歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

都知事選は石丸伸二君が勝ちました ! 蓮舫君は賞味期限切れ !

2024年07月12日 | 世間話し

梅雨と云うのに連日の猛暑、今日からは、それなりの梅雨の空模様となり、暑さも落ち着いてきて、エアコンいらずで、ヨカッタ! ヨカッタ!  ホントにヨカッタ!

最近の楽しみは、大谷翔平のホームランを見ることです。

そして、そして、14日から始まる大相撲名古屋場所。

大の里は、12勝以上で優勝すれば、文句なしで大関に昇進! させるべきです。ねェ! 八角理事長。頼みますよ!

※収穫期を迎えました。自家製は、とても、とても、美味。 

それにしても、都知事選ですが、現職の勝利で波乱なし。

波乱が起きたのは、蓮舫君が石丸君に負けたことです。

蓮舫君ですが、立憲を離党しての出馬ですが、街頭での応援弁士の顔ぶれは、立憲の古参のボス議員?ばかりで、どこが離党?、どこが無所属?の疑問符が付きました。 

石丸君は、選挙戦で具体的な政策は叫びませんでした。具体的な政策なんて、いくら叫んでも、投票に繋がらないことを、彼は、百も承知、二百も合点なのです。

小難しい、七面倒臭い政策は、とても、とても、ふつうの有権者は、理解し難いのです。

"ワンフレーズ・ポリティクス" なのです。

石丸君は、" 東京を動かそう! 東京が変われば日本が変わる!" と叫んでいました。

まあ、彼は、いわゆる、新自由主義者。それも、一周遅れの !

私も、それなりに、都民に取材した結果、"緑の狸"も嫌だけど 、でも蓮舫は、もっと嫌い、で、消去法で、消極的選択で、狸に投票する、との、声を聞きました。

私としては、鼻を摘まんで蓮舫に、と、云いたかったのですが・・・。

蓮舫君は、如何にも、顔も、云い方も、尖がっているのです。一部のコア層には支持されるのですが、多くの有権者に支持は広がらないのです。そして、そして、蓮舫と云う看板は、賞味期限が切れています。

因みに、れいわ新選組、そして山本代表ですが、そろそろ"新鮮"さが失われつつあります。今回の都知事選の、静観は分かりずらかったです。れいわ票の20~30万は、石丸候補に流れたと思います。

れいわ新選組は、次回の衆議院選が、分かれ道になる気がします。当選者が一桁代であれば、もう・・・。

それで、尖っている、と、云えば、石丸君は、顔も、体型も、顔も、目つきも、蓮舫君より、かなり、かなり、数段上の尖がり方です。

都民は、何だか、よく分からないけど、東京を動かし、日本を変えてくれそうに思えたのでしょう。都民は、国民は、兎に角、手垢のつかない、新しい、新鮮な、候補を、政治家を渇望しているのです。

彼は、一応、地方の小さな市での、市長経験者と云う、看板をぶら下げていたこと、SNS界隈での著名人であったこと、そして、三菱UFJ銀行でアナリストとして活躍していたエリート。

この3点で、泡まつ候補を免れました。主張だけを見たら、まさに泡沫候補。

私も、以前より、それなりに、石丸君の、SNS、YouTubeは覗いていました。兎に角、相手を、言い負かす駆け引きには、長けていました。

すべては勝ち負けで、自分の主張を、相手に理解してもらう気など、更々なく、兎に角、相手を言い負かす。これがすべて、それが正義。

彼の人生は、闘って、闘って、勝って、勝って、ここまで上り詰めたのでしょう。敵は、とても、とても、多く、味方は、とても、とても、少ないと思います。

因みに、彼が去った、安芸高田市の後任市長選挙は、反石丸の市長が当選しました。かの泉房穂氏も、市長は一期4年では何もできなかったと云っていました。彼は3期市長を務め、後任は、泉氏の路線を継承される方が当選しています。

兎に角、次点ですから、告発されている緑の狸が、もしも、公職選挙法違反となれば、次点の彼が繰り上げ当選。まあ、いまの検察では、看板にペンキぶっかけられても起訴しませんし、いまの裁判所では、有罪判決は出しません。

そんな石丸君ですが、今後は、テレビなどのコメンテーターとして、お誘いががありそうです。暫くは、名前と顔を売ることに精を出す ?

兎に角、昔の名前で出ている、自民も、立憲も、その他もろもろの政党、議員は、すべて退場して頂きたい、と、思う、今日この頃。

そうだ、古代ギリシャ?かローマ?だったか、議員、首長は、選挙ではなく、抽選で、くじ引きで、選んだそうです。この方が、まともな政治が、行われるかも ?     

まあ、本日も、いろいろと、戯言を綴ってきました。

本日は、これでお終い。

兎に角、大の里の優勝、大関昇進で、琴桜、豊昇龍、三人の横綱取り争いが見たい。

それでは、また。

 

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戦争はヤメロ !  子供たちを泣かすな !  傷つけるな !  殺すな ! ウクライナに平和を!

2024年03月07日 | 世間話し

3年目に突入し、関心が薄れつつあるウクライナ戦争。

EU・NATO諸国は、経済的に、軍事支援的に、"ウクライナ疲れ" が漂いはじめました。

米大統領選では、ウクライナから手を引けと叫ぶ、トランプの再選が、"もしトラ"から、"ほぼトラ"に変化しつつある、今日この頃。

何故か、不思議に、戦争を始めるは民主党政権で、終わらせるのは共和党政権。

民主主義とか、自由とか、奇麗ごとで開戦する民主党。戦争により、経済が、国が、疲弊して、実利的に、銭金的に停戦する共和党 ? 

