森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

思い出のクマさん ホテルサンポート

2011-01-30 02:00:18 | 毛が生えてたり丸いもの

ボクのまだ~?(2005/11)

先日インフルエンザになった時「病欠の時には机の上にクマさん置かれる」というイメージに取り憑かれ(笑)過去に撮った写真を眺めていたという話をしましたが、今回はその話であります。
ハープもフラッシュライトも出てきません(笑)。

横浜に越して来たのは2003/12/28でありました。本当に暮れで色々と大変でした(笑)。エアコンをクリーニングに出してしまいメインの暖房無しに風邪をひきながら段ボールに囲まれ正月を迎えたりのスタートでした。

2004/2に「みなとみらい線」が開通するも、新しい生活に馴染むのにやっとだったせいか、みなとみらい線に初めて乗ったのは一年後の2005/2でした。

おっかなビックリ初めて降りた駅は馬車道でした。駅全体がレンガの赤茶で統一されていて、もの凄くかっこよくて「ちっくしょ~横浜かっこいいじゃんかよぉ」と夫婦で呟いていたのを思い出します。

のっけから脱線しますが、みなとみらい線の各駅の書体は駅名によってゴシック、明朝が使い分けられています。基準は良くわかりません。

アンパンマンで有名な「新高島」駅はグレーを基調にアーバン(死語)な感じなのです、暗い照明もお洒落なのですが、千葉から出て来た夫婦の第一印象は、電車が走り去ったあと物陰からゾンビが大量に出て襲われそうなイメージでした(失礼)。書体はゴシック。

線の名前となっている「みなとみらい」駅は青を基調としていて爽やかな感じです。パシフィコ横浜へはJR桜木町駅からいくよりも近く、利用客が多い華々しい駅であります。ゴシック体。

「馬車道」駅は前出のようにレンガ色を基調としていて、駅を出るとすぐに馬車道通りがあり、赤煉瓦倉庫やJR関内駅へと通じています。書体は明朝体。

漢字の駅名は明朝体なのかな?と思うと「日本大通り」駅はゴシック体です。
最初は「日本大学」がある通りなのかな?と思いましたが「にほんおおどおり」と言います。ついでに「大さん橋」は「だいさんばし」ではなく「おおさんばし」と発音するようです。観光地ということもあってよく「だいさんばしで降りるから準備してね」といった会話が聞こえます(私たちも最初読み方がわかりませんでした)。
駅は白を基調としています。ちょっとアイボリーっぽいカンジです。
新しくなった象の鼻地区や、大桟橋、県庁などに近いのであります。

終点の「元町・中華街」駅は白を基調としていますが、少し青っぽいクールな白です。薄いグレーでで昔の横浜様子が描かれています。
その名の通り、元町、中華街、山下公園、外人墓地等が近いのであります。
書体は明朝体でありました。

話を戻して(笑)。。

古いものと新しいものが混在しつつ、お洒落なカンジがしながらも都内のようにツンツンしていないフレンドリーな雰囲気から、この沿線が好きになってしまい週末ともなると散歩をするのが習慣化しました。
観光地ですから写真を撮っていても変なカンジがしないのも良いのであります。

元町・中華街駅の山下公園側の出口を出てちょっと歩くと、無視出来ない光景(笑)に出くわしました。


ホテルサンポートの前でポクネンとお客様を出迎える業務をしています。(2005/2)

「なんでクマさんがお出迎えしてるんだぁ?」と思い近くに寄ると。。。


ちゃんと社員証がありました。。。(2005/2)

社員証を読むと一発でヤラれてしまいました(笑)。
文面、デザイン、とても良く出来ていますが、なによりクマさんへの愛情を感じるのであります。

冒頭の写真は、夜通りかかった時にお出迎えのクマさんが居なくてオロオロする夫婦がホテル内の灯に吸い寄せられ中を覗いた時の写真です(夜も外に居たら風邪ひいちゃいますから中に入りますよね)。

慌ただしく人が動き回るなか、仕事を終えて席についてご飯をまっているクマさんですが、なかなかご飯がこないのか左手をテーブルに乗せて、ひとこと言おうかどうしようか迷っているようにも見えます(社員証には「ご飯は食べない」とありますが、やっぱりお腹すくよね)。

私に勇気がなく、機転もきかず、自動ドアごしにコソコソと撮影したのでブレまくっています。

その後も近くに行くと、わざわざホテルサンポートの前を通り、一定の距離を保ちながらも、昼に夜にとクマさんを見ては嬉しい気持ちになりながら2年を過ごしました。

ふとある日「お客さんになれば堂々とクマさんに近づけるのでは?」という考えに至りました(笑)。なんて素晴らしい発想でしょうか!

