森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

お気に入りの場所を通って

2020-01-28 21:23:49 | ハーモニカに関連した話題
視野の端っこで活動中


「このクネーンとしているのを撮っているのね」と見透かすワイフ。その通りです。クネーンがいいじゃないですか。


14:07 葉っぱがすっからかんとなって随分あかるい場所になりました。一年で一番あかるいのではないでしょうか。


最近この階段に差し込む光が好きです。


ここでにゃんと会うのも初めでしょうか。足元を確かめて静かに移動して行きます。


丘の上にたどり着きます。スノーフレークかわいいです。脳内では「トライポッド着陸船」という言葉がでてきてしまいます。


先端に行くほど若い葉っぱ。赤っぽいのは紫外線から身をまもるための知恵でしょうか。


14:18 寝ぞうがわるいのは愛しのハナニラさんだけでもなく(笑)こちらのウロからはヒガンバナの葉っぱがモッサモッサと溢れ出していました。なんでヒガンバナと断言するのか。。。以前このウロでヒガンバナが咲いているのをみたからです♪

それでは!
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Seydelのネジは公式にはPozi#0のようです。。。

2011-11-14 21:18:23 | ハーモニカに関連した話題
てっきりPozi#1と思っていたSeydelのネジですが、ホームページを見たところPozi#0だそうです。。。

手持ちのPozi#0というとPBの差替え式このブレードだけです。#1,#0が両方使えるのでこういう時に頼りになります(差替え式でないのはHPには載っていませんが連絡すれば直ぐに取り寄せてくれます)。

ためしに前回開け難かった1847 Silverで試した所、あっさりと開閉出来ました。。

表のネジ山は既にナメてしまっていましたので、通常のプラスと思っていた裏側で試しました。HPには通常のプラスについての記述はありませんでしたので、全てPozi#0なのでしょう。。。
ネジ山を舐めてしまった私が言うのも説得力がありませんが、力を入れる前にカチっとあうドライバを捜す用心深さも必要ですね。

単にメンテナンスしたいだけなんですが、ハーモニカ吹きがネジマニアになってしまうのはちょっと苦笑です。。

P.S.
Seydelの"Worth knowing info"という役にたつページがあるのですが、いつもどこにあるのか良くわからなくなってしまいます(笑)。

森のなかまは持っていませんがスマートホン向けの無料アプリ等もあるので覗いてみては如何でしょうか。

"Online Tuning Fork"で出した音を"Online Tuner"(お使いのコンピュータの内蔵マイクへのアクセス許可を求められます。嫌な方はアクセスしない方がよいでしょう)で計ってみると加湿器対除湿器の戦いぐらい意味がなく、秋らしくアンニュイな気分になるかと思います。
コメント (4)
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Wittner TAKTELL SUPER-MINI (Series 880.2)

2011-09-04 19:24:28 | ハーモニカに関連した話題

ペンデュラム(振子)がタクタクと拍子を刻み続けます。ゼンマイの続く限り。。。

頑張って出勤していましたが金曜日の夜が限界マックスに達してしまい、あれほど楽しみにしていたライトマニアックスに行けず哀しい森のなかまです。。。うぅ。。
みなさん如何お凄しでしょうか。


唐突ですが、2年程まえに購入したWittner社Taktell Super-Miniのオークです。リンク先のActusさんで購入しました。
例によって数ヶ月メトロノームについてのネット調査をたのしみました。
最初はマボガニーを狙っていましたが踏ん切りがついた時はすでに遅く、品切れだったので「あまり持っていない色で良いのでは?」とオークを購入した次第です。なんで他店に比べてこんなに安いんだろう(それにしても高価な事には変わりませんが)。。


クロマチックをやる友人と話した所、最近メトロノームに熱を入れている様子。
電子式のメトロノームとチューナが一緒になったものを以前あげた時はそれほどでもなかったのですが、最近はよく使うようになったのか機械式が欲しくなったそうです。うんうん。そーでしょう!