それでも、毎日、毎日、ウクライナでは、一般国民が、子供が、若者が、老人が、兵士が、爆撃で、ミサイルで、砲弾で、銃弾で、地雷で、負傷し、命を落としているのです。

ロシア側も当然、戦死者、負傷者はウクライナと同じか、それ以上かと思われます。

戦争は、兵力が拮抗していると、どちらも負けないし、どちらも勝てないし、いつまでも、いつまでも、殺し合いはつづきます。

NATO諸国の軍事支援は、ロシアを追い詰めるほどの軍事支援は行っていません。

ロシアもNATOも核保有国、互いに核兵器の使用は世界の破滅で、勝利者のない戦争となることが判っているのです。

核兵器の戦争抑止力は、核戦争への抑止力で、通常戦争の抑止力にはならない事が証明されました。

第二次大戦以降、これまでの戦争は、ほぼ非対称の戦争でした。今回の "ロシア対NATO" のウクライナ戦争が初めての、戦力が拮抗する、大国どうしの通常兵器での戦争。

世界は、いまだに、争い事の解決手段として、武力が物言う戦国の世。

即時停戦しかありません。戦況は、まさに膠着状態で、消耗戦で、死傷者が増え続けるだけで、何も解決しません。

そもそもです、ソ連邦崩壊後、旧ソ連邦の諸国が、EUに、NATOに、続々と加盟し、遂にロシアの隣国ウクライナにまで迫り、このままでは、次はロシア、と、プーチンは追い詰められ、そして、短期制圧できるとしてウクライナに侵攻を開始。

そもそもです、NATO諸国、特に英米は、プーチンを挑発して、ウクライナに侵攻させ、ロシアを侵略者として、民主主義の、自由の、敵として、経済制裁で世界から孤立させ、締め上げ、プーチン体制を、ロシアを、弱体化できると踏んでいたのでした。

世界は、ロシアへの経済制裁に参加しませんでした。参加したのは、NATO・米国と、その "手下的" な国だけでした。

どちらの思惑も外れたのです。ホントに、昔から言われるように、戦争は始めるのは容易いが、終わらせるのは、とても、とても、困難なのです。

そして、そして、戦争が、いつまでも、いつまでも、つづくことを願う戦争商人・武器商人の存在が、事をややこしくしているのです。

兎に角、戦争はヤメロ !  子供たちを泣かすな !  傷つけるな !  殺すな ! 

正義の敵は、もう一つの正義。

日本は、どちらにも加担するな !

 

いろいろな国の、いろいろな立場の、いろいろな人々より、語られ始めた停戦条件案。

EU・NATOに加盟しない とする、ウクライナの "永世中立化" です。

問題は、非武装か、武装中立化です。

兎に角、武器をおき殺し合いを止め、停戦交渉です。

もう、それしかありません。

今年こそ、ウクライナに平和を !

 

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演歌の女王八代亜紀は邪馬台国の女王卑弥呼の生まれ変わり? そして徒然草で ! 原節子 !

2024年01月10日 | 世間話し

今年初めての更新です。

この間は、 世間では、クリスマスで、年の瀬で、お正月でした。

こちらは、とても、とても、代り映えしない日々を送っています。

それと、5日には74歳となり、後期高齢者へあと一歩。

それにしても、1月1日の能登半島地震には驚きました。

誰しもが、いつの日か、災害当事者になる、そんな災害列島に暮らす現実を、年の初めに、思い知らされるとは、何という年明け。

それにしても、"災害は忘れた頃にやって来る" は、いつの頃からか死語に?  天変地異が多発する日本列島、地殻変動の活動期に突入した ?

我が日本列島では、"気候変動" よりも "地殻変動" が、最大の脅威だと、思ったりしています。

能登半島地震、そして、ほぼ同じ年齢の八代亜紀さんの死亡報道。去年から膠原病治療のため活動休止は知りませんでした。

『人は、ただ、無常の、身に迫りぬる事を、心にひしとかけて、束の間も忘るまじきなり』・・・徒然草第四十九段

に想いを馳せる今日この頃です。

この世には永遠不変はなく、人の命もかならず死が訪れる訳ですが、そのことを常に忘れずに生きている方は、とても、とても、限られると思います。

まあ、私のような、フツウの人は、死を意識したとしても、焼酎をかっ食らって酔っ払い、寝床に潜り込むだけです。

『徒然草』の有名な序段、

『つれづれなるまゝに、日くらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ』

「つれづれなるままに」とか、「心にうつりゆくよしなごと」とか、「そこはかとなく」とか、「あやしうこそ」とか、言葉の響きが、とても、とても、心地よいです。

うん。私のブログも、内容は別に置いといて、それなりに、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きなぐっているのでした。

『徒然草』は、室町時代、権力闘争の渦中で、宮廷に仕えていた"吉田兼好"が記した「君主論」との説もあるようです。

六百有余年の時が流れても、人の世は、人の思いは、それほど変わらないようです。

現在、権力闘争の渦中にいる、岸田文雄殿、『徒然草』をひもといて、"来し方行く末に想いを馳せては" 如何ですか?  もしかして、巷に流れる3月の訪米後の退陣は、それなりに決断されたのでしょうか?

それで、話は八代亜紀さん戻り、"魏志倭人伝" なのです。私は邪馬台国九州説で、その中でも、熊本説なのです。

熊本出身の八代亜紀さんの、佇まいに、容姿に、歌声に、妖しさに、女王"卑弥呼"を感じていました。特に容姿は、妖しい巫女そのものでした。

古代、邪馬台国の女王、鬼道に仕え、大衆を惑わす卑弥呼と、現代、演歌の女王八代亜紀も、鬼道に仕え? 大衆を惑わす?  千数百年の時を越えて、熊本で繫がっているのです。

ここまで、年の初めの驚きの出来事を綴りましたが、驚きついでに、三つ目の驚きなのです。

それで私、去年の4月ごろ? から新聞の購読を止めたのですが、それまで、1時半から2時半後に目を覚まし、朝刊を1時間ほど読み、また眠る習慣があったのです。

新聞購読を止めてからもその習慣は続いています。新聞の代わりに、本棚から古い本を引っ張り出し読むことにしているのです。それで、今読んでいる本は『映画で世界を愛せるか』です。著者 佐藤忠男 岩波新書 1989年1月29日 第一刷発行

そのなかで、驚きの文章を発見。

『西洋人の映画評論家で原節子を美人と思うかと聞いて、"イエス" と答えてくれる人物に私はまだ会ったことがないのである。はっきり"美人だとは思わない" と云うか、"美人ではなく家庭的だから小津作品にはぴったりだ。だから好き" などと言い、なかには "小津映画は完璧だが、主役の女優に美人を起用しないことが不思議だ"と言う、とんでもない事を抜かす奴までいるのである』

新しい西洋的美人としての、日本人の評価と、西洋からの評価とは、これほどまでに違っているの? と云うか、違っていたの ?

