量産品なのですが精緻に刻印された文字といい、ルーペでしげしげ見てしまいます。
LR41ボタン電池3−4個を使う、いわゆるキーチェーンライト。100均でも売られています。電源が同じで電気回路はないのでLEDの諸元だけで明るさと、ランタイムが決まります。「こんなに小ちゃいのにあっかるーい」と誰もが思いますし、専門メーカだろうと、100均だろうとさほど差はありません。電気回路もないので、浸水しても電池がやられない限り、壊れる事はないでしょう。
「でもですね」といいいますか、「だからこそ」と言いたい。
ガワが大事なんです(笑)
改行すると、縦に長い怪しい販売ページみたいになるので並べて書きますが。。。
ガワが好き=見た目がが好き=持ち歩く=いつでも使える=肝心な時に使えた=持っててよかった=やっぱりガワがすき
どうです。完璧でしょう?
まぁ、どうでも良いはなしなのですが、そんな風に言葉を並べてみたいキーチェーンライトをようやく手に入れましたので紹介します。
なお、ちょっとした工作が出てきます。やってる事は大した事はありませが、妙に傾いた嗜好のため、本来不要なことをやっていたりします。
特に興味のない方は、時間が無駄になってしまいますので、適当に切りあげて頂ければと思います。
Pelican 1810。ヨドバシのガラスケースに入っているのを見て「かっこいいなぁ」と思いましたが、ボタン電池ものとして、スッと出せる価格ではなかったので2年以上は悩みました。流通在庫でカラーバリエーションはありますが、現在は黒一本になっているようです。
最近になって、再び急に気になり始め数ヶ月。。「もぉ、いいでしょ?」と、送料を含めたトータルの値段、ポイントの利用を考え
ホルキンさんから購入することにしました。
画面いっぱいに広げると、大きさがわかりませんがは全長4センチに満たないです。
同社の1910をそのまま寸詰まりにしたようなデザインで可愛らしいのですが、手を抜かず精緻に切削してあります。外装はハードアナダイズド加工。
使い込むとこんな感じになるそうです。製造国は中国です。
2350同様すばらしい造りだと思います。
同じLR41電池ですが、1個少ない3個でドライブする
NITEFOX e1。以前はボタン電池を使う懐中電灯はあんまり手を出さなかったのですが、この子からビビっとくるようになりました。e1を経ずに1810の入手はなかったかもしれません。この辺りは人それぞれかと思います。
すり鉢状になっているヘッド内側は、さほど効果の見込めない反射光などは期待せずHA処理されています。
ボディとヘッドのツーピース構成です。こういう形状ですのでヘッドをツイストするというより、テールをツイストするような感じになります。
ガチに気合が入っています。なんとOリングが2本あります。専門メーカとして本気ですね。
防水性の確保もありますが、ぶら下げていたらいつの間にか、緩んでヘッドがどこかにいってしまったというのを和らげる措置かと思います。
Streamligh NANOもOリングが2本ですね。デメリットとして、ツイストするのに力が必要になります。
なお、ボタン電池の出っ張った方(マイナス)がヘッド側になるように電池をいれます。
点灯するとこんなかんじです。鋭角に集光するタイプのLEDでキーチェーンライトとしては十分なものだと思います。
感じ方には個人差はありますが、森のなかまにとっては、やや青味が強くかんじますので
高演色LEDに交換します。
ここから、素人の工作が始まります。お見苦しいですがご容赦下さい。
NITEFOX e1と同じようにLEDとボディの間にOリングが入った構造になっているのだろうと思い、LEDを押してみましたが玄武石のように固いです。
壊す前に。。と内部を改めて見なおし考えます。ずいぶん大人な行動がとれるようになったものだと思います。いろいろ失敗していますので。。。じーーーーーーーっ。。。。
やっぱり、押っぺそう。。。
どこの家庭にもある真鍮のピルケースの出っ張りに、プルーム・テックのシリコンカバーで養生します。グイッ、グイッ、グイッ。。パコッとはずれました。
後でわかりましたが、Oリングとの摩擦で止めるというより、樹脂マウントの圧入で固定されるようです。
なお、組み立て時はOリングをLEDから外し、砲弾型LEDで押し広げながら密着させるようになります。LEDにはまった状態ではOリングを固定できません。昔結構悩みました。
LEDのリード線は半田付けされておらず、金属板を接触することで導通を得ています。金属板の爪を00番のマイナスドライバなどで起こします。
こんな風に外れます。分解に関しては半田付けの方がよっぽど楽ですが、樹脂マウントで確実な導通を得られ、しかも組み立て工程もさほど難しくないのはよく考えられているなぁと思いました。
簡単に
YUJILED 45° 5700Kに交換できました。手持ちの45°のBinは同じ5700Kの60°より色合いが若干暖かみがありお気に入りです。しかし。。あかるいですね。明るすぎますね。
わかっていましたが、Vfが2.7-3.0Vの高演色LEDを6Vで制限抵抗なしでドライブすれば、エラく明るくなるもののLEDへの負荷もかなりのものになりそうです。素人考えで、実測していないのですが、明るさから判断すると純正品のLEDはVfがかなり高いものを使う事で調整されているのではないかと思いました。
このまま使い続けるのは、ちょっと後ろ髪が引かれますので、なんとか制限抵抗を組み込んでみます。
左から、0.6程度のプラ板(製品梱包の残り)、51Ωチップ抵抗、穴あけパンチでパンチした真鍮板。
パンチしたプラ板を4-5枚接着剤でとめて、穴を開けて抵抗器が入るスペースを作りました。
初期の計画ではチップ抵抗を垂直に立てて(既に曲がってます)もう片方からシード線を出して。。。と思ったのですが、森のなかまの技術では無理でした。
素直にあきらめて、カーボン抵抗(金属皮膜より小さいです)に変更。
無様です(笑)
電極との間に抵抗を挟めれば良いわけで、いろんな方法があるかと思います。レジンとかで抵抗器を封入するのが早いのかもしれませんが、早く試してみたいです。
これを電池と一緒に入れます。抵抗入りのダミー電池ですね。4個で6Vだったので、3個で4.5V。だいたい4.2Vリチウム電池と同じような雰囲気で使うことができます。
オリジナル。LED換装後1(6V制限抵抗なし)、LED換装後(4.5V制限抵抗51Ω)、The Ti Sapphire High CRI 5000K(参考)
抵抗器がちゃんと効いているようです。
Sapphireは、とても贅沢で高価な5mm砲弾ライトです。高価なだけでなく、きちんとレギュレーとされた電流でドライブするようなので、リファレンスとしてみました。
4個電池ものの製品に「これを使うと長く使えるよ!」みたいに添付されているとウレシイですが、市場では何の訴求力もないでしょう。。3Dプリンタで作って販売するようなものでもないですし、どなたか効率よく、そこそこ丈夫なものを作ったら教え頂けるとありがたいです。
素人の工作は終了です。
もう、書く事はあんまりありませんが、一緒に撮った写真があまりました。まったりフェードアウトさせてもらいます。
何か大きさの比較になるものを。。。と撮影中ポケットに入っていた
Olight i3T EOS Brassを出してみました。が比較対象を間違えたなと思いました。
自画自賛ですが、
先週よりチャーミングになっています(笑)
もう片方のポケットから。。
Lumintop Tool AAA Brass。このところの強い夜風が効いているようです。
本格的に梅雨入りするとどうなるんだろう。。
ガワに興味のない方には、別なものを勧めますが、このガワが気に入った方は、ちょっと高いですが、お好きなLEDを入れみたり、溢れる愛を注いで、とことん楽しんでみてください。
それでは!