考えてみれば、近くに中華街もあったり、通いの喫茶店等もあったことからホテルの喫茶を利用した事がありませんでした。

ならば、ということで。。


おじゃまします~。僕たち怪しいもんじゃなくてお客さんです(笑)。(以下全て2007/2)

時間が中途半端なこともあってか、私たち夫婦以外には(社員のような)クマさん達しかいませんでした(私たちにとっては本当にラッキーでした)。

ケーキセットを二つ注文しました。
横浜らしいクラッシックでしっかりした味のケーキとコーヒーで、とても美味しかったのであります(横浜には洋食とか美味しい店が多いのですよ)。

喫茶室は英国調を基調としながらもバンケットルームで使う演台やPA装置等がすみに色々と置かれていたりしました(流石にシャケをくわえた木彫りのクマさんはいませんでしたよ)。

古いホテルには色々な事情から時々、統一性の無い世界が垣間見える事があります。
今の流行からすると極力そういったものは見せないようにするのでしょうが、「人間が一番が浮いている」といった排他的なまでに統一された空間に身を置く事になれていない夫婦としては心地良い空間でした。

まして、そこらじゅうにクマさんズ(複数形)が座ってくつろいでいるとなれば Viva!ワンダーランドであります(笑)。

時々「岩盤浴のフロアはどこ?」といった事をフロントに尋ねる人が来るぐらいで、静かで幸せな時間が流れました。

さて、他にお客さんが居ないからといって好き勝手に社員(のような者)をパチパチ撮るのも失礼です。こんなに間近なのに。。

会計の時に「人間の社員の方」(笑)に勇気を振り絞って尋ねてみました。。

「あっ、あのぉ、クマさん撮って良いでしょうかぁ?」


ちょっとした勇気を振り絞れば、世の中はステキに輝くもんです(笑)。


トリミングしていますが、実は鏡に記念撮影を待ちかねているワイフが写っていました。。

とても気に入ったので「また来ようね」とホテルを後にしました。

しかし、それ以来クマさんたちを見ることはありませんでした。

「あれ?道を間違えたかな?」とはじめは思いつつも、口にしたくない考えが頭をよぎります。
そして数ヶ月後、ホテルサンポートが閉店してしまった事を知りました。

さらに後に知りましたがホテルサンポートには結婚式場施設もあって多くの方にとって大切な思い出の場所だったり、多くの方に愛されていた事も知りました。

喫茶を一回利用させてもらっただけですが、見知らぬ町中でクマさんに出会って嬉しかった事、ふがいなく写真がブレてしまったり、勇気を振り絞って(笑)写真を撮らせてもらったことを思い出すと、ちょっぴり哀しい気持ちにもなりますが、やっぱり「楽しい、嬉しい」という気持ちを強く感じるのであります。

次期遅れで、誠に勝手で、月並みでありますが、感謝の気持ちを言わせて下さい。

「ありがとう。ホテルサンポート。そしてクマさんたち」
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インフルエンザと We're all alone

2011-01-25 22:12:40 | デフォ


先週半ばから喉が痛くなりなりだし体のあちこちが痛くなり始めました。
40過ぎると風邪でこうも体が痛くなるものかね?と早めに治すならお医者さんの薬ということで診断を受けるとインフルエンザA型でした。。。

何年ぶりでしょうか?
普段風邪でもあまり熱が上がらない方ですが、久しぶりにひどい目にあいました(治療方法が確立しているのできちんと薬を処方してもらえば普通の風邪より治し易いそうです)

ところで、何の脈略もない音楽が頭の中を回り続ける事ってありませんか?
今回ぶっ倒れている間、何故か「サッチモさんの聖者の行進」と「Boz ScaggsさんのWe're all alone」の2曲が入れ替わり立ち代わり流れ続けました(笑)

聖者の行進には森のなかま達が陽気に踊る光景が浮かび、なかなか愉快でありますが、We're all aloneは。。。

何故(笑)?