西洋人のこのような原節子に対する評価は、これまで、一度も、目にし、耳にしたことがありませんでした。

その筋では、それなりに知られていた話で、しかし、国内での原節子への、小津作品への評価を考え、敢えて、その筋では、タブーとしてあまり語られてこなかった?

まあ、美人の評価は、それなりに、国により、時代により、変化するものですから、そんなものだと、納得する次第。

はい、年の初めの、三つの驚きでした。

今年も、よろしくお願いします。

 

それでは、また。

 

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ゾルゲ事件でユダで「ベニスの商人」と「アンネの日記」でパレスチナの難問 !

2023年11月10日 | 世間話し

最近、本棚の隅から、赤茶色に変色した『生きているユダ』を見つけて、読みなをしました。

昭和52年(1977年) 5月20日発行(三刷)の角川文庫ですから、40数年を経てから再読。

単行本として出版されたのは昭和34年(1959年)です。

「ゾルゲ事件」で検挙され処刑された、尾崎秀実(ほつみ)の異母兄弟である、弟の尾崎秀樹(ほつき)…1928年ー1999年…が著者。

それにしても、タイトルに使われている「ユダ」ですが、キリストを裏切ったことにより、裏切り者の代名詞として "ユダ"の表現。現在では、ほとんど耳にも、眼にも、しなくなりました。

無くなったと云えば、同じく、シェイクスピアの戯曲で、人肉を担保にとった、ユダヤ人高利貸しシャーロックが登場する、『ヴェニスの商人』も、現在では、ほとんど耳にも、眼にも、しなくなりました。この話は、子供向けの童話的なものとして、昔はかなり一般的に普及していた気がします。

ベニスの商人が消え、裏切り者の代名詞ユダの表現が消え、そして、その後、ナチスの残虐非道の犠牲となった、ユダヤ人の象徴としての少女のお話「アンネの日記」の世界的に普及。

これらは、かなり、かなり、イスラエルによる、情報戦略の匂いを感じます。彼らは、こういう方面で、かなり、長けています。

欧米では、金融・経済・学者・ジャーナリスト・映画演劇等々にユダヤ人が幅を利かせ、世の中に対して、大きな影響力を持っていると言われています。

特に、米国では政界への影響力は絶大だと云います。そのことが、米国のイスラエル政策に大きく影響していると聞きます。

今回の、パレスチナに対するイスラエルの行為は、明らかに"ジェノサイド"そのものだと考えます。それでも、"人権・人道"を掲げる米国が、イスラエルを外交的に擁護し、軍事的にも支援しているのです。

イスラエルは、ハマスの奇襲攻撃に対する自衛権の行使として、ガザへの攻撃を正当化しています。しかし、明らかに、過剰で、無差別的な武力行使です。

10月7日のハマスによる、イスラエルへの奇襲攻撃を起点にして、物事を判断すべきではないと考えます。数十年の、パレスチナとイスラエルの歴史的経緯のなかで、今回の事態を捉えるべきです。

今回のハマスによる奇襲は、これまでの歴史的経緯、そして、日常的に行われているイスラエルによる、パレスチナへの侵略への、正統な抵抗権の行使だと考えます。

どちらにしても、犠牲になるのは子供たちです。子供たちだけでも、全員避難させてほしい。

それにしても、イスラエルの一部高官は、子供はいずれテロリストになると公言しているそうですし、パレスチナは、パレスチナで、イスラエルは国民皆兵で男も女徴兵され、イスラエルに民間人はいない、居るのは、軍人と元軍人、これから軍人になる人間だけと云っているそうです。

2千数百年前に、パレスチナを追われ世界に散っていたユダヤ人、約束の地として、神に選ばれた民として、ナチスの被害者・犠牲者として、パレスチナの地にイスラエル国家を建設するユダヤ人。

ユダヤ人国家建設の為に、パレスチナの地を追われた、国家を持たない、被害者、犠牲者のパレスチナ人。

悲しいことに、宗教が絡む争いは残虐なものとなります。そのなかでも、神はただ一つとする一神教の、ユダヤ教とイスラム教の対立は、より残虐な争いとなります。

イスラエルの後ろにいるアメリカ、パレスチナの後ろにいるアラブ諸国。そして、中国、ロシアも、絡んで、まさに、まさに、答えの無い、拗れに、拗れた、縺れに、縺れた、捻じれに、捻じれた、とてつもない難問。

2千数百年の背景がある難問は、答えを導き出すのに、今後、2千数百年の年月が必要なのかも知れません。

話が、いつものように逸れてしまいました。

ゾルゲ事件で、「生きているユダ」です。ゾルゲも、秀実も、そして秀樹も、コミュニストです。コミュニストと云えば、マルクスとなり、マルクスはユダヤ人でした。

秀樹も、その事は、当然、知っていた筈、それでも、裏切り者の代名詞として「ユダ」を使っているは、とても不思議だったので、脇道にそれてしまったのです。

それで、ゾルゲ事件は太平洋戦争に突入する前夜の昭和16年(1941年) の秋、東京で、リヒャルト・ゾルゲ、 尾崎秀実ら5名が、治安維持法、国防保安法、軍機保護法等違反で検挙され、当時、「国際諜報団事件」として世間の注目を集めた事件でした。

事件が起きたのが、戦前で、今から82年前の事ですし、単行本の出版は、事件が起きてから18年後で、私が読んだ文庫本の出版は36年後です。

ゾルゲ事件を、それとなく耳にし、眼にし、それなりの記憶のある、興味関心を抱く年代は、70代の私たちが最後かと思います。

何で、また、今頃、読み返したの ? との疑問を抱く方も、いらっしゃると思います。

それは、世間の一部が、タモリが、森田一義が、"新しい戦前"として、あの頃と、いま頃との時代状況が、空気が、どこか似てきていると、云われ始め、感じ始め、思い始めたからだと思います。

それで『生きているユダ』主題は、著者である尾崎秀樹が、ソ連のスパイとして検挙された兄の尾崎秀実の、検挙の「端緒を提供した」と言われた"伊藤律"を追及していくドキュメント。

