森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

太陽のお姫様

2011-10-23 17:53:54 | デフォ
SF映画に出てきそうな光景が目の前に広がっていました。

先週はとうとう休日出勤となってしまい、今週もてんやわんやでありました。
いかがお凄しでしょうか。
仕事があるのは有り難い事ですがちょっと現実逃避をしてみたくもなりますので週末がとても楽しみでありました。


今週はトリエンナーレ
の終わりも近くなってきたので、まだ見ていない日本郵船海岸倉庫(BankArt Studio NYK)の展示を見に出かけてきました。


倉庫内に唐突に生えている作品と映像展示に見入っている方を一緒に。。

印象派コレクション展示くらい混み合っていたのと、映像展示が多い事もあり横浜美術館のそれとは趣が異なりました。


えーと、作品ではないのですがお客さんの影が照明でふらら~と分身するのが面白くて撮ってみました。
こういった展示の照明はもの凄く気を遣われているようで照明手法を見るのも楽しみの一つであります。


BankArt Studio NYKは倉庫を改装した建物なので、窓一つとっても面白い雰囲気を出しています。


階段踊り場の吹き抜けですね。結構惹かれる被写体なので多くの方が写真を撮られていました。

さすがに人が多い事もあって結構つかれてきます。
過去にも何度か来ているので屋外の喫煙所へと向かいます。


また夕暮れです(笑)。。。

左手に赤レンガ倉庫、右手に大桟橋。。。むっ!

巨大な構造物が見えます。。豪華客船飛鳥IIでしょうか。。それにしても煙突の形も違いますし、写真では分かり難いですが甲板に巨大映像パネルなんかが見えます。。

これは、大桟橋に行きたくなります。


おぉーっ。でっかい!風景が一変します。


あまりに大きい船なので何時はあまりいかない、大桟橋入り口付近のデッキまで移動します。タクシーが一列に並んでいます。


左に県庁:Kingに、右に税関:Queenがならんでいます。手前は象の鼻地区です。照明と空模様からボスキャラが潜んでいそうな佇まいです。


船の名前は「Sun Princess」。
サイトを見てみると「escape completely」のキャッチフレーズが。。いいなぁ


1995年に就航しのバミューダ船籍。乗客1,950人に対して乗務員900人。全長261m、全幅32mとまぁ、森のなかまの想像等が及びもしないような世界が待っているようです。こちらには日本語による案内があります。見るだけならタダですので、ひと時の「escape completely」を。。。にゃぁ~ん。

そういえば雪の日の散歩で出会った女神さまもバミューダ船籍でしたね。


海に浮かぶホテルですね。。乗りたいよぉ!乗りたいよぉ!乗りたいよぉ!


プリンセスが髪をたなびかせているのがマークのようですね。


真ん中の窓には給仕のスタッフがビデオカメラを回していました。
手を振ったら手を振りかえしてくれました。
森のなかまは観光関連の人にはすぐに手を振ってしまいます。こないだも観光バスの子供に手をふったらふりかえしてくれました。たまに無視されると凄いがっかりしますが、めげません(笑)。

みなさん、手をふられたらふりかえして下さいね。


キャンドルで文字を書いています「SEE YOU! YOKOHAMA」と書かれています。
離岸に間に合わせるように急いで作業をされていました。
容器の中には水が入っていて火を灯したキャンドルを入れているのでキャンドルがたゆたうと光もたゆたいます。なかなかステキなはからいですよね。
日本の思い出を持ち帰ってまた来て下さいね。


離岸を待ってみようと思ったのですが、時間が分からないのと、テープ投げでコッツンと当たるのもなんなので(以前ワイフがコッツンしました)、大桟橋を後にし象の鼻地区を抜けていきます。


この近所に住む人から聞きましたが土日以外もイルミネーションが復活したようです。
とはいえ、企業等が持つ燃料による暖房と違い、一般家庭の冬場のエアコンによる暖房の電力消費は冷房の比ではありませんので色々と考えておかないといけないかもしれませんね。
まぁ、懐中電灯だけは完璧ですが。。


赤レンガ倉庫から出発直前のお姫さまを見ます。闇のなかに突然現れたシャンデリアにも見えます。太陽のお姫様はピカピカと輝くのでありました。

それでは!