実は We're all alone はこの歳になるまでオリジナルを聞いた事がありませんでした。といいますか、中学生の頃よく聞いていたBob Jamesさんの"Heads"というアルバムに入っているバージョンしか聞いた事がありませんでした。

人によっては「えーっ、Boz Scaggs?甘ったるいだけの○☆◇じゃん」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、森のなかまとしては年々そういった壁が無くなりつつあります(笑)。

というわけで、理由もよくわからないまま、2-3回聞いてみました。
答えは分かる訳もないのですが、なんだか力が湧いてきました(笑)。

冒頭の写真は春になると横浜の至る所で見られる白い花です。
毎年名前を調べては忘れてしまいます(笑)。
どこかに書いておけばよいのに。。と思っています。

早く暖かい季節がやってきますように。。

P.S.
病気でお休みというと机の上に「クマさん」が国際標準かと思うのでライブラリを探した所、素敵なクマさんを見つけました。

ただ、色々な人の思い出にも絡んできそうなので、インフルエンザの投稿とは別に後日投稿したいと思います。
#We're all aloneだって、いっしょにするなと言われそうですが。。
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結構楽しい Suzuki air WAVE

2011-01-16 23:24:25 | ハーモニカの機種


先週、祭日の月曜日に実家の親父から"昨日iMac届いたんで設定してよ"とのこと。
ワイフも仕事なので寒風吹きすさぶなか千葉の市川まで行ってきました。。

Macといえども今までマウスを触った事もない親父が使うには、なかなか敷居が高いものがあります。
WinもMacも誰でも使えるコンピュータを売り物にしていますが、それは幻想なのだと思い知らされました(笑)。

さて、帰りにお茶の水に立寄り谷口楽器さんに行ってきました。
Heringがセール中とのことなので"Free Blues"好きの私としてはストック用がお目当てでした。


CとBbです。殆どがこの布ケースになっていました。
最近はカバー前面に"Free Blues"と書かれた新型もあるのですが、森のなかまとしては気の抜けたアラベスクのある従来タイプがしっくりきます。
WEBで出ている値段よりも安いのでもっと購入しても良かったのですが、最近出費も多かったのと、例のものが合ったので2本に止めました。


これが例のもの。。以前セミブラックさんに教えて頂いた"Suzuki air WAVE"です。
色々な色がありますが、オレンジを選びました。黒とオレンジの組み合わせは結構好きです。
Made in Chinaです。

なーんだ教育用のシングルがちょっとあか抜けた(笑)やつ?
いえいえ、なんとRichter(リヒター)配列なんです。

つまり10Holersと同じ配列なんです!
キーはCのみです。


箱の裏は中のブックレット(見開きの一枚ですが)が見えます。
始めてハーモニカに触れる子供さんむけの内容になっています。全部みせちゃうと何なので気になる方はお店でゲットしましょう(画像検索すればありますが)。

YouTubeにはRonnie Shellistさんのレビューもありますが、まぁ人それぞれでしょう。


同じSuzukiの"Fire Breath"と並べています。
どうです?デカイでしょ?筆箱くらいの大きさがあります。
カバー表面は梨地に加工されていて唇が張り付き難いのです。

実は、忙しくて箱さえ開けていなかったので今日吹くのが始めてです。
どうせ。。。と思っていましたが結構きちんとした音(しかも音量まで結構デカイ)なので良い意味で裏切られました(笑)。

サイズ大きいので演奏し難いかなと思っていたら割と順応してしまったのか、普通の10Holesとあまり変わりなく吹けました。
パッカー、タングブロック、オクターブ、ベンド、トリル等は殆ど同じに行けます。
このサイズのため、手を使ったワウ等の技は相当手が大きくないとできないでしょう。。

私はあまり気にしませんがOld Sandbyのマウスピースが細くてくわえ易いというかたには良いのではないでしょうか?