伊藤律(1913年ー1989年)は戦前からのコミュニストで、戦後も日本共産党の政治局員になった人物です。1953年に"階級的犯罪行為"により除名処分。

それで、「伊藤律スパイ説」ですが、以前より、いろいろな人から、いろいろと否定する、いろいろな文献が発表されています。

近年、伊藤律の遺族や、伊藤律の「名誉回復を求める会」等が、松本清張の伊藤律スパイ説をとる「日本の黒い霧」の該当部の出版取りやめを求めたりしているのです。

2013年、文春編集部の責任で『日本の黒い霧』の該当部に伊藤の証言の引用とスパイ説を否定する文献への参照を促す注釈を、編集部の責任で入れることを決めたそうです。

そんな、こんなで、本日も、あっちに、こっちに、と、いろいろと書き散らしました。

 

それでは、また。

 

 

 

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語り継いでも! 祈っても! 誓っても! 後の祭り! そして中国の皇帝 !

2023年08月31日 | 世間話し

岸田自公政権は、原発事故"汚染水"を、"処理水"として海水で薄め、海洋への放出を始めました。

これは、これで、問題なのですが、これに対しての中国の反応が、とても、とても、過剰に、異様に、見えるのです。

そもそも、中国が、これまで、こんなに環境問題に敏感な国にだったでしょうか?

これは、どう見ても、どう転んでも、米中の対立で、米国側に立ち、7月23日より施行した、半導体製造装置等の輸出規制に対する報復措置に見えます。

そして、そして、中国は日本よりも多くの原発を保有し、稼働している国です。明日は我が身です、放射能汚染は他人事ではありません。まずは、自国の原発を停止しましょう。

それにしても、中華人民共和国は、"中国共産党"による"一党独裁政権"から、"習近平"による"ひとり独裁政権"に変わりました。まさに、習近平は"皇帝"となりました。やはり、中国は"秦の始皇帝"いらい皇帝の続く 国。

習近平皇帝が権力を掌握した時を同じくして、中国経済は、成長が止まり、インフレからデフレ経済に、出生数が減少し、少子高齢化で、人口が減少が始まり、成長から停滞のサイクルに入ったようです。

ひとり独裁ですから、成功は習近平ただ一人のお陰、失敗は習近平ただ一人の責任。これって、もしかして、中国共産党の深謀遠慮かも?

責任の矛先を中国共産党ではなく、習近平個人に向かわせ、共産党は生き延びる作戦? 

まあ、よその国の事は、よその国の国民が決める事で、余計なお節介、失礼しました。

我が国のお話をします。

8月は、きょうで終わります、8月は、マスコミ恒例の戦争を、平和を、考える月。第二次大戦の、太平洋戦争の、悲惨さを語り合い、二度と戦争のない、平和な世の中を、願い合う、誓い合う、日となっています。

悲惨な経験を語り継いでも、神様、仏様に、祈っても、誓っても、戦争を防ぐ事はできません、屁の突っ張りにもなりません。

そも、そも、ほんと、もう、将来の歴史家から、今は"後の祭り段階"と評価される、かも知れません。

こんなことを、もう一度繰り返すのかも ?

“15歳の志願兵” ① 後の祭りで夏川結衣 - 歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・ (goo.ne.jp)

 

防衛予算は倍増予定ですが、いまでも、自衛官不足は深刻とのこと、近い将来、徴兵制が具体的な政治課題となります。国会は多少の混乱があっても可決され、選挙でも自民党は勝利します。

いや、いまの政治情勢が、このまま続くと、国民には国を守る義務があるとして、反対者は非国民として、多分、与野党共同議員提案で徴兵制法案は、すんなり混乱なく可決かも・・・。その可能性大。

そして、また、こんな事を書く羽目になるのかも ?

伊丹万作の『戦争責任者の問題』を読む - 歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・ (goo.ne.jp)

ここ十数年?、二十数年?、後の祭り的な発言が、その筋の、あちら、こちらで、漏れ伝わるようになりました。もう老い先短い私には、それほどの影響はないのですが、人生これからの人たちは、ある日、突然、まさか!の展開が待っているかも?

熱中症警戒アラートが続く毎日。とても、とても、寒くなるお話でした。

はい、本日は、これにてお終い。

それでは、また。

 

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停戦・休戦が見えてきた"ウクライナ・ロシア戦争" プーチンもゼレンスキーもチョボチョボです!

2023年08月24日 | 世間話し

このところ、頭の中は戦国時代になっています。

でも、家康、秀吉は飽きてきました。

ここで、大風呂敷を、目いっぱいおっ広げて、戦国時代頭で、今の世界を見渡したりしたいと、思ったりしています。

群雄割拠で、下克上で、いまも、世界は戦国時代。

第二次大戦後、世界は、米国とソ連の二極化、そして、ソ連崩壊で米国一極化へ、と思われましたが、米国の経済力の低下、中国の台頭、世界は多極化で、G7からそG20。

先進国のグローバルノースと、発展途上国のグローバルサウスの対立に、中国、ロシアが絡まって、世界は混沌。

そして今、世界の混沌 を"象徴"する、ウクライナとロシアの戦争。

グローバルノースはウクライナに肩入れ、中国はそれとなくロシア支持、グローバルサウスは、ほぼ中立。

それで、このところのウクライナ・ロシア戦争ですが、流れが変化してきたようです。

私も当初は、米欧の軍事力・経済力はロシアを上回るため、持久戦になるとロシアは不利になると予想していました。

しかし、どうも、6月ごろよりの、"鳴り物入り"の報道で期待を煽っていた、ウクライナの反転攻勢は、華々しい戦果はあげられず、膠着状態のようです。

米欧のロシアに対する経済制裁は、戦況を変えるほどの効果は無かったようです。いゃ、効果は、これから、これから、の方たちも、最近は、その件には、あまり触れなくなりました。

そも、そも、この戦争に対しての、我が国の報道は、明らかに、米欧に、ウクライナに偏っていました。まさに、第二次大戦の大本営発表を思い出させます。生まれてはいませんでしたけどね。