P.S.
横浜税関の前を通った時にツルンツルンのカスタム君(大)がしまわれる一部始終をCompletely見てしまいました。

背が高いので入り口の垂れ幕に頭をデデロンと頭をこすりつけながらしまわれていく姿は可愛いかったです(笑)。

また、出窓で町を見守るカスタム君には小さい相棒ができたようですが、いずれも魅とれていたのでカメラが間に合いませんでした。。残念!
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ハーバーズムーンの森の仲間達

2011-10-10 18:01:23 | 毛が生えてたり丸いもの
にゃにゃにゃーん♪ そして、その名も「森の仲間達」!
なんだか照明が日本昔話っぽくなり、ほのぼのに。。。

夕暮れのバラ園から急ぎ足だったのは、日本大通りにあるハーバーズムーンというお店に向かう為でした。

オープンテラスのレストランで食事を頂けるお洒落で綺麗なお店ですが、森のなかまのお目当てはハロウィーン近くに販売されている可愛いパッケージのアソートバッグです。



去年もこちらで物議を醸し出した「くまさん(のおばけ)」を買い求め味をしめたので今年はどんなものがあるのか夫婦でワクワクでした♪

ちょっとレイアウトが変わった店内に入ると。。

わーい♪ わーい♪ わーい♪

ハーバーズムーンワールドです!
去年夫婦を虜にしてしまった「魔法のハロウィンバック」も少量ながらありました。人気あったのでしょうね。可愛いですから。

ハロウィーンらしくジャックオーランタンをイメージしていたのですが、他にも秋をイメージしたステキなバックが沢山です。


既にワイフは「はりねずみ君」に心を鷲掴みされています。トムクルーズのように目がキラキラしています。
そして、このバックの名前がなんと「森の仲間達」なのであります。
これは購入しない訳にはいかないですよね。

もぅ。まいっちんぐ!

他に「私の友達」という優しい感じのバックもあって、どれもこれも買って帰りたくなるのです。
でもワイフ曰く、せっかく可愛いのだからあれこれ目移りしないように一つにしようよ。。ということなので。。

「森の仲間達」に決定しました。


結構な量のスィーツが入っています。撮っていて楽しいです。


他にも初回見送った「ハーバーロール」にもチャレンジしました。
私はある日を境にバナナがなんとなく苦手になってしまい、バナナが入った黒ハーバーロールはどうかなぁ、と思っていたのですが。。

これが、おいしぃ~んですよぉ。。とととろ~ん♪

濃厚なスポンジケージ。ロールの中に刻んだ黒船ハーバーが入っていて「これがロールケーキなのぉ~ん?」といった味わいでした。

もっと食べたい!
また食べたい!

な、ステキなロールケーキでありました。単に食いしん坊というだけかもしれませんが。。





あっ。。見ちゃダメ(笑)。。。






想定外な写真ですみません。。ハーバーズムーンさんごめんなさい。。

このバックにハープを入れて。。あれも並べて。。ゴチャゴチャし過ぎてない?
いいよ、秋だし(?)イケイケ!

楽しいので好きなものを並べて(盛って)いたらこんな事になってしまいました(笑)。
知らない人がみたら「馬鹿?」と思われるかもしれませんが。。えぇ、まぁ馬鹿なんですが。。。

あぁ。。ライトにハープに。。だよね。やれやれ。。

と思って頂けたら森のなかまはウレシイです(笑)。

それでは!

P.S.
もし遠方からハーバーズムーンにいらっしゃる時は是非レーズンウィッチの「かをり」もお忘れなく!
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Surefire Z2L + YSC Drop in module Amber

2011-10-10 17:20:43 | フラッシュライト
名前のイメージから昭和任侠映画みたいなカンジに仕上げようと思っていたらこんな風に。。

とうの昔に廃盤になってしまったSurefireのZ2 LED Combatlightです。
以前Pelican L1で注射器持ちについて調べてから是非ともこのコンバットタイプを購入してみたいと思っていましたが、その後怒濤のような廃盤ラッシュで購入を諦めていたモデルです。

Surefireは他に比べると切なくなる程高いのですが所有して使ってみると色々と価値観が変わる(狂ってくる?)ライトであります。
しかも、長く使えるよう既に廃盤になってしまったモデルの交換バルブを造り続けていたりと安心して使えるのも魅力の一つだと思います(一部生産終了のバルブもありますが)。

しかし、ここへきて多くのモデルがどんどんと廃盤になっています。
多くはキセノンバルブを使用したモデルですが、最近でたばかりのLEDモデルも廃盤になっていたりします。

E1eも廃盤かぁ。。買っておいて良かったなぁ。でも比較的手が出し易くて性能度外視で可愛いE1eが無くなると、これからSurefireに手を出したい人はナイトロンシリーズか。。それとも。。などと考えてしまうのです。