あまりに普通にふけるので「やるまい」と思った調整をしてみることにしました(笑)。

では、分解しましょう(笑)。レッツ!

air WAVEのハープカバーはツメで止まっています。
ハープ左右に1カ所ずつ、後ろのカバーを支えている柱に1つ、マウスピース側に3カ所と合計5カ所あります(両面で10カ所)。


この手の撮影にワイフの協力が得られるわけもなく、MFでセルフタイマー。左手でカメラを支えシャッターを押した右手は直にハーモニカへ。。。なので見難くてすみません(三脚出すのが面倒だったので)。。

先ずは左右を外します。カバー開口部に指を入れて爪がある箇所(開口部から見えます)を狙ってボディとカバーの間に爪を差し込みながらクイッとやるとカパッと外れます。擬音ばっかりですみません(笑)。
マイナスドライバとかを突っ込むと樹脂がやられてしまいます。爪で十分です。

なお、air WAVE の樹脂は十分弾力があるのですがGoldenMelodyのコームを折ってしまった事もあるので、この時期冷たい状態のままは開け閉めしない方が良いでしょう。



左右の爪が撮れたら、カバーの支柱部の爪も外します。同じくグイっとカパッです。


最後にマウスピース側の溝に爪を入れて全ての爪が外れます。組立時は逆の順番で行えば良いでしょう。


メッキによるシルバープレート?と思いましたが、とても軽いです。恐らくアルミ板かと思います。磁石はつきませんでした。
低年齢向けということから、音質や耐久性よりも、コストと腐食への耐性からアルミを使用したのかと思われます。


ドローリードの#1番が面白い付き方をしていますね。。


air WAVEの構成パーツです。
ドロー側カバーの#1のリード先端があたりの部分が丸く凹んでいます。
面白い付き方をしていたのはリードが振動している時に先端が触れてしまわないようにとの配慮なんですね(マウスピース側は狭くなっていきますので)。


コームを前から見てみます。


そして後ろからもみてみます(笑)。

エンボスしてみようかと思いましたが、音叉やスパナを当てるとスリットのエッジあたりがゴリゴリするので止めました。

リード根元から結構な量のGapが付いていたので指と爪でクイクイと下げました。
これで、ハイノートベンドも綺麗にでるようになりました。
Over Blowは一応できますが、如何せんリードが柔か過ぎるのかSquealingを取りきるのが難しく、そこまでする必要もないかとスッパリ諦めました。
多分Tarbo Tapeでなんとかなるかと思いますが、本日はやらずじまいです。

とても綺麗な製品でしたが、リードを削った時の金属バリが少々残っていましたので(日本の製品でもあります)一通り調整を終えてから水洗い(笑)して組み立てました。

細いネジですが普通のプラス#1でOKなようです。
プレートがアルミなのか柔らかいので歪まないように強く締め過ぎないようにしましょう。

レスポンスも良くなり、ますます普通の10Holesと違いが少なくなりました(笑)。
全体的に質量が足りないせいなのか高品質というカンジの音ではありませんが、樹脂カバーが振動する位に音を響かせてやると、適当にダーティなカンジになるような気がします(笑)。


お気に入りは、この後ろ姿でしょうか。なんかウワーンとホバリングしてカッ飛びそうな宇宙船のようでカッコいいでしょ?

ピアニカやリコーダ等の楽器が教育用に使われている現在、学校で大量購入とかはないのでしょうが(海外市場を睨んでいるのかな?)、敢えてリヒター配列でこのような製品を出してくるSuzukiという会社は応援せずにはいられませんよね。

ビビッドな色合いと、きちんと音の出る製品。お値段も1500円以下位でしょう。
是非、10Holes吹きな方は手にとってみて、肩の力を抜いて楽しんでみて下さい。


■最近流行っている?番外編


事後報告になりますが逃走していたバルブがお正月に出てきました(笑)。
Service Kitに付属するバルブには64系の低音用立体成形バルブ(?)はありませんが、これで何が起きても大丈夫でしょう。。
やっぱり、ひょんな事で見つかるんですね。。
これで一年の運を使い果たさない事を祈ります(笑)。


こちらは谷口楽器さんで偶然みつけたSuzukiのクロマチック用バルブです。
以前Service Kitを買った時に「バルブ単体だとお幾らですか?」と尋ねたら「Hohnerですか?Suzukiですか?」と聞かれたので「えっ?」と思たの思い出し、今回air WAVEと一緒に購入してみました。

シート状に繋がっているのを切って使うようです。
Hohnerのものと違い独特の柔らかさがあって好きなのであります。

モノの写真ばかりだったので最後に。。


バルブが戻って来た日に夢見ヶ崎に初詣に行ってきました。ここは神社、広場、動物園が一緒な所です。
フンボルトペンギン達がもの凄く元気でありました。

柱後のペンギンなんかはロールしながら飛んでくるTom Cat(F-14)のようでカッコいいー!
おかではボーッとしている事が多い彼らですが、あらためてペンギンは海の中を飛ぶ鳥っという事を認識させられます。