で、久しぶりにRichar Sleighさんのブログをみるとメトロノームとの付合い方が出てるし(Mini-Taktellを使われているそうで)。。

 How To Play With Time (Harmonica Rhythm Boot Camp)

ということで、久しぶりにメトロノーム熱も再発してしまいました(笑)。


正確さ、リズムのバリエーション等の「機能」からすれば電子式のほうが圧倒的に有利でありますが、ピコピコ音が耳につき始めたり、長く付合う相棒にアナログチックな幻想を求め出すと、機械式が気になり出すものです。


カリカリとゼンマイをまいて、重りをテンポに合わせれば、タクッ、タクッと拍子を刻み始めます。
拍子ベルや裏拍、中抜きなんかありません。

ゼンマイが終われば、クタッと終わります。それだけです。


なーのに、何だってこんなに惹き付けられるのでしょうかね?
不思議です。
到着する日は「メトロノームまだ?、まだ?」と浮かれていたのを思い出します(笑)。


最初は、その大きさに似合わない大きな音で鳴るのでビックリしました。結構カランとした音色も時には良いのですが、もう少し小さくてくぐもった音にならないかなぁと思い取りあえず分解しました。

例によって分解される時は各自の責任においてお願いします。

分解時はネジ止めされている黒い樹脂パーツをケース内に一旦落とすと、力を入れずにムーブメントが外れます。組立時は2本のネジを軽く締め、遊んでいる状態ではめ込みます。ドライバーは#0が適合です。

ネジを外して締めるだけではなくトリッキーなハメ方ですので難易度は高めです。自信の無い方はネジを外す事さえ止めた方が良いでしょう。


主要な部品はナイロン製かと思われます。
時計のように密閉されたものと違い、機械式のメトロノームは使用時に空気にふれますので錆が出るような金属製のものより適切な材質選択かと思います。

背中にピンが出ていますが、このピンが振子に合わせてグイーッとへっこみ、リリースされケースに貼られた金属板を叩きます。


左側丸い銀色がピンで叩かれる板です。
以前ハンズで小分けされて売られていた張って剥がせる片面クリアタックシート 0.3mmを貼り打点を和らげるようにしました。
右の緑色のは音が響かないようにダンパーを入れました。打楽器のミュートなんかと同じような感覚です(期待値)。

カランとした音をくぐもらせたかったので何となくケース内側には硬化しない「アーモンドオイル」を塗って拭取りました。
外側はもう少し茶色を効かせたかったので「えごま油」を塗りました。えごま油は時間と供にやや赤っぽく変色していきます。

おかげさまで、心無しか音量も落とせダークな感じのくぐもったような音になったようです。
普通機械式のメトロノームの音量を下げよう等とは思いませんから何の参考にもなりませんが。。

もし、そんな時は大人しく電子式で練習するのが得策です(笑)!


水平に置かないといけない、長期保存する時はゼンマイを使い切る等と色々と面倒が多い機械式ですが、タクタクと振子を降り続ける姿と音はなんともいえない趣きがあります。

ネットで「家族みんなで一緒に揺れて聴いていました」という商品レビューを見かけましたが、そんな幸せそうな家族を思い浮かべながら酒を飲むのもまた楽しいのであります。

電子式は各社から数ヶ月毎に新しいものがリリースされ、安くて使い勝手も良い事から時々やらかしてしまいますが(笑)、こういった古くて変わらないものも一つ手元にあるとまた楽しいものです。

それでは!

P.S.
昨日買い物ついでに全く趣の異なるものを購入してしまいました。。

SNARK SN-4 RED

クロマチックチューナーのつもりだったのですが、なんと!これにもメトロノームが付いているとの事。。。なぜ千円でこんなものが作れるのだろう。。
クレイジーで元気な雰囲気が楽しみなのであります。

P.S.2
今でこそTap-in機能がありますが、電子式はテンポを設定するのが結構面倒だったりします。そんな時はダイヤル式のUIが素早く設定出来て良いですよね。
国内ではセイコーのSQ50VとかヤマハのME-D1等もありますが、Wittnerも電子式を出しています。

