普天間問題で社民党が政権から離脱した時、国土交通副大臣であった彼女も辞任し、国土交通省を去る時、涙を流して前原大臣と抱き合ったシーンを思い出します。
あの時の前原氏との“堅い抱擁と涙”、これは、きっと、何かが起こると思ったのです。もう、あの頃は、野党の辻本から政権与党の辻本に変わっていたのだと思います。
政権与党で副大臣を経験し、権力の魅力?魔力?で、これまで眠っていた欲望が目覚めたのでしょう。
確かに、自らの判断で現実政治を動かし、具体的な成果を目の前にすると、これまで、その様な事に無縁であった野党の政治家は、かなりの満足感、達成感に、自己陶酔してしまうのかもしれません。
兎に角、これで、社民党の崩壊消滅は加速されることでしょう。もともと、とっくに、社民党は歴史的使命を終えた“残骸政党”でした。きれいさっぱり消えたほうが、とても、すっきりして分かりやすくなると思います。
社民党が消える事で、共産党が社民主義に近づく条件が整ったと思います。元々、同じような看板を掲げた政党として、とても分かりづらかったのです。
共産党と社民党の不毛な対立で、互いにエネルギーを無駄に消耗していましたし、選挙での死票も減ります。
でも、社民党の右側は問題なく民主党に吸収されますが、左側は共産党に吸収される事はなく、消えてしまうのでしょうか・・・・・・。
でも、そもそも左側って、私には良く見えません。どんな人達が、どんな志を掲げて、どんな活動をしているのか?
そもそも、社民党は、その筋、その業界の一部にしか見えない政党でした。
何で、あの、指導力も、政策発信力も、人間的魅力も、外見的魅力も、何一つ無い、福島瑞穂に、何故、いつまでも代表をやらせているのか?不思議な政党です。
社民党がいまできることは、消滅して、政党乱立状況をスッキリさせ、政策的対立軸を少しでもスッキリさせる事です。
護憲平和の看板は共産党にすべてお任せしましょう。社民党が消滅することで、共産党は共産主義の看板を下ろし易くなることでしょう。
それでは、また明日。