歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

京島“貸し絆纏”に“カレー中華”でラジオ体操

2008年06月05日 | 東京の風景
昨日の続きです。

銭湯と豆腐屋さんが並ぶ通りを歩いていると、道路の向かいに公園が見えて来ました。「ラジオ体操広場」の標識が見えます。


“区民健康づくり”です。これだけ“しっかり立派”な標識が掲げてあるのですから、夏休みだけでなく、季節を問わず、雨の日を除き、毎朝、ここでラジオ体操をやっているのでしょう。

たぶん、“早起きラジオ体操の会”何て云う様なのもある筈です。


ラジオ体操の歌が流れ、体操のおじさんの掛け声に合わせて、みんなで手、腕、脚、足、頭、首を曲げたり、捻ったり、飛んだり、跳ねたり。

下町、公園、ラジオ体操。ホントに長閑で、健康で、明るくて、平和な風景です。下町にラジオ体操は似合います。

でも、しかし、真冬のラジオ体操は、チョットねぇ~・・・・・・。

こんな風景もある、ラジオ体操公園でした。


車椅子に乗るお婆ちゃん、押しているのはお爺ちゃん、散歩でしょうか、買い物でしょうか、それとも通院でしょうか、なかなかいい風景です。


公園の先には、もう、何とも、まったく、間違い無く“下町のおそば屋さん”と云った佇まいのお店がありました。

看板の“きそば”は、“生そば”であってほしいと思います。


右側の自転車は、ガッチリした業務用です。ブレーキの伝達はワイヤーではなく、しっかりとした“スチールロッド”です。これで出前をしているようです。

ショーウィンドーにはサンプルは置いてありません。


“木製朱色屋根付黒漆塗り風立札型品書”に、味わいがあります。しかし、上段の前面に“中華系”を並べているのは“日本蕎麦屋”としては、ちょっと頂けません。

それにしても、‘カレー中華”ってどんなモンなの? カレー南蛮の中華版と云ったところでしょうか。

通りを右に折れ、旭屋さんの向かいの路地に入ります。“三佳マンション”は、マンションと名乗るには辛すぎます。 


それと“佳”に“けい”と振り仮名を振ってありますが、この字は、佳作の「か」で、音読みでは「か・け」と読み、訓読みでは「よ・い・よし」と読みます。

通りすがりの小学生に、誤った読みを教える事になります。読み重視であれば「桂」を使って下さい。字を重視するならば「みよし」と振り仮名を振って下さい。

国語の授業は終わりにして、路地をウロキョロします。もうすぐお祭りのようです。“貸し絆纏”何てものが有るんですね。


祭り好きならば、自前で衣装を揃えます。

祭り嫌いならば、貸してくれても出ません。

“貸してくれるならば、参加してもいいよ”何て云う、“中間層”を狙っているのでしょうか?

しかし、貸して貰ってまで祭りに出たい層は、そうそう、居そうにありません。祭りの参加者が減っている為に採った、苦肉の策でしょうか。

それとも、祭り好きだが、絆纏が買えない為に、参加を躊躇している人達への救済策なのでしょうか?

もしかして、格差・貧困の影が下町の祭りにも忍び寄ってきた?

京島界隈を歩き廻っています。


“きょうじま”粋な響きです。

それでは、また明日。


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1 コメント

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Unknown (さかいのぶよし)
2021-07-05 09:37:46
13年前。貴重な記録になる。個人の銭湯、豆腐屋消えて、ラジオ体操も夏休み期間始めと終わりに。下町のお蕎麦屋さんは蕎麦湯が無い?ラーメンも一緒に茹でる鍋。値段は今も探せばありそうです。道幅は大八車が動けば用が足りる。
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