森のなかまが持っているSurefireです。
Z2L, 6PX, E1eです。現行販売されているのは6PXのみとなっています。

サマータイムまっただ中の8月最終週、ヘロヘロで帰ってから何となくフラッシュライトの販売ページをブラウズしていると、このZ2Lが、しかも「Z2にP60Lバルブを装備したZ2L」が普通に売られているのを見つけてしまいました。

品番ばかりでよく分からないと思うのですが、要はそのものズバリを見つけてしまったのです(笑)。。。残り1本のキャプションと共に。。
一瞬「何かの間違えで、現行品なのでは?」と思いましたが、どうやら本当にあるようです。。

悩みます。。。悩みます。。。悩みます。。。

決めました。どうせ世の中は一期一会!見送ったものを嘆くのであれば今決断してしまおう!ということで眠い目をこすりながら発注しました。


これなんです。もう嬉しくて嬉しくて。。。

ところで何故にZ2Lに拘るのか(笑)?

・注射器持ちができる
・P60規格バルブが交換可能
・P60LというLEDモジュール
・モーメンタリースイッチ
・デザインがセクスィー(笑)

キセノンバルブ装備であれば、涎がでてくるようなモデルもあるのですがP60Lというモジュールが癖モノで、オークションを探せばあるのかも知れませんがどこも取り扱いがありません。しかも単品ではそれ相応の値段です。

現行のLEDモデルはバルブが切れる事が無いことから、バルブ交換することが出来ないモデルが殆どで、別途アダプタを購入すれば可能になるものもありますが、そのアダプタも廃盤になってしまいます。


これがP60Lです。80ルーメンです。ランタイムは11時間!もちろん初期照度を保ってではなく徐々に落ちていきますが、P60キセノンバルブが65ルーメンで1時間からするとLEDの省電力が「どうだい?」といかんなく発揮されたバルブであります。


「P60」規格は適合するモデルであればSurefire以外の製品でも使用が可能です。つまり安価に購入できるボディにP60Lを搭載すれば当時の最先端ライトが出来てしまうわけです。。。
ユーザは選択肢が増えて大歓迎でしょうがメーカ的には面白くないのかもしれません。。


ヘッドが外せてバルブが取り外せます(笑)!普通の懐中電灯ならあたりまえの事ですが現行のSurefireでこれができるのはOriginal 6Pキセノンモデルだけです。

でもですね。Surefire以外にもP60規格のモジュールを作成しているところはあります。
互換規格があるところには様々なものが生まれます。
安いだけのもの、バランスのとれたもの、突き抜けたもの。。。

ただキセノンをベースにした規格ですので熱冷却等の観点から放熱用のフィンが必要になるような超高出力等に対応するには限界がある事も事実です。
キセノンバルブが高熱にさらされても寿命には影響しません、だってフィラメントが熱く燃えていますから。
でもLEDは半導体なので上手く冷やしてあげないと、どんどん寿命が短くなります。

そんな事からでしょうか、玉キレが起きないLEDが主流になってからP60規格には拘らない製品が多くなってきているようです。新しい光源を使いたいのであればライトごと買ってしまえば良いというわけです。
でも、パーツを交換するだけで現行品として使えるのは魅力的ですし、そういった楽しみがあるからこそ高価であっても良質なライトを求めるのだと思います。

現行品ではSurefire Original P6他メーカのP60互換機で使用可能なようです


さて、同じような写真が続きますが(笑)。。こちらは琥珀色の光を発するYSCのモジュールです。

YSCustomという日本のメーカは良質なP60互換ドロップインモジュールを多数発表し続けてくれています
少々お値段がはりますが、その分高性能な回路を組み込み初期照度を長く保ち、電池に封入されたエネルギーを効率よくギリギリまで吸い出します。

なかでも低温ナトリウム光に似たAmber(琥珀色)のモジュールはZ2L購入前から使ってみたい。。いやこのモジュールを使いたい為にP60互換機が欲しかったと言っても過言ではありません。


P60Lとはちょっと形が違うのですが、これでもぴたりと収まるのです。


前に後だしで貼付けた写真ですが、お気に入りなのでもう一回。。

工場や埠頭、トンネルで見かけるあのオレンジ色の光です。
この光は森のなかま的にはある種のスイッチになっていまして、ある種の音楽を聞いた時、作品を読んだ時、はたまた花や空気の匂い触れた時に分泌される脳内物質と同じようなものが放たれます。

ちょっぴり寂しいような、でもスンスン泣いてしまうようなセンチメンタルでもなく、「うぉーっ!やったるでぇ」というまではっきりしないでもなんだか力が出てくるというか、結局よくわからないのですが(笑)、心の奥底にそれほど間違ってもいない、前向きになれるような気持ちになれるような気がします(あくまでも、そんな気がします)。