WITTNER Taktell Quartz Metronome Qm2 QM 2 Ivory
Quartz MT-50

この昔のキットラジオみたいなデザインが森のなかまを刺激します。
ポツポツと時を刻む佇まいはさぞかし楽しくも奥ゆかしい事でしょう。。
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谷口楽器さんが。。

2011-06-30 23:50:59 | ハーモニカに関連した話題

以前「Seydel 1847 Noble」の投稿をした時にボツにした写真で間に合わせています(汗)。。

後1日で週末にたどり着きそうです。。

谷口楽器さんがSeydel取り扱いの件で最終的な段階に入ったそうです。

楽天のブログでSeydel社のハーモニカで興味のある製品、購入したいと思う製品について、意見を求められています。
必ずしも叶うわけではありませんが、出してみない事には始まりません!

興味のある方はコメントされて見ては如何でしょうか(Twitterはやっていないので分かりませんが。。)。

多くの方の意見が集まれば、それだけ谷口楽器さんもニーズにあった製品提供できるかと思います。

コメントは送信してもすぐには反映されないようですので「入ってない」と何度も送信しなくても良いようです。森のなかまは既に投稿済みです♪

なお製品を調べるべくSeydelのサイトは結構重く迷子になりやすいのでSeydelのeShopを覗くとどんな製品があるか分かり易いかと思います。


関東でも実店舗で製品を目にして!手にして!購入できるようになるかと思うとワクワクします♪

商社が取り扱うのと違い、かなり大変な事だと思いますが、頑張ってくれる谷口楽器さんには感謝します。
日本でも息の長い製品として地位を築くお手伝いができれば嬉しいですね。

それでは黄金の2連休を目指して頑張ります!
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UST ハープカスタマイズの革命的な道具

2011-05-07 22:58:52 | ハーモニカに関連した話題

お手製の「Pseudo(まがいもん)UST」。。。とんでもない道具が発明されました。

GWもそろそろ終わりです。

この連休中ハープカスタマイズを行う上で革命的なツールを体験しましたので紹介したいと思います。

■おさらい

ハープをカスタマイズするうえで重要な技術が二つあります。

 ●リードを希望する形に整形する技術
  あげみ(Gap)にまつわる話
  Reed Profile
  Gap, Reed Profile調整

 ●エンボス(又はサイジングと言います)の技術。
  Emboss エンボス そして近藤楽器
  Emboss 2nd と Squealing 対策について

リード形状(あげみ含む)の調整は、ほぼ必須と言っても過言ではありません(あくまでもカスタマイズする人にとっての話です)。

しかし、これにエンボスが加わる事で 10Holes は箱から出したままで使う(Out of the box)のでは体験出来ないようなレスポンスが得られるようになります。

しかし、エンボスを行うにはそれなりにやっかいな問題がつきまといます。

■エンボスを行う上での問題


スロットのヘリのみを潰したいのですが、どうしてもリードを押し下げてしまいます。


これだけリードを変形させても根元付近には確りとエンボスで来ません。

陥没したリードを後から戻してあげればよいのですが、金属疲労を考えるとリカバリしないに越した事はありません。

また、リカバリしてもリードがスロットよりも下に入り込みやすくなります。
小さな音量で吹く分にはOver Bendはし易いのですが強く吹くと息が詰まり易くなりがちです。
これは一気に戻すのではなく、プリンキングとリカバリを何度も行い、更に日を置いて同じ事を行う事で解決できます。

森のなかまはリード先端よりも根元付近にエンボスを施すことが重要と考えています。

経験的に根元付近から息漏れする量が多いと Bend, Over Bend時に耳障りなSquealingが発生し易くなります。
また、リード先端付近ばかりをタイトにするとリードがスロットにぶつかってしまい発音し難くなります。

これらの問題を解決するためにも根元を重点的にエンボスしたいので、以前は苦肉の策としてスパナを使って別途で根元付近をエンボスしていました。


Emboss 2nd と Squealing 対策についてより

結構めんどくさい上に、別途エンボスするためエッジに段差が出来てしまうため何らかの改善が必要と思い日々悶々と考えていたのでありました。
USTに近いイメージは確かにありましたが、それを具現化する努力は特にしていませんでした。

