衆院選が19日に公示されます。
それにしても、思い起こせば、コロナ対策と、オリンピックと、総選挙と絡み合い、無為無策で、右往左往で、後手後手で、安倍は体調不良(仮病)を理由に政権を投げ出し。
そして、安倍の支持思惑により菅クンを後継指名。第三次安倍政権の成立。
当然、第三次安倍政権ですから、コロナ対策よりも、国民の命よりも、オリンピックを優先した結果、感染爆発で、支持率低下で、菅クンも政権を投げ出して、岸田内閣の成立。
パンデミック対策の失敗で、二つの政権が吹き飛びました。
岸田クンとしては、当然、パンデミック対策が一番の政策課題となります。
岸田クン、総裁選では、それなりの政策を掲げていたのですが、自民党の選挙公約に岸田クンの政策は消え失せ、党の役員人事も、内閣閣僚人事も、第四次安倍内閣のようです。
菅首相誕生時の、パンケーキ的なバカ騒ぎは、岸田政権では、それなりに反省したのか、マスコミはそれなりに自粛?
そんな、こんなで、岸田政権の支持率は、ご祝儀相場もなく、50%前後の低支持率となりました。しかし、しかし、政権の支持率は低くても、政党支持率では自民党がダントツで一位。野党が束になっても勝てないのです。
思い起こせば、これまでの政治は、安倍個人の思惑だけで動いていました。
オリンピックの延期を1年としたことから、混乱は始まったのです。二年では無く、強引に一年延期としたのは、唯々、安倍の総裁任期の関係からでした。
その結果が、コロナ対策の遅れと混乱と無為無策で後手後手で、菅首相の退陣となったのです。
二人の首相を吹き飛ばされた自民党としては、ここは一つ、目先を変えて、安倍カラーを一掃して、それなりの「疑似政権交代」を、と考えるのが今までの自民党でした。
しかし、しかし、今回は、岸田クン、総裁選挙の段階では、それなりに安倍カラーを払拭する、宏池会としての、正統派保守としての、リベラル的味付けの、政策を掲げていたのです。
しかし、安倍の思惑と圧力に負けて、第四次安倍内閣的カラーが濃厚となりました。
総裁選での派閥の力関係から、それなりに安倍への配慮は、当面は、それなりにで、そのうちに、徐々に、徐々に、少しずつ、少しずつ、安倍を排除しつつ、正真正銘の第一次岸田政権を、との策略を巡らしている、と、私としては考えていたのです。
しかし、しかし、どうも、そうでは、無さそうな雲行きなのです。
どうも、いろいろな情報から、そもそも、岸田クンを宏池会だから、それなりにリベラル的な考え方を持っている、と、考えるのは、かなり、かなり、疑問になってきました。
そもそも、岸田クンの、お父さんも、お祖父ちゃんも、衆議院議員で広島の人、お父さんは官僚出身の政治家。たぶん、お父さんも宏池会。
宏池会は、官僚出身の池田勇人が創設した派閥で、彼は広島県の出身。そんな、こんなで、親子の縁で、郷土の縁で、考えることも無く、迷うことも無く、派閥は宏池会となったのでしょう。
ですから、強い信念を持って宏池会を選択したのでは無く、単なる成り行きだったと思うのです。
総理大臣の椅子に座ることが一番の目的。そのためには、人の話は丁寧に聞き、なんでも受け入れるのでした。
因みに、あの丸川珠代も、あの高市早苗も、そして、あの小池百合子も、政治家になる前は、それなりにリベラル的主張の方だったそうです。
それが政治家となり、政権与党の自民党員として、国会議員として、上へ、上へと、昇るに連れ、右へ、右へ、傾いていったようです。
自民党の、女性の、国会議員として、右へ、右へ、と傾く方が、とても、とても、心地よく、有利で、楽ちんなのです。
議員になる前の環境では、リベラルチックを装い、自民党の議員になると、右翼チックを装おう。
どちらも、単に心地よく有利で、特に、信念とか、思想とか、信条とか、あまり関係無いのです。
男に限らず、女に限らず、今の政治家は、上昇志向だけで、権力志向だけで、政治家になっている輩が、政権政党には、かなり、かなり、紛れ込んでいるのです。まあ、野党にも、それなりに紛れ込んでいます。
まあ兎に角、古今東西、例外なく、長期政権は腐敗します。
兎に角、政権交代なのです。
政策が、野党では、どうのこうのと、四の五の言わずに、今一番必要なのは、政権交代です。
ためらうこと無く、安心して、期待して、野党に投票して、岸田クンの第四次安倍政権を終わらせましょう。
すべては、そこから始まります。
以上。
それでは、また。