このライトの一番惹かれるところはここかなぁ。。
お昼過ぎくらいまでは暖房もいらず窓を開けていたのですが風は吹き荒れ温度が急激に低くなってきました。いかがお過ごしでしょうか。
本日はライトねたなのですが、ちょっと変わっていまして。。。なーんと自腹ではなくモニターなのであります。
暫く前に突然
Thrunite社さんから「レビューを書いてみませんか?」とメールが届きました。「ThruNiteを名乗った怪しい勧誘かなぁ」と思ったのですが(失礼)、やりとりをすると怪しい話ではなく只レビューを書くだけみたいでしたのでお話をお受けすることにしました。ちゃんと書けるのかなぁ。。っていつもちゃんとしているか怪しいところではありますが。。。
ThruNiteの製品といえば「
Neutron 1C」「
Ti/Ti2」について書いた事があります。いずれもお気に入りだったのでどんな製品が送られてくるのか楽しみでありました。
程なく
amazonの販売店から「
T30S NW」が到着します。同じ型番で「
T30S CW」もあります。NWを送ってきてくれたのはありがたいです。
T30Sはスイッチとボディの間にコンバットリングを配するガチにミリタリー色が強いライトであります。いきなり手を抜きますが
基本的なデータはメーカサイトをご覧下さい(笑)。
ちなみに「S」はストロボの「S」ですよね?きっと。。
コンバットリングを装備したライト。。もう、トキメク人にはたまらないデザインかと思います。森のなかまもなんですが(笑)
そしてテールスイッチの横にはT30Sの最大の特徴でもあるサイドスイッチがあります。逆手で持った時にポジションを変えずにアクセスする事ができるのであります。
点灯中に押すとLow, Mid, Highと調光します。また、消灯時にサイドスイッチを押すと一発でストロボにアクセスする事ができます。これは実用的なストロボだと思います。
コンバットリング、コンバットライトと言えば「
Z2」であります。重さの違いもありますが注射器持ちをした時のハンドリングのよさは今でもピカイチだとおもっています。なんでだろう。。と思ったのですが。。重心の位置が関係しているのではないかなぁと思っています。
こうしてみてみると重心位置が前方にあるT30Sは注射器持ちより、逆手持ちの方がフロントヘビーを感じなくてよいのかなぁと思ったりもします。人それぞれかと思いますが。。
「あぁ。。森のなかまさん逆だよ!逆!」と思われた方はこの手のライトを良く知ってらっしゃいますね(笑)しばらく、そっとしたまま続けます。
XM-L U2に深くめのスムースリフレクターです。タクティカルライトらしい佇まいでしょうか。
バッテリは18650を1本、又は123Aを2本でドライブします。123Aは18650より直径が小さいのでガタつかないように樹脂製のスリーブに入れて使用します。写真ではプロテクト付の16650を入れています。18650より少し軽くなるのがウレシイのであります。Highではそれなりに大電流が流れるので16350とダミーセルの組み合わせは避けた方が良さそうです。
ヘッドモジュールにはスプリングがありますのでショックなどで接点が離れてしまうという間の抜けた事はありません。
ステンレス製のベゼルはネジ式で外すと中身をポロリと外す事ができます。リフレクターはアルミの削り出しのようです。ちゃんとOリングも入っています。
ベゼルは工具なしでも外す事ができます。裏を返せばベゼルが緩んでいると風防ガラスが脱落する事も無いとは言えませんので確りと締めましょう。
リフレクター等を外したヘッドモジュールにはLEDが鎮座しています。真鍮製と思われるしっかりしたキャニスターにコンバータが入っているようで放熱効果も高そうです。
見ての通りボディです。この手のライトは操作性を優先するのでスイッチが出っ張っています。運搬時に不用意にスイッチが入ってしまい電池を消耗してしまう事がないようスイッチを緩めてロックアウトすることが一般的です。このためスイッチ側のネジ切り部はHAで絶縁されています。
最初届いた時はロックアウトが出来なくて「あれ?」と思ったのですスイッチ部を見るとグリスがタップリと塗られ、少々切削屑が出てきましたので軽く清掃をしたところ問題なくロックアウトできました。