しかし、ペンギン達には嬉しい寒さなのかもしれませんが、人間や他の動物にはシンドイ寒さであります。


帰りにこんな光景に出会いました。
すずめさんのオブジェがついた車止めですが、近所の方でしょうか手編みのマントと「ありがとう」のメッセージがついていました。
色々と想像してしまい、和やかな気持ちになってしまいます。
いろいろポッカポッカですね。

来週もホドホドに元気よく、がんばりましょう。
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電球な週末

2011-01-10 23:23:06 | フラッシュライト


「使いたい放題のSurefire」が手に入ったので6PXをガンガン使っています。

「暗くはないかね?明るくしてあげるよ」と暗がりを求めています(笑)。
怪しいながらも、気の良いネアカなおじさんになったような気分で楽しいです(笑)。

昨年末から6PXを頻繁に使っていると電球色に比べて青く感じてしまう白色LEDにも慣れ「もう電球色に拘らなくてもよいかな?」と思ってキセノンやクリプトン球を付けると。。

やっぱり電球色に近づけたい(笑)しかも、寒いし。。

一つに色々な事を求めてはいけないとは分かってはいますが、相手が人ではありませんので試す位なら良いでしょ?ということでフィルターで6PXの色温度を下げてみる事にしました。

ただ、どうやってフィルターを固定するかが問題になりますが、そこはFM34の出番です。
カッコイイだけではなく、こういった事もできるよねという目論みもあったのです(後付けじゃなくて本当ですって。。)。

ちなみに、フラッシュライトの世界ではMOD(Modification:改造)といってLEDを載せ替えたり、回路や反射板を削り出したりする方達がいらっしゃいます。
森のなかまにはそんな事はできませんし、MODをされる方からすれば「何を子供の遊びみたいな事を」と言われてしまうかもしれませんが、やってみたい事はやってしまったの巻です(笑)。。

それでは、レッツ!


これはFUJIFILMの色温度変換フィルターLBAです。

LBは"Light Balancing"の略、AはAmberで、通過する光の色温度を下げます(赤っぽくする)。デジカメでは曇り、日陰モードなどがこれにあたります。
LBA1,2,3,4,6,8,12,16,20と号数があり、号数が大きい程色温度を下げるそうです。

逆に色温度を上げるのにはLBB(Blue)というものがあり、デジカメの電球色モードがコレに相当します。

難しい計算は良くわからないので、今回はなんとなくLBA12を使ってみました。
説明書によると2/3段暗くなってしまいますが、色温度を結構下げてみたかったのが理由です。

サイズは75mm 100mm四方等があります。大きさの違いで二倍近くの値段差があるので小さい方(75mm)で良かったかもしれません。

作業的には、このフィルタを丸く切って、ライトとFM34の間に挟み込むだけです。簡単でしょ?

なお、LEDは熱を発しますし、LBAフィルタがどれだけの熱耐久性があるのか分かりません。
フィルタが溶けてしまう等のリスクは無いとは言えませんので試す際は各人の責任においてお願いします。


もはや説明は不要かと思いますが、後半照射写真ばかりなので枯れ木も山の賑わい程度に力ない写真と供に御覧下さい。


30mmの丸い型紙を作り、LBA12に固定してハサミで切り抜きます。


随分不格好ですが、こんなカンジにのせてベゼルの外に出っ張らなければオーケイ!
このままFM34を被せてもよいですが、普通Surefireは自立しないので。。


あらかじめFM34に落とし込んでおいてライトを差し込んでもよいのです。どちらでもやり易い方法で。。


琥珀色眼鏡でちょっとワルなカンジ(笑)

さて、どんなカンジになるのでしょうか。。

森のなかまは実際に光を見ていますが、撮りためた画像を並べて見るのはこの投稿が初めてです。ドキドキ(笑)。

■撮影条件
 ライト前面から壁まで約1.2m ISO:1600 f4.0 1/80s WB:5500K固定
 200lmは全て中心部で白トビしています(笑)

■画像の並びについて
 ●15lm P ●15lm D ●200lm P ●200lm D (P:Plain, D:Diffuse)
 小さい画像をクリックすると大きくなります。

