また、更新が遅れ気味になりました。
炬燵に入って、ボンヤリとテレビ画面を見つめる日々を、また、また、続けてしまいました。兎に角、前回の続きを始めます。
それでは、姫路城の見物を終わり、お隣の好古園に向かいます。
この日は、ホントに ! 雲ひとつない ! イイ天気でした。
これは、ひとえに、私の日ごろの行いが、良い????、からでは? と、勝手に思う次第。
お堀の彼方に、好古園の入り口が見えてきました。 姫路城、お堀と云い、石垣と云い、
広大で、立派で、見事な構えです。
好古園です。
好古園は武家屋敷の跡地に、市制百周年を記念して、平成4年(1992年)4月29日に開園したそうです。総面積は約1万坪の日本庭園。
好古園は"愛称"で、藩校「好古堂」に因んで命名されました。正式名称は『姫路城西御屋敷跡庭園 好古園』
庭園の計画は、京都大学教授中村一氏の設計監修を受け、確認された屋敷割や通路の地割を活かし、構成されているそうです。
整備に先立つ7次にわたる発掘調査で、元和4年(1618)に本多忠政が造営した西御屋敷や武家屋敷、通路跡等の遺構が確認され、これは酒井家時代の「姫路侍屋敷図」に記されたものとほぼ合致しているそうです。
以上、好古園のHPからの抜粋。
それで、好古園のHPのトップに、ある映画関係者の言葉、
『まるで全体が、緻密に計算され尽くしたオープンセットのようだ』
と、デカデカと、大文字で、誇らしげに、掲載されているのです。これを、誉め言葉と、解釈しているようです。これって、もしかして、そもそも、時代劇のオープンセットとしての役割を狙っていた?
それで、冒頭から、私の感想を述べます。
『な~~~んだァ、これ! 映画のオープンセット見たい! 』
部分部分を切り取って、シーン毎に、背景として、使用するには、便利な撮影施設かもしれません。庭園は九つあるのですが、入って最初のこの庭園だけは、それなりに、なかなかの"お庭"でした。
この眺め、
こちらからの眺め、
こちらの池にかかる石橋の眺め、それなりにヨカッタです。
庭園は九つあるのですが、最初の庭園以外は、特に、それと云って印象に残らず、写真にも残していませんでした。
最初の庭園に、想いと、予算と、労力を使い果たし、残りの八か所は、おまけのような、そんな印象しか抱きませんでした。
そして、この日は、それなりに疲れが出ていたことも、庭園の印象に影響していたと思う次第。
ホテルを8時半頃に出て、お城を、天守閣を、登ったり下りたりして見学。好古園に辿り着いたのが11時半頃。
それにしても、"緻密に、計算され、尽くしても" それは、それ、 オープンセットは、オープンセットなのです。
この土塀、
この土塀、それなりに時代劇。
前段の映画関係者の言葉は、あくまでも、オープンセットとしての評価なのだと思います。
そも、そも、観光目的で造られたものではない、圧倒的存在感の姫路城の脇に、単に、観光目当てに作られた商業施設としか、見えないのでした。
姫路城の見学料金が1000円で、それに50円をプラスすると、好古園が見学できるのです。
1000円と50円、この料金差に、関係者の庭園に対する思いが、存在価値が、それなりに、見え隠れしていると云うか、象徴されていると云うか・・・。
偉大なる世界遺産、姫路城の隣にあるために、どうしても、見劣りしてしまうのです。庭が単独に離れた場所にあれば、それなりのお庭だと思う次第。
因みに、お城に居た海外からの観光客は、好古園では、まったく見かけませんでした。観光コースに入っていないようです。
好古園を後にして、ランチを求めて駅前に向かいます。
これにて、本日の認知機能低下防止対策を終わります。
それでは、また、次回。