残念な事にこちらのモジュールも廃盤であります。もう少しP60Lを楽しもうとおもっていたのですが、これも一期一会!です。

外観も紹介せず、いきなりバルブの事ばかりでもう殆ど読んでいないかと思いますが続けますね(笑)。

流していきましょう。


ガラス製の風防にオレンジピールという仕様です。装着しているのはYSCのモジュールではなくP60Lです。P60Lはリフレクタ(リフ)が比較的浅く照射範囲もかなり広いです。

   
左寄りストレート、FM34ディフューズ、ストレート+LBA、FM34ディフューズ+LBA

最初にP60Lの光をみた時は「少し青いかな?」とも思いましたが、神経に障るような青ではなくスッキリした色味でした。配光は強めのスポットが出来るもので体感的には80ルーメン以上に感じました。
使用用途にもよりますが5メートル以上先を照らすのであればこれくらい芯のあるスポットが使い易いです。
FM34でLBAをつけてみましたが、Z2Lのストンとしたデザインを堪能したいのでストレードのまま使用しています。


中央部に「くびれ」をもち指掛けとなるコンバットリングが搭載されているのが特徴です。ゴム製で合計3段リングが付いており使用者の指のリーチに応じて外して調節する事ができます。外すときは。。。力ずくです(笑)。


後ろから。。

モーメンタリスイッチと呼ばれ、押した時だけライトが点灯します。
常時点灯させる時はスイッチのネジを右回しにして締めます。
誤動作で電池を消耗したくない時は左に回してスイッチを押しても点灯しないところまで回します。これをロックアウトと言うそうです。


注射器持ちについてのインストラクションが付きます。

英語では何というのでしょうか"Injection Grip", "Shot Grip"でしょうか?
いえいえ"Low-Light Shooting Rogers/Surefire technique"等とよばれています。Rogersさんが考案して、Surefireがマッチしたライトを開発ということのようです。
暗がりで銃口と同じ方向を照らしターゲットを素早く捉える事です。眩惑の目的もあるかもしれません。
コンバットライトの名前はここから来ています。こん棒みたいな形だからこれで叩いたりする訳ではありませんよ。実は森のなかまは最初はそう思っていましたが(笑)。。。


利き手はガンを持つため、利き手ではない手でライトを持ちます。

注射器というと親指の指先でスイッチを押すようなイメージがありますが、親指の付け根より下あたりにスイッチを押し付けます。
そして、グリップにかけた指を引くとライトが点灯します。


実戦では利き手にもったガンに添えるので、腕を伸ばした状態ですんなりと銃口と光軸が揃うわけです。
順手や逆手でもつ従来のライトですと腕をクロスしたり、ライトを耳付近にあててターゲットを捕捉するのですが軸が一致しないので些細な事ですが調整が必要になりますよね。
Rogers techniqueの方が単純明快だと思います。高いストレス状態でのちょっとした複雑さは命取りなのでしょう。

ただ慣れないとスイッチが点灯しなかったり、途中で離れてしまったりします。スイッチのネジを点灯ギリギリまでにする事で少ない力で点灯させるなどはできますが、誤動作してしまうくらいギリギリなのも実戦では問題になるのですが、森のなかまの用途にはないので心配はありません。

設計要件は別にして、この持ち方は順手、逆手に比べとても楽に照射方向を変えられます。LEDによる進化は誰がみても「進化」と分かりますが、このグリップによるライト操作性の向上も「進化」といっても良いと思います。
単純で小さい事ですが、あたえる影響の大きさは計り知れないのはハープも同様です。


琥珀モジュールを入れてみました。ガラス越しに見えるリフレクタが美しいです。


これまた後ろから。明るい状態で撮影していますが反射板のMCPETが琥珀色になってしまっています。

艶かしい曲線などはなく直線で構成されたプリミティブな造形ですが、コンバットグリップの所からの「くびれ」にセクスィーを感じるのは重度の病に冒されているからと思います(笑)。


6帖の部屋であれば天井に向けるだけで部屋全体が琥珀色染めあげられます。


60P互換機がZ2Lしかありませんので、Z2L自身を琥珀色で染める事ができなかったのでコンピューターの力をかります。ちょっとラフな感じにしてみました。いやらしいかな?