グリスを塗布しないないで出荷してしまうメーカもあるなか、ちょっとサービスが良過ぎたでしょうか(笑)
切削屑については有名メーカのものでも過去に何度かあった事なので値段を考えると仕方がないかなぁと思う次第です。
普段はライトが届くと点灯を確認したら直ぐにクリーニングしてしまう(楽しい作業なので)のでこれまでも結構あったのかもしれませんね。
なお、ねじ切りは耐久性が高いとされる角ネジタイプとなっています。
大きな放熱フィンがついています。これは伊達ではなくかなり放熱に効果があるようです。Highで点灯しっぱなしにしましたがこの季節であれば熱くて持てない事はないようです。
さて、配光ですが。。
Low:9.4Lumen(95H), Mid:150Lumen(7.3H), High:650Lumen(2.2H)
特に文句はありません。といいますか結構良いではないですか。オレンジピールリフレクターとも遜色がない綺麗な配光ですねぇ。
調光はPWMのようです。Highは電力が落ちない限りチラつきはありませんでしたがMidにすると屋内ではチラつきを僅かに感じました。ただ結構巧妙ですので人によっては気付かないかもしれません。意外なのはLowはそれほどではありませんでした。ドライブする条件を色々工夫しているようです。
屋外で使用した感想としてはスムースリフレクターの集光具合が良いのかMidでも十分明るいですし、PWMも気になりません。結構な明るさで飛んでいきますので。。あきらかに。。
気合いが入ったライトを持ったヤツがいる
感が拭えません(笑)Midでも人に向けたり水平照射は避けたいタクティカルな光であります。
Highは満タンの16650で30分以上は照度を維持していていたかと思います(よく覚えていません)。特に最初の何分という分けではなく維持出来なくなるとMidに落とすような動作のようです。18650で使用すればかなり持久力のある運用が可能かと思われます。
ちょっと面白いのがステンレス製のベゼルで反射した光によって外周に細いリングが現れます。
「こんなの許せない!」という人もいるかもしれませんが、森のなかま的には「なんだかレティクルみたいで。。カッコいい。。」と思うのであります(笑)
さて、T30Sの最大の特徴とも言うべきスイッチモジュールとコンバットリングですが。。。シンプルで個人的には好きなルックスであります。
コンバットリングはアルミ製で細かく面取りされています。
正規なコンバットリングのはめ方です。前方が平らになります。指にかかる部分が平らになりますので確りと引っかかります。ただ素手で注射器持等をするとコンバットリングの角が指に当たって結構痛いのであります。
こちらはコンバットリングを裏返しにつけたものです。「森のなかまさん逆だよ!逆!」はこの事であります。なだらかな面が指にかかるのであまり痛くありません。正規な取り付け方に比べれば指掛かりが滑る可能性もありますが、好みと要件に合わせて選択すれば良いかと思われます。
コンバットリングを外してしまえばリングを固定するネジ切りは部は露出してしまいますが、それはそれはコンベンショナルな姿にもなるのであります。
余計なお世話かもしれませんが、リングを外す時にはスイッチ側のOリングを外した方が良いと思います。
今日このライトの写真を撮っていましたが、何故か後ろからの写真が多くなってしまいました。それだけ後ろ姿が気に入っているのだと思います。
コンバットリングは硬質ゴムなんかだと良いんだろうなぁと思いながらも金属ならではのシャープな仕上がりは何ともそそられるものがあります。
森のなかまは普段クリップを使いませんので、この「握る」事を優先したデザインに敢えてクリップを付ける事はないだろうと思っています。でもクリップが必要な方もいらっしゃいます。
写真には撮りませんでしたが付属品にパチんとはめるクリップ、予備のOリング、ホルスター、フック付のランヤードが付属します。
ツイスト式ではないので本来ヘッドにナーリングは無くても良いわけですが、これはThruNiteの意匠なのだと思います。
書き忘れましたが、ロックアウトをした状態でサイドスイッチを押してからスイッチを締め込み通電可能になると「ピカッ」と一回瞬きます。
OK!いつでもイケるぜ!