■注意
 条件をなるべく揃えてやってみましたが、手持ちでの撮影ですし、なるべく見た雰囲気に合わせるため撮影パラメータもいじっています(撮影中は統一してます)。
 また、壁の色、LEDのバラツキもあることから絶対的な色合いではなく、あくまでもLBA12を付けたときの違い程度に御覧下さい。

■Surefire E1e(F04)
 

■Surefire 6PX Pro(FM34)
   

■Surefire 6PX Pro(FM34) + LBA12
   

こうやって並べてみて初めて「あぁ、やっぱり違うんだ」と納得しました(笑)。。

LBAありの方が確かにスポットが僅かに小さくなり、暗くなってますね。
#Manual撮影なのでファインダー内のインジケータの動きでも分かりました。さすが光学フィルタ(笑)。。

E1eの赤みのあるキセノン光の色には及びませんが、LBAを付けるとなんとなく暖かみのある色合い傾向なのかな(微妙)と思います。
#冬場は良いかもしれませんが、夏場は「暑苦しぃ~」と止めてしまうかもしれません(笑)

正直な話、こんな高価なフィルタを使わず、透過性さえ良ければ色セロファン等を使えばよいかと思います。
#フィルター購入前に透明なオレンジ色の定規で試しました。そっちのほうが良いかな(笑)。

とはいえ、何気に気に入ってしまいましたので、取りあえず暫くはこれで行ってみようかと思います。

冒頭の針金の電球は"ライトバルブ・ゼム 15p"というクリップです。AppleのNewtonを思い出します(古)。。他にもト音記号など面白いものがあります。

さて、電球つながりという事で。。

日曜日に今年初めて横浜方面を散歩しました。
3連休中日ということもあって山下公園は人いっぱいで賑やかでした。


普段夕暮れ時は赤く、アンダーで撮るのですが、いつもと逆に電球モードで青く、淡く撮ってみました。

普段はこういう撮り方はしないのですが、先日テレビで鉄道写真家の中井精也さんが雪が降った後の曇り空なのに、カメラの設定で春っぽい写真を撮っているのを見ていたく感動しまして、率先して楽しんでみようと思いました。

テレビで見た中井さんは見た目、人柄、写真も電球のように暖かいカンジでした。
#"ゆる鉄"という言葉もよいですね。必ず写真の中に電車があります。

普段リスのようにカリカリしている森のなかま(もちろん見た目も可愛くない)は見習うべき事が多いのであります。
しかし、こういう写真を見てしまうと。。。うんうん。マイペースでいいの(苦笑)

周囲はあきれる程にぎやかなのに、こうして撮ってみると寂しいカンジもしなくもないです。

うまいへたは別にして、やっぱり写真って面白いです。ハープも面白いんです。始めて、続けることが大切なんです!
#自分に言い聞かせています(笑)。。おっとフラッシュライトもね

寒さはこれから本番ですが、気持ちくらいは電球のように明るく暖かい一週間でありますように。
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もう一人のヤツとは? MCPET

2011-01-09 01:37:15 | デフォ
さて、去年のもう一人の「ヤツ」が残っています。


フラッシュバック。。。巨大なモノリスのようなものでしたが。。。
#いや、ただの段ボールだよと言わないでね(笑)。。

6PXを注文する際、以前HATTAさんの投稿でみて気になっていた古河電工 MCPET蛍光灯反射板も合わせて購入しました。
一番小さい60x100cmのものです。丸まって筒でくるのかなと思っていたら、折れ曲がらないように丁寧に梱包され、ライトとは別の2個口て配達されてきました。



段ボール内で表面が傷つかないようにプチプチで梱包まで。。。年末の忙しい中ありがとうございました。

中身に怖いものがないとわかったのか、むら気のある森のなかまはどこかへ遊びにいってしまいました(笑)。

さて、とてもよく光を反射してくれる反射板なのですが、紹介にあったように上から光を当てるような撮影ライトはもっていません(置き場所にも困りますので)。。。なので、こんなカンジにセッティングしてみました。。。


無茶苦茶赤いですが東芝ライテックのネオボール60Wタイプ「くつろぎのあかり電球色」(長い。。)という蛍光灯を使っています。
通常のホワイトバランスだとこのように赤っぽく写ります。今の時期は暖かみがあってこれはこれで良いですよね。