■Dick Sjoebergさんの UST

さて隔月で発行される Mel Bay's Harmonica Session ですが今回 Kinya Pollard さんの記事に Dick Sjoeberg さんによる"UST(Ultimate Sizing Tool)"という究極に素晴らしいツールが紹介されていました。

 Harmonica Workbench: Size Matters by Kinya Pollard

最初はKinyaさんのページで写真を見た時は正直。。

「あぁ、こんなのもあるんだ」

としか思いませんでした。
体調もよろしくなく仕事が忙しかった事もありますが、人間鈍感になると好きな領域でもこうも鈍くなるのですね。

GWに入り改めて記事を読み直してみるとUSTの凄さが脳内でありありと分かってきます。

ひょっとしてこれは本当に最終兵器なのでは。。

ということで直ぐにでもUSTを使ってみたくなったのですが、KinyaさんのページにはDickさん御本人のコメントで「注文はメールで問い合わせて下さい」とあるので時間がかかりそうです。。。

ということで、似たようなものでも良いから作って試してみたくなったのです。

■PUST(Pseudo:まがいもん)を作る

要件としては真鍮製のリードプレートのスロットを押して凹ませることです。
更にスロットと接触するところを綺麗に磨いておけば、エンボスした箇所も綺麗になることでしょう。

本当はステンレス等で作れれば良いのでしょうが、森のなかまは、ステンレスのように硬い金属を加工する道具を殆どもっていません。

ということで、なるたけ切削作業を減らす為に代用品を加工しようと考えました。

お気に入りのKTCのスパナをベースに始めようかと思ったのですがメッキで綺麗なツールを加工するのには忍びなかったので、あれこれ考えた結果「後腐れのない100均のレンチ」を使う事にしました。


4-5本入って100円という恐ろしいパフォーマンスの100均レンチ。。上が加工前のもの。下が加工したものです。

後端部の早回し用の座がねは邪魔なので取りましたが、これを取るのが一番大変だったかも(笑)。。。
基本的にリベット止めされているようなモノなのでコジってボロボロにして取りました。力技です。


上の部分がPUSTになるところです。
側面にアールを付けて、先端が64-66度くらいになるようにエッジをつけています。


原材料として「焼き入れ加工した鉄」みたいな事が書いてありましたので、ダイヤモンドやすりで荒削りし、気長にペーパーで仕上げようと考えていました。
実際1時間くらい万力無しでガリガリやっていました(笑)。

しかし疲れて来たので保護眼鏡をつけてリュータで削ってしまいます。もの凄く楽です。

しかし、リュータは気をつけないと回転面から部材が滑ってしまいエッジ付近が甘くなってしまうので、最終的には手で仕上げます。

仕上げのペーパーは#800から初めて#2000番と「リードプレートのエッジを磨き」と同じ要領で作業を進め、最後はコンパウンドで磨きました。

見てくれはあまり良くはありませんが、自分で作ったツールや治具というのはなんとなく愛着が湧きそうですよね。。

■PUSTを使う

さっそく使ってみましょう。

あたかも、写真を撮りながら作業をしているようですが、作業中はそんな余裕はありません(笑)。気が散るとろくなことはありませんよね。

写真のリードプレートは「これなんかエンボスに使えない?」と思った道具を片っ端から試すための専用リードプレートですので扱いがかなりぞんざいな状態になっていますがご了承下さい。

実際には Hering の Free Blues をフル加工して気付いた事などをまとめて書いてみました。

基本的な使い方は以下になります。

 ・PUSTの先端をリードとスロットの間に置きます。リードの根元(リードが固定されている方)から始めましょう。
 ・PUSTの平らな面をリードの側面にあててガイドとして使います。
 ・最初は力加減が分からないと思いますので、軽くリードに沿わせながらPUSTをリードの先端方向にスライドさせていきます。
 ・先端付近はそれほどエンボスする必要がないので、段々と力を抜いていきましょう。
 ・気を付けないとPUSTが滑り、リードに乗っかり下に押し下げてしまいます。。。