仕様なのかどうか分かりませんが、なかなか気分が盛り上がるものであります(笑)
Lowで点灯させています。スムースリフレクターもいいもんだなぁと思ってきます。
送られてきたT30Sには返送用の送り状が入っていなかったので担当の方に訊ねてみました。
「レビューを終えたら、このライトはどうすれば良いですか?」
「T30Sはプレゼントです。返送不要です。ちゃんとご使用ください。」
という事なので、ちゃんと使っています(笑)ありがとうございます。
さて、モニターというちょっと変わった経緯から手に入れてしまったT30Sですが、森のなかま的にはかなり気に入ってしまいました。
細かい所ではPWMでなければ、もっと使ってみたいMidモードも、T30Sの目的から考えるとHighで使うのがスジと考えると、かなり戦略的な価格が付けられていると思います。ちょっと他が困る位安過ぎるのではないかと思うぐらいです。
T30Sをきっかけに多くの方が奥深いフラッシュライト沼に引きずり込まれてくる事を楽しみにしたいものであります。
それでは!
P.S.
今年初めての月末の週末となりました。今月も夫婦揃って
日本赤十字社を通じて義援金を送らせて頂く事ができました。
受付状況:300万3,106件 3,299億4,536万29円 (1月23日現在)
受付状況:299万6,830件 3,295億5,600万8,526円 (12月26日現在)
受付状況:298万7,596件 3,291億8,588万9,943円 (11月28日現在)
受付状況:297万9,916件 3,287億3,746万1,949円 (10月24日現在)
受付状況:297万4,031件 3,285億118万1,974円 (9月26日現在)
受付状況:296万6,950件 3,282億1,744万490円 (8月29日現在)
受付状況:295万9,311件 3,279億1,977万7,559円 (7月25日現在)
受付状況:295万2,612件 3,275億7,315万3,693円 (6月27日現在)
受付状況:294万4,825件 3,272億1,059万5,771円 (5月29日現在)
受付状況:293万6,721件 3,266億8,044万5,875円 (4月26日現在)
受付状況:292万5,889件 3,258億9,948万756円 (3月28日現在)
受付状況:290万1,484件 3,241億2,299万2,686円 (2月21日現在)
受付状況:289万3,456件 3,236億5,834万6,372円 (1月24日現在)
受付状況:288万2,086件 3,230億6,294万4,869円 (12月27日現在)
受付状況:286万8,609件 3,224億1,435万4,743円 (11月29日現在)
受付状況:285万6,894件 3,215億9,287万8,721円 (10月25日現在)
受付状況:284万6,484件 3,209億859万4,696円 (9月27日現在)
受付状況:284万1,841件 3,207億373万2,087円 (9月18日現在)
受付状況:283万3,426件 3,202億7,451万2,545円 (8月30日現在)
受付状況:281万8,876件 3,195億6,281万634円 (7月26日現在)
受付状況:280万5,806件 3,183億8,497万6,136円 (6月28日現在)
受付状況:278万7,273件 3,173億140万3,953円 (5月24日現在)
今回も
フィリピン台風救援金(受付は来年2/28迄)に半分を送らせて頂きました。
先日出先の会社の廊下が「やけに明るいなぁ」と思ったら今まで落としていた照明が元に戻されていました。戻す必要があるのかどうかの是非は私にはよくわかりません。色々な速度で物事が動いているようです。
もし、少しの間だけ足を休める事ができるようでしたら御一考してみて頂ければ幸いです。