鳴り物入りで投入された、ドイツが誇る世界最強の戦車"レオバルト2"も、アメリカの誇る 戦車"M1エイブラムス"も、英国の戦車"チャレンジャー2"も、いまのところ華々しい戦果の報道はありません。

世界で、軍事的にウクライナに肩入れし、ロシアへの経済制裁に加わっている国は、グローバルノースの、米欧の、一部の国だけです。

世界のGDPランキング (22年度)でみると、  

   1位 米国       26兆8546億      7位 フランス      2兆9234億 

   2位 中国       19兆3735億      8位 イタリア  2兆1697億

   3位 日本         4兆4097億      9位 カナダ   2兆0896憶

   4位 ドイツ     4兆3088億       10位 ブラジル  2兆0812億

   5位 インド     3兆7368億           11位 ロシア   2兆0626億

   6位 イギリス  3兆1589億           12位 韓国    1兆7219億

GDPで見ると、ロシアの経済力は米国の13分の1以下、G7では23分の1以下です。ロシアは23倍の国力と戦っているのです。GDPの数値は国力を反映していないようです。

ロシアは食料も、エネルギーも、輸出国です。経済を封鎖されても、食うに困らないのです。食うに困るのはEU諸国。

どちらにしても、そろそろ戦争の継続は、苦しくなってきたようです。このところ、あちこちから、停戦、休戦の話が漏れ伝わってきます。

あのNHKも、ウクライナとしては、触れられたくない、ニュースも流れ始めました。徴兵逃れに手を貸していたのが、何と、何と、徴兵を仕事とする、地域徴兵事務所でした。組織的に手を貸し、賄賂を稼いでいたのでした。

むかし、ウクライナはソ連邦の一部でした。一党独裁の体質は、役人の汚職は、蔓延していたのです。そして、いまでも、その体質は消えていないのです。

以前から、政権内部の汚職、援助物資の横流し、そんな話は、チラホラ漏れ伝わっていました。ウクライナは、挙国一致で侵略者ロシアと正義の戦い! 何て、そんな、単純な、綺麗ごとでは、世界は動いていません。

ロシアも、ウクライナも、プーチンも、ゼレンスキーも、チョボチョボなのでした。

兎に角、米国でも、欧州でも、戦争継続の世論は過半数を割ってきました。米国は来年大統領選挙があります。

共和党は戦争協力、武器援助に反対です。 民主党バイデン政権も、選挙に勝利するためには、年内に停戦・休戦を探ってきます。

兎に角、このままでは、ウクライナも、ロシアも、どちらも、負けない、勝てない、膠着状態が続きます。

兎に角、停戦、休戦の動きが出てきたことは、ウクライナの、ロシアの、国民にとって、世界にとって良いことです。

兎に角、四の五の言わずに、停戦・休戦です。

戦争は起きてしまってから、反対することは非常に困難です。

でも、しかし、起きる前に反対するのも、それなりに困難です。

ですから、制度として、戦争を防ぐ手立てが必要なのです。そのための憲法でした。しかし、その制度としての憲法は、実質的に改憲されました。

国際法上も戦争は違法なのです。でも、しかし、自国の防衛の為の武力行使は認められています。

ですから、自国の防衛戦として、これまで、いろいろな戦争が起こりました。

防衛か侵略かは、都合よく解釈されてきました。

"世界の戦国時代"を終らせるには、やっぱり武力による世界統一なのでしょうか?

それとも、宇宙からの侵略者に対抗して、地球が、世界が、一つになって戦い、その結果として、世界統一国家の樹立? それとも人類滅亡?

暑さのせいか、話が、どうも、変な方向に、SFチックな方向に、逸れてきたようなので、ここで、終わります。

それでは、また。

 

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⑫ “どうする家康” 自害したときの”お市の方”と演じた”北川景子”は同い年!これもなにかの因縁?

2023年08月14日 | 世間話し

今回も、懲りずに家康です。

信長が光秀に討たれ、光秀は秀吉に討たれ、織田家内部の権力闘争が始まります。

織田家は、信長の、強力と云うか、強引と云うか、強烈と云うか、その個性によって、戦い、勝ち上がってきました、求心力を失った家中は分解し始めます。

信長の妹が、信長の次男が、三男が、秀吉が、織田家の有力家臣が、いろいろ絡みあった、権力闘争を繰り広げます。

それで、なんですが、みなさん、それぞれ懸命に頑張って、戦ってます。ホント、どこからそのエネルギーが出てくるのでしょうか。

自らが頂点に立ち、己の思い描く世の中を、己の力で実現したい、支配欲、権力欲の、とても、とても、強い方達なのです。

そんな方達が、群雄割拠で、下克上の戦国の世を駆け抜けるのです。 

そして、生々しい権力闘争に、お市の方と家康の、男と女の色模様が、絡まっての人間ドラマ。事実だけでは、ドキュメントだけでは、面白くも、可笑しくもなく、ドラマになりませんから、いろいろと人間の感情が絡まります。

それで、お市の方ですが、かなりの美人で、"戦国一の美女"との通説があるようで、美人女優の役どころで、この作品では北川景子(37歳)さんが演じているのです。

まあ、そんな事は、いいのですが、お市さんは、20歳で浅井長政の「後妻」となり、しかし、長政は1573年に信長との戦に敗れ自害享年29歳。お市の方は26歳。

そして、大嫌いな秀吉と戦う為に、60歳を過ぎた老人の柴田勝家の継室(後妻)となり、しかし、敗北、1583年北ノ庄城にて勝家ともに自害。本能寺の変から1年。

それで、このとき、お市の方は37歳でした。そして、そして、何と、何と、演じていた北川景子さんも、そのとき37歳だったのです。これは、単なる偶然か、それとも、何かの因縁でしょうか?