このシーンを電球モード(タングステンモード)で撮影するとこんなカンジになります。
電球モードでは赤色を青に補正するので、赤っぽい光が当たっているところは辛うじて白いですが、光が弱い所はガンガン青っぽくなります。
なんか、怪しげで良いですよね。これも好きです。

バックを覆えていないので背景が適当に青っぽくなったりするのが面白いかも(商品撮影じゃないので。。)
トップライティングは無理だけど左サイドから適当に光が散ってくれるので、そこそこ反射板の効果が期待出来るかもしれない。。

まぁ「論よりラン」なわけで(昔先輩によく怒られたなぁ)適当に光を当てていますが、MCPETは本当に光をよく反射してくれました。柔らかく拡散した光が対象物にまわり込んでくれます。

ピーカンの順光で人物を撮ると強い影ができてしまいますが、逆光や曇りの日に撮ると光が拡散して柔らかくなるのと同じですね。

おーっ、これは面白い。手当り次第に撮ってみます(笑)。


PBのInsiderというドライバです。赤と黒ですね(同じものを2本も持つなといわれそうですが)。こうやって中身にビットを内蔵していて、付け替えができるのです。自分の使うビットだけを入れておく事でそれっぽいシステムを組めるのが男の子っぽくてステキでしょ?

光源反射に近い黒Insiderがすこしテカっています。。これを押さえようとすると今度は赤Insiderが暗くなってくるんでしょうね。。多灯でやるとバランスが難しくなるでしょうからこの辺りでギブアップしました。

一瞬光るフラッシュと違い、定常光によるライティングはどう写るかが予めわかるので比較的簡単とか言われるらしいのですが、どっこい、やっぱり難しいです(笑)。


PBのビットですね。左がPozi#1で右が普通のプラス#1です。美しいビットですよね。
左上から白色LEDを当ててしまったのですが、この場合はしないほうが良かったようです。


おなじみ270C。もう15年も前のものですがレストアして現役です。アラベスクのレリーフはいつ見てもステキです。DeluxeやTootsモデルにはない凛とした品の良さがあって好きです。

カバーの反射面に自分や天井の蛍光灯等が写り込んでいないのですが、穴番号が白を反射してしまっていますね。プロはきちんと黒板なんかを使い確り穴番を写し出すのでしょう(斜めに撮るなら"アオリ"を使う等)。
でも技術をもたない素人が手持ちでこんな風に撮れるのであれば結構良いのではないでしょうか。
#もちろん、もっと勉強しないといけないのですが。。


E1eは細いのでFM34をそのまま付けられません。F04を付けた上からさらにFM34を付けるという実用性皆無の撮影だけのための遊びです(本当かよ?)。
なんだか、おませなさんな子供が大人の真似をしているみたいでカワイイです(笑)。

E1eは6PXよりもかなり広範囲を照射するという特性もありますが、光の色といい、手のひらに照射するとポッと暖かみを感じるところは、まるでポケットに収まるお日様です。このライトは本当に好きですね。


年始に予約投稿でみなさまにご挨拶した森のなかまはこんなカンジで撮りました。
ワイフは背景に青空のバックを貼ったのかと思ったそうですが、電球モードのおかげでこんなカンジになりました。
雪のかまくら?といえば、聞こえが良いですが本人達も結構狭いところに押し込められ大変だったのであります(笑)。

ネットを検索すると物撮り(ブツドリ)が上手で凄く研究されている方が多いです。
なので大して上手くもないくせに、手の内を晒すのは本当にお恥ずかしい事ですが寛容に見てやって下さい。

また、もっと効果的にMCPETを使いこなせる人達が沢山いらっしゃるかと思いますので「こんなもんか」とは思わないで下さいね。

でも。。。趣味だからこそ、もう少し上手くなりたいもんですね。
頑張ろう(笑)。。

ということで、年末からの続き物はこの辺で。。


P.S.

お正月になると高確率でマギー審司さんがテレビで見られます。
一度ナマで見た事があるのですが、素晴らしい方でした。

なかでもラッキーくんは大好きなマジックで今年も運良く見られました。
しかし、ネットだったらいつでも見られるのでは?と思いさがしてみました。

ありました。御本人による投稿のようです。

ワイフに見せたところ"レッサーくん"再来のようにもの凄い勢いでリピートするのでマギー審司さんの声があたまにこびりつきました(笑)

ラッキーラッキー[アメーバビジョン]

幸せだぁ(笑)
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