と、製造現場の矜持の喪失です。
高度成長時のルールをいつまでも、いつまでも、くり返している内に、すべてが形だけとなり、疑問を抱かず唯々くり返しているうちに、ルールの意味を考えなくなるのです。
人間なんてモノは、毎日、毎日、同じ事をくり返していると、いつしか何も考えなくなるのです。形だけになるのです。
そして加えて、新自由主義で野放しの資本主義で、製造現場は軽視され、現場の人間も仕事に誇りが持てなくなり、製品に対しても責任感が喪失して来るのです。
いままでどうりに、決められた作業を、それなりにやっていれば、問題無しとなってしまうのです。
現場管理者も、現場が特に問題としていないから、問題無いと解釈するのです。そして、経営陣も現場の技術的問題には関心は無く、唯々利益追求で、視線は株主に向けられているのです。
そして、製造現場は、いまでは、誰がやっても、一定の品質が維持されるようになっています。ですから、製造現場は海外に移転されるのです。
そして、近い将来には、無人化される事でしょう。
無人化すれば、人件費はゼロです。年金も、健康保険も、退職金積み立ても、労働基準法も、みんな関係無くなるのです。
そんな、無人化移行期の製造現場に誇りを持つことは、とても、とても、困難です。
ですから、そんな、こんなで、データ改ざんも、無資格検査も、まあ、こんなもの、何て、事になるのです。
と、云う事で、すべては、過去の惰性と矜持なのです。
それで、政治もです。過去の惰性と矜持の喪失で、まあ、こんなものと、諦めで“自民党安倍一強”になるのです。
もう、ホント!安倍チャンの顔は見飽きました。
もう、そろそろ、自民党も“包み紙”を変える時期と、思い始めた気配がする、きょうこの頃です。
話しが広がってきました。
このあたりで閉めます。
それでは、また。