まあ、ドラマとは特に関係ないのですが、暇な老人としては、こんな発見が、それなりに、嬉しかったりするのです。

話は戻ります。

お市の方、そして、信長と家康。人質時代に出会っていたとする記録は無いそうです。ですから、創作は自由。

家康は織田の人質時代に、お市の方と交わした「必ず助けに行く」との約束と、天下取りへの戦局判断と、人としての約束と、色恋と、いろいろと行ったり来たりで、迷い、悩み、苦悶し、結局、家康は、戦局判断を優先します。

戦国時代、天下を争う武将たち、それを取り巻く女たちに、愛だ、恋だ、は無かったと思います。

武将の、息子も、娘も、ほとんどすべては、政略結婚です。結婚は政治の手段でした。それが当たり前で、疑問も、不満もなく、皆さん、あたり前に受け入れていたと思います。愛とか、恋とか、結婚とは無関係なのです。

人間、色恋がなくとも、一緒に暮らしていれば、それなりに、互いを愛おしく思い始めるのは、それなりにふつう。犬猫でも長く一緒に暮らせば愛おしくなるものです。

戦国時代でなくとも、いつの世も、それなりの階級の方たちは、愛とか恋とかは、結婚に関係ないと思います。

まあ、それなりでない階級の方たちも、結婚には、色恋だけでない、それなりの、いろいろな打算が絡み合います。

色恋には、打算、誤解、勘違い、計算違い、いろいろと絡み合い、男と女、ムズカシイのです。ムズカシイからこそ、いろいろな物語が生まれるのでしょう。

はい、突然ですが、ここで豆知識です。信長、秀吉、家康の性格を現す有名な歌があります。

【鳴かぬなら】に続いて、

「殺してしまえ」の信長 「鳴かしてみせよう」の秀吉  「鳴くまで待とう」の家康

この作者は「松浦静山」と云う方で、江戸時代中期、平戸藩(長崎県)の大名だそうです。まったく知りませんでした。それとなく、なんとなく納得できる歌です。

わたしとしては、このような、物事に対する対応の違いを生じた、その背景を、ちょこっと、考えて見ました。

信長の織田家は、それなりの、領地を、国力をもち、戦国の世、領地拡大願望、天下統一願望を抱きやすい環境で、幼い時より天下取りを宿命づけられ、天下とりの強迫観念によって天下統一。

家康の徳川家は、三方を強国に囲まれた小規模の国。継いだ領地を、奪われたくない、守りたい。その防衛戦を繰り返した事で、結果として、戦に強くなり、戦に勝利し、領地を広げ、天下を統一。

秀吉は、家督も領地も何もない、何にもないところから始まり、上昇志向で、己の才覚だけで、強運で、天下を統一。しかし、その成功体験から、成り上がり体験から、支配欲は拡大し続け、結果として、朝鮮出兵で権力の衰退を招いた。

ホントに、信長も、家康も、秀吉も、権力欲の強い方々の争いは、見ていて疲れます。そんなことで、殺したり、殺されたり、悩んだり、悲しんだり、恨んだり、悔んだり、ホント!、面倒くさいです。

まあ、いまここで『それを云っちゃ~おしまいよ!』です。

兎に角、本日は、"お市の方様"が自害なされた時の年齢37歳。それを演じた時の"北川景子さん"の年齢37歳。この偶然の、奇跡の一致を発見したことで、すべてよしと致します。

まあ、そんなことで、おしまい。

それでは、また。

 

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④ 権威権力で秦の始皇帝から中国共産党!そして頼朝、信長、家康に想いを巡らす!

2023年07月04日 | 世間話し

このところ、天気予報では曇りの日々が続いていますが、日中かなりの時間、太陽が顔を出し、梅雨時なのに洗濯物がよく乾き、とても、ありがたいと思う今日この頃。

はい、いつものように、ボケ防止の為、いろいろ頭を使います、動かします、考えます。兎に角、歳をとるにつれ、頭を動かすと、以前より頭が熱くなり、頭に汗をかく傾向が、より顕著になった気がします。

それで、”頭を使え!”と云う言葉を聞くと、思い出すのは相撲の稽古中に、親方が弟子に”もうすこし頭を使え!”と指導したら、弟子の力士は、頭を相手の身体に擦りつけたそうで、馬鹿!そう云う事じゃない!と親方に怒鳴られたそうです。

因みに、脳は、一日に消費するエネルギーの20~25%を占めるそうで、重さは体重の2%程度なので、頭を使うと、それなりにお腹が空く?

はい、それでは、話は変わって、権力と権威のお話、これが気になっているのです。

前回、

「頼朝も、家康も、マッカーサーも、権力と権威を分離して、権威として、文化として、歴史として、天皇制を存続させた」

と書きました。

日本は「神の国」という方が居られるように、神代の昔から、令和の現代まで、元号が、天皇制が、存続しているのです。

何故なんだろう、どうして何だろう、と、私は考えるのです。

それで、先ずは、天皇朝廷が権力と権威をともに支配していた時代から、平安後期、武士が権力を奪取し、鎌倉幕府を成立させた時代あたりから考えます。

因みに、鎌倉幕府の成立年ですが、これまでは、源頼朝が朝廷より「征夷征夷大将軍」の官位を与えられた1192年を、鎌倉幕府の成立…「いい国...1192年...つくろう鎌倉幕府」…としていました。

それが、いまでは、鎌倉幕府の成立は実質的に武力により権力を奪取した1185年と…「いい箱...1185年...つくろう鎌倉幕府」…見なすのが、日本史学会?の最近の風潮と 本郷和人さんが「世襲の日本史」で述べていました。

まあ、それは、それとして、天皇朝廷より、権威も権力も奪取して、鎌倉幕府の成立とはなりませんでした。天皇の権威に歯向かう事は、しなかった?できなかった?

それで、古来より、政治、経済、宗教等々、日本が手本としてきた中国の支配構造なのですが、「秦の始皇帝」より現代まで、権力と権威を併せ持つ「皇帝」による支配が続いていたのです。

何故に、中国では権力と権威が分離せず、何故に、日本では権威と権力が分離したのか、権力を失っても、天皇の権威は、神代の昔から、現代まで存続しているのか?

それで、なんですが、皇帝の居なくなった、現代の「中華人民共和国」では、共産党が権威と権力の中心にいます。

これは、秦の始皇帝以来の支配体制です。これって、もしかして、共産主義の問題ではなく、中国固有の歴史的、文化的な問題なのかも?

