先だって、牛久市教育委員会に質問を送った件は、3月6日記事にしましたが、その回答が、やっと、3月25日に届いたのです。
---引用開始---
****様
女化の道標について3月6日にご質問いただいた件ですが、不明な点が多く現段階では、回答を用意することができませんでした。
つきましては、4月に行われる“文化財保護審議会”に調査を依頼する予定ですので、回答をもう少しお待ちください。よろしくお願い申し上げます。
牛久市教育委員会 生涯学習課 **
---引用終わり---
牛久市にも、文化財保護審議会があるのです。最初の“裏表”に関する質問の時は、
“詳しい方や茨城県文化課と検討し、正式な向きを掌握してまいります”
との回答でしたが、やっと、2回目の質問で、やる気を起こしたようで、“牛久市文化財保護審議会”が動き出したのです。
そんなこんなで、道標の様子が気になり覗いてきたのです。
それで、この日は、その場の思い付きで、遂に!大胆にも!独自!の“調査活動”を実施し、新しい事実を発見したのでした。
それで、調査活動なのですが、道標の埋もれている文面を、発掘したのであります。
発掘活動は、道標の足下を被う枯れた雑草を引き抜き、土を靴で踏み固め、道標を5㎝ほど露出させたのです。
この調査の目的は、「左側」に“右わかしば”、「右側」に“左りゅうがさき”と刻まれている問題です。
説明板の文面を図にすると、こう云う事になります。
“右わかしば”を「左側」に刻み、“左りうがさき”を「右側」に刻んであると、云うのです。不自然だと思うのです。そこで、「右」は「左」の間違いでは? 「左」は「右」の間違いでは、と思ったのです。
どうですか? “右わかしば”と読めますか? 「右」誤りで、正しくは「左」と刻まれているのでは?
ちょっと修正して見たのですが、「左」と読む方が違和感が少ないのでは?
それでは、“左りゅうがさき”は、と云うと、
どうでしょうか? 「右」と読めませんか? 書き順から云えば「一」の横棒が先で「ノ」の縦棒が後になって、「左」の書き順になっています。
でも、しかし、大正時代に教育を受けた母は「右」と読みました。書き順も「横棒→縦棒」だと、断固主張しています。
“ああじゃない!、こうじゃない!”と、親子で協議の結果、これは「右」に間違いないとの見解に至ったのです。
それで、道標の地理的な関係を略図にすると、こうなるのです。
“左”に行けば「わかしば」があり、“右”に行けば「りうがさき」があり、道標との関係は“とてもスッキリ”するのであります。
どうでしょうか、この解釈は、牛久市教育委員会の説明板とは解釈を異にします。
今回、わたくしの質問に対して、牛久市教育委員会は「文化財保護審議会」に調査を依頼するそうです。どのような見解が出るのか楽しみです。
それで、次回は、田宮問題をいろいろと考えます。
“ザルツブルクを歩く”は、お休みです。
それでは、また明日。