前回の続きです。
織姫神社を後にして、雪輪町に向かいます。
ここで、訂正とお詫びです。
以前、
足利市は足利学校だけ ! と思っていたら鑁阿寺(バンナジ)と云うお寺もありました ! - 歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・ (goo.ne.jp)
このページで、雪輪町について、
『・・・神社仏閣以外に、街歩きとして面白そうな雪輪町と云う一画が、鑁阿寺の西側にあるのです。これは、YouTubeで見たのです。
面白そうな、と、云うのは、以前、遊郭として栄え、今でも、それなりに、当時の面影を残す一画です』
と、書きましたが、後で調べてみたら、遊郭とか、花街とか、三業地とか、ましてや赤線地帯とか、そういう類の町ではなかったのです。いわゆる"歓楽街"と云ったところのようです。
まあ、遊郭とか、花街とか、三業地とかは、それなりの"都会"でなければ成立しないのです。
それでは、雪輪町に足を踏み入れます。
こちら、蔦の絡まる廃屋でしょうか?
空き地が、そこかしこに、現れます。
こちらのスナック、店を閉じたような、そんな気がする入口に並ぶ鉢植え。
こちらの看板、ありし日の歓楽街の賑わいを、唯一伝えています。錆に、ペンキの剥落に、変色状態に、しばし、佇み、見つめ、時の移ろいに、去っていた賑わいに、想いを馳せたり、廻らしたり・・・・・・。
奥に見える、栃木名産の大谷石で造られた蔵です。昔は、のこぎり屋根の大谷石造りの繊維工場が、市内のそこかしこに見られたそうです。
こちらの工場風 ? の建物、とても昭和の匂いを感じます。
空き地の中央に、真っ赤なドア。かなり、かなり、非現実空間を創り出しています。
ドラえもんの"どこでもドア"にも見えますし、何か、不条理劇の舞台のセットにも見えます。
これって、何かの、映画か、ドラマの撮影に使われ、関係者の悪戯心で、ここに残された ? そんな気がする真っ赤なドア。
足利市内は東京にもそれなりに近いし、昭和レトロの街並みが、寂れ感が、ひとつの魅力として、映画やテレビドラマのロケ地として、けっこう、それなりに使われているそうです
手摺がとても・・・・。
空き地と、蔦と、昭和な建物と、路地を伝って歩いたのですが、歓楽街のありし日の名残を感じたのは、赤さび、剥落し、変色した防犯看板だけでした。
でも、まあ、それなりに、レトロ感は、それなりに楽しめました。
でも、しかし、昭和生まれとしては、やっぱり、昭和を、未だ、古き良きものとして、懐かしみ、愛好する対象としては、とても近すぎるのです。
明治、大正、昭和、平成、令和、並べて見つめると、やっぱり、昭和はそれなりに昔なのか?
世の中的には、昭和生れの時代は、そろそろ終わりに近い ?
それでは、また。