何て、ことで、その答えが書いてありそうと思い、このところお世話になっている、NHK出版発行の新書本「腐敗と格差の中国史」岡本隆司著 850円+税を、先日、買い求めたのでした。

新書本です。850円+税です。それなのに、それなのに、

「…高位を独占する門閥と下積みに沈淪しつづける人々とが、かくて截然と分断される。ここに貴賤の差別が牢乎と固まった…」

何て記述が、そこかしこなのです。

そして、そして、嚮導、不羈、反撥、趨勢、挙措、膾炙、何て、小難しい熟語が、旧漢字も、そこかしこなのです。

「ムズカシイ事はやさしく、やさしいことは深く、深いことは面白く」これこそ!自分の思いを広く知らしめる、基本の基、いろはのい、です。

これは、たぶん、著者の岡本隆司さんは、かなりのご高齢かと思いきや、1965年生まれで58歳前後で、文学博士で中国が専門のようです。中国に関わると、やたらムズカシイ漢字を使い、小難しい表現を好むようになるの?

そのせいでしょうか、私が先日買い求めたものは、2019年4月10日第1刷本でした。3年間増刷なし、まあ、この手の本はあまり売れない?

ヤバイ!かなり、かなり、悪口を綴ってしまった。

話は戻して、兎に角、何故に、中国では権力と権威が分離せず、何故に、日本では権威と権力が分離したのか、権力を失っても、天皇の権威は、神代の昔から、現代まで存続しているのか?

これらは、わたしとして、とても、とても、大きな謎です!疑問です!ホント!何故なんだろ?どうして何だろう?

まあ、私としては、大雑把ですが、中国は、大陸国家で多民族国家、日本は海洋国家で、四方を海に囲まれた島国国家で、「ほぼ」単一民族国家。

この違いが、大きな要因では、と、思ったりしているのです。では、では、その結論に至る過程とか、理由とか、求められても、お答えするのは、とても、とても、ムズカシイのです。

天皇朝廷時代から、武家の鎌倉幕府の時代に移行した頃、権威としての天皇という存在を、将軍頼朝、配下の武将たち、一般の武士たち、そして、一般庶民は、どのような存在として認識していたのか? 何て、考えたりしているのです。

天皇一族の、権威と権力の正当性を、神との連続性を、現した『古事記』は、和銅5年(712年)に、『日本書紀』は、養老4年(720年)に編纂されています。

この二つの物語は、500年ほど後の、武家社会に、一般庶民に、どの程度浸透していたのか?

印刷技術の無い時代ですから、写本に写本を重ねての500年です。このあたりの事情は、とても、とても、知りたいです。

源頼朝も、織田信長も、徳川家康も、天皇よりも自分のほうが偉いと思っていた節は、それなりに、垣間見られる事象がちらほらなのですが、権力者として、それなりに権威を利用した方が得策と考えていたようなのです。

因みに、突然ですが、世の中で、ひっそりと、囁かれている説で、かの経済学者ケインズの、金融市場における投資家の行動パターンとして、「美人コンテスト理論」が知られています。

…ケインズは、玄人筋の行う投資は自分自身が良いと思うところに投資するのではなく、他の人が良いと思う投資先に投資する…と考えました。

これは、美人コンテストにおいて、自分が美人だと思う人に投票せず、他の多数の審査員が美人だと思うだろう、候補者に投票する、行動パターンに類似する…。

この行動パターンは、天皇制にたいする認識に、それとなく繋がる理論のようです。

源頼朝も、織田信長も、徳川家康も、天皇を自分は偉いとは思わないが、世間一般は、みんなは、多数は、偉いと思っているだろうから、それなりに処遇し、利用する方が得策、と、考えていたのかも?知れません。

因みに、わたくし、いまでは、統合の象徴としての天皇は必要だと考えています。

本日、家康からは、かなり、かなり、逸れました。

まあ、それでも、それなりに、ボケ防止とはなりました。

兎に角、これでお終い。

それでは、また。

 

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パラダイムシフトのその先は誰にも見えません!そして新聞購読中止!

2023年05月09日 | 世間話し

毎度お馴染みのボケ対策です。

今回も?今回は?話しは大きく出て、初っ端から、大胆に! 金融政策の元締め日銀対し、そして、財政政策の元締め財務省に対し、挑発的な一発をぶちかまします。

金融政策や財政政策で、経済成長が、生産性が、需要が、供給が、景気が、物価が、動かせると思うのは、大きな間違い!勘違い!思い上がり!

景気が良い時には物価が上昇する!で、あるならば、物価を上昇させれば景気は良くなるとの、黒田日銀のゼロ金利政策は失敗に終わりました。

金利差による円安で、輸出企業の収益は円換算で見かけ上は増加しました。が、しかし、日本の経済は、生産性は、競争力は、給与所得者の平均年収は、30数年間低下し続けています。

ある筋では、日本と異なり、欧米では、金融と財政の緩和策で成長を続けている、”アベノミックス”の失敗は、金融は緩和策で、財政は緊縮で、相反する政策によって、消費税の値上げで、失敗との指摘があります、が、それは枝葉末節。

因みに”れいわ新選組”はこの主張で、金を刷って国民にばらまけ!と叫んでいますが、これは、失敗に終わったアベノミックスの焼き直し。

そもそも、経済成長を続ける欧米でも、貧困と格差の拡大、中間層の収縮は問題となっています。都会のホームレスも増加しています。所得が増えても物価も上昇し、暮らしは、生活は苦しい層が増加しているのです。

そして、そうなのです。中間層が収縮消滅しているのです。日本も同じようにと云うか、それ以上に消滅している? 

中間層の消滅は、経済の中心が製造業からサービス業へと変化したこと、IT化で製造業でも、サービス業でも、中間管理職が必要なくなった事。そして、そして、AIの進化により、それなりの専門職も必要なくなる?

世界において、豊かな中間層と云うのは、第二次大戦後の、資本主義の、商品経済の、西欧民主主義の、儚い一時の夢だったのです。

儚い夢は、グローバルノースによる、グローバルサウスの犠牲の上に成り立っていたのです。

第二次大戦で敗戦した日本は、東西対立を背景として、米国の対日政策として、奇跡的な成長を遂げ、一時は世界第一位を脅かす、第二位の経済大国となり、中間層が増大しました。

しかし、東西対立は東側の「敗北」で終わり、米国一極体制となり、米国の対日政策は変化し、それに気づかず、ジャパン・アズ・ナンバーワンの夢に浸りました。

そして、いまや、米国一極体制から、多極化の時代へ、G7の経済力は、政治力は低下し、時代はG7からG20に移っています。

格差の拡大、少子高齢化、人口減少の我が国、そして、世界は、パンデミックで、米中対立で、ウクライナ戦争で、ブロック経済で、第三次世界大戦前夜?いや、前夜とか、戦前ではなく、もう世界大戦は始まっている?