ツールが滑ってしまうのはスパナの時でも経験済みだったので今回は、薄いプラスチック製フィルムの帯をスロットとリードの間に挟むようにしました。
ツールが滑ってもリードが下に沈まないのでリードを下に押し下げてしまう事故が少なくなります。

ただ、リード先端付近だけに帯を挟んでいるとリード中間でたわんでしまい、やはり滑ってしまいます。
可能であればツールとリードを押し上げる帯は一緒にスライド出来れば良いのですが。。。

と思ったら意外にも簡単な方法で解決しました。
その方法を紹介します。


リード根元付近まで帯を差し込んでおきます。
帯はツールよりも少し離れた所で軽く押さえるのがコツです。


ツールをリード先端方向にスライドさせていきます。


この時ツールが帯を押していくので、ツール先端付近には滑ってしまうようなたわみや隙間が無いのです。


先端付近まできました。
ここでツールをプレートから放します。。


あら不思議!
帯はプラスチックの弾性により「パシャッ」とほぼ元の位置に戻ってくれるのです!

ツール先端より少し離れた位置で帯を支えるのは適当に帯が変形してくれる遊びを持たせるためだったのです(エヘン)。

計算づくのように書いていますが、偶然気付いたのであります(すみません)。
気付いた時はチョッと(かなり)嬉しかったです(笑)。


Kinyaさんもおっしゃっていましたが、時々リードがスロットより短い時もあるので、このような使い方もできるのです。
少し細い帯えば長短どのリードにも適応できますね。

 

スロットの縁が綺麗な線を描いてエンボスされています。
写真では分かり難いかもしれませんが、とても面倒だった根元付近も均一に綺麗にエンボスできています。

正に「エンボスのプロ」のような仕上がりです!

しかも、音叉を使った時のようにリードのリカバリも不要ですので、一度リードの形を決めた後でも手軽に、簡単にエンボスができてしまうのです!

もぉー、これは凄いです。凄過ぎです(本気)!

森のなかまの「なんちゃってマガイもの」ツールでさえこれだけできるので本物のUSTはもっと素晴らしいのかと思います。

■リードを整形する
ついでなのでリードも整形します。

最近はバラした状態でリードを整形する時には道具は殆ど使いません。


爪とヘラ(リードをビーンと弾く)で済ませてしまいます。
予め付いているアーチを取るのが主になるので、裏側からヘラを入れてやさしく力を加えます。


時々リード中央が膨らんでいたりものがあるので曲がっている所を平らにしていきます。


時にはマニキュア用のウッドピックを使う程度でしょうか。
一カ所を強く押す事はせず、優しく全体を考慮しながら作業を進めましょう。

あとは仮組しながら仕上げの調整を行っていきます。

Free Bluesのような安価な10Holesでも、根元を確りとエンボスする事で Over Drawも楽々出せ、息詰りも無い調整ができました。

もちろん Over Bend 等使わないスタイルであれば、より大きな「あげみ」を確保しても息漏れの少ないレスポンスの良いセッティングを整える事が可能です。

■おわりに

久しぶりにハープカスタマイズの投稿でしたが如何でしたでしょうか。

USTの出現はハープカスタマイザーにとってこれまでに無いくらいの朗報です。
まさに、革命、イノベーションと言っても良いと思います。

作業の難易度を下げるばかりか、仕上がりも美しいのです。
美しい仕上がりは明確に体感できませんが、物事を良い方向へと導いてくれているはずです。

また、エンボスを必要な時に簡単、手軽に、しかも短時間で出来てしまう事も見逃せません。

もう「UST無しでハープカスタマイズはしたくない」と言いたくなる程です。

このような素晴らしいツールを発明、紹介して頂いた Dick Sjoebergさん、Kinya Pollardさんの両氏にこの場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございます。

それでは、みなさんもUSTを入手して思う存分エンボスの効果をお楽しみ下さい。

それでは!

P.S.

ステンレス製のノギスの先端をUSTのように加工すると様々なリード幅であってもスロットの両側を一度にエンボスを施せるのではないかと考えていますが、案外思った程よろしくないのではないのかと妄想しています(笑)。。
コメント (19)
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