貧困、格差拡大は、経済成長を続ける西欧諸国でも起きているのです。経済成長と一般国民の所得の向上とはイコールでは無くなっているのです。

いまや、世界を主導してきた、キリスト教的、西欧民主主義の、商品経済の、賞味期限が、消費期限が、終わりに近づいているのです。

こんな状況下での、岸田政権は、ホントに、ホントに、何がしたいのか分からない政権です。

彼の目的は、只一つ、日本国の最高権力者の地位に就きたかっただけのようです。政権を維持するためには、アメリカの要求は丸呑み、帝国憲法万歳!の右巻きで、自民最大派閥の旧安倍派の要求も丸呑み、すべては政権維持が最優先。

話しは、ぐっと下世話になりまが、今年の春闘も、物価上昇を上回る賃上げを!政府も、財界も、ついでに労働者の代表面した組織(名前を忘れた)も叫んでいました。

結果として、大企業が物価上昇率を、それとなくカバーできるか?できないか?の賃上げ率で終わりました。それでもマスコミは大企業の賃上げを景気よく!報道していました。

しかし、中小零細の、非正規の、春闘交渉の結果についての報道はほとんど無し、世の中の70%は中小零細企業で働いているのです。そもそも、中小零細では、春闘も、ベースアップも有るのが稀です。

兎に角、世の中は、世界は”パラダイムシフト”が起きつつあるのです。

枝葉末節な対策では、何も解決しないのです。

でも、しかし、困ったことに、いまのところ、誰も答えを持ち合わせていないのです。

そして、ホントに!困ったことに!世界は明らかに対立を煽り、激化させる方向に進んでいることです。 

ホントに!いやな世の中になりました。年寄りは退き、若い人たちにお任せしたいと考えます。

それで、いやな世の中とそれなりに遮断するため、5月1日からの値上げを切っ掛けに、新聞(朝日)の購読を止めることにしました。これで、多少は精神衛生上、身体上及び、財政上の改善も図られると思います。

 

それでは、また。

※ジャガイモも育ってきました。小松菜も芽をだしました。ピーマン、トマト、茄子が各2本、キュウリが1本、計7本の苗。

 

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島田雅彦発言から忍び寄りつつある?テロルの時代に思いを馳せたり巡らしたり

2023年04月23日 | 世間話し

いゃ~~~、この頃は、一日が、一週間が、とても、とても、短く。

一ヶ月が、一年があっという間に過ぎていってしまう、今日この頃なのです。

毎日に変化は無く、メシ食って寝るだけの繰り返し。

これでは、惚ける!惚ける!と思いつつ、何とかしなければと思いつつ、ボンヤリと日がな一日、ほぼYouTubeを眺める日々。

YouTubeと云えば、先日の「Air Revolution」と云うチャンネルでの、作家で法政大学教授の島田雅彦の発言が、先週あたり、それなりに炎上していました。

LIVE配信を見ていたら、彼が突然

『こんなこと云ったら、ひんしゅくを買うかもしれないが、リベラル市民としては暗殺が成功したのは良かった

と、発言したのです。

※食料生産開始。これはジャガイモですが、数日後には、トマト、ピーマン、キュウリ、小松菜などの、植え付け種まきを予定。

 

このチャンネルは、毎回、出席者がアルコールを飲みながら、居酒屋談義的空気感の鼎談番組。他の出席者は、青木理と白井聡が居たのです。SNSでの非難の矛先は青木理にも向けられました。

島田雅彦の発言は、日頃、頭の片隅にあっても、公の場で、口にしてはいけない発言。気心が知れた仲間とアルコールで、それなりの公の場であることを忘れて、おじさんの居酒屋談義になってしまったようです。

私も、一杯やりながら見ていたので、それなりに、多少はうん? とは思いましたが、特に問題発言とは思わず、それとなく聞き流しました。他の出席者も司会者も、それとなく聞き流していました。※先ほど調べたところ、この回の番組は削除されていました。

世の中を覆う、閉塞感が、停滞感が、諦念感が、テロルの時代を引き寄せている?

主張の異なる人間はこの世から抹殺!この風潮はとても、とても、危険である事は、誰しも、それなりに一般的認識。

でも、しかし、それなりの期待感が、それなりに、少しずつ、静かに、世間に忍び寄りつつあるような、そんな気がする今日この頃。

でも、それにしても、今のところ、安倍元総理暗殺犯と云い、宮台真司襲撃犯と云い、岸田首相暗殺未遂犯と云い、政治テロとしての色彩はうすい気がします。

国民の過半数が反対しても、実質改憲の強行や、仲間内への利益誘導やら、自民党のやりたい放題で、何をやっても、やらなくても、選挙になれば自民党の圧勝。

国政選挙の投票率は50%ギリギリで、国民は、選挙に、政治に、政党に、世間に、諦め、絶望、無関心に支えられての自民党長期政権。

そんな状況のなかで、野党第一党の立憲は右傾化し自民党にすり寄り、自民党より右よりの維新が、野党第一党を狙う勢い。政党の勢力図は変化しても、国民の意識に変化無し。

それで、民主主義の危機ですが、これって世界的にも、それとなく?顕著に?進行している今日この頃。

それで、維新ですが、大阪が中心で主に自民支持層の自民批判票、それに無党派層を取り込んで伸びているようです。

自民批判票が第二自民党的な維新に向かう、大阪、関西の不思議。

そんな様子を見て、泉立憲も第二自民党的な位置に、票が転がっていると考えての政策転換?

次の国政選挙では投票率が50%を切るかも知れません。そうなると、とても、とても、危険な時代突入するのかも・・・・・・・。

まあ、兎に角、わたしとしては食料自給率の拡大を目指して、今週は、種まき、苗の植え付けです。

それでは、また。

 

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