少年時代に友人と朝まで討論し、なんだか胸もいっぱいになったので二人で並んでブランコに乗りながら放心していると朝焼けがオレンジ色に公園を染めあげていきます。
いつもと同じはずの公園が違ったように感じた時から随分と経ちました。
あの時から、変わった所もありますし、変わっていない所もあるんですね。

夏の一期一会をしていたらこんな気分になりました。
ちょっと寂しいような、でも前向きのような悪くない気分です。

それでは!
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夕暮れのバラ園

2011-10-09 23:41:03 | デフォ
ちょっとアンダーで撮っていますが、例によってあんまりノンビリしているもんですから夕暮れが近くなってきてしまいました。

お布団で横になっていても暑くもない季節です。
休日にもなると時間を気にせず寝ていられる事が喜びなのであります。
一応正午前には起きてご飯を食べましたが、いまひとつ頭がハッキリしないので先日購入したSessionSteelのLow-Cやら、MarineBand-MSを吹いてみます。

森のなかまは、MSシリーズの和音が好きです。

一般に純正律は和音を出した時に柔らかい響きをしますが、そのままメロディを吹くとちょっと調子っぱずれに感じたりすることがあります。
でも最近のハープは気が利いていて一番音が外れているように聴こえる音を基準音に合わせておき、それ以外はちょっと高めになっています。

ピッチが高い分にはベンドと呼ばれるテクニックで音程を下げられますので、自分でピッチを作る事ができれば調子っぱずれなメロディにはならないのであります(ハズです)。

とは言え完璧な純正律で合わせてしまうと、補正していくのも結構辛くなってきてしまいます。
そこで純正律による和音の柔らかさをある程度保ちつつ、平均律よりにチューニングするのがCompromise Tuning(妥協的)と呼ばれます。
そのサジ加減はメーカーによる違いはもちろん、モデルによっても異なります。

特にフェイクという奏法では、二つ以上の音を半音に満たない音程をあいまいに上げ下げすると10Holesならではの音がしますが、MSのフェイクは自分のフィーリングにとてもしっくりきます。

ということで結構気分が乗ってきてしまい外出が遅れてしまうのです(笑)
外出前にハープは吹かない方が良いかもしれません。。


港が見える丘公園の入り口の木に何やら袋がぶら下がっています。
梨園になっている紙袋で保護された高価な梨のようにも見えますが梨の木でなかった事は確かです。
よく見ると光っているではないですか!わくわく。

良ーく見るとコイン電池の影も見えることからLEDによるイルミネーションのようです。トリエンナーレの一環なのか、新手のイルミネーションなのかはわかりませんが今後の展開が気になります。


ねぇねぇ。なーに?

日も落ちてきてしまったので全体的に光量が不足していますが、直射日光にあたって白トビしてしまう事はありません。
ちょっとカメラの感度を上げて手ぶれしないように撮らせてもらいます。


カクテルですね。ちょっと前がボケ過ぎて背景と一緒になってしまいまいました。。カクテルの赤はパキッとしていながら根元付近のグラデーションがジワっとしていて好きです。


「姫」と書かれています。可憐なミニバラです。
姫がいっぱい咲き始めると「ワラワハ、ワラワハ」と賑やかなんです(笑)。

咲き始めなので少ないのですが満開にった状態を写真に撮るとピントが合った以外がボケて雪のようになって綺麗なんです。賑やかになったころに会えると良いのですが。


自然に花束が出来ていますね。またイマジネーションが掻立てられます(笑)


周囲が暗いので花だけがポンと明るくみえてきます。ぽんぽん♪


大人の背丈程に伸びています。バラではないのですが、なんだか凛と伸びてるのが好きなので撮ってみました。こんど名前を見てこようかと思います。


そうなんですよね、もう秋なんですよね。
ススキを見るとちょっと寂しい気持ちになるのは、ちゃんと人並みの感覚を持ち合わせている事なのでしょうか。
トイカメラっぽいような色になるようちょっといぢってみました。


キンモクセイですね。いま町のいたるところでこの花の香りがしています。
あまくて良い香りですよね。


震災半年後に実の写真を撮ったハクモクレンの現在です。

 
こんな宇宙人みたいな実でしたが、もう見あたりませんでしたのでこれは芽でしょうか?

いつもなら、もっと暗くなるまで港が見える丘公園を散歩するのですが、この日はちょっと急いでいましたのでこのまま公園を去る森のなかまなのでありました。

P.S.
変な言い方ですが、涼しくなったせいか、ずいぶん蚊に刺されました。
カメラ構えているとカメラと顔の間をプゥーン。シャッターにかけている指にも。終いには襟元やくるぶしにも何やらと。。
ワイフも含め足を掻いている女性の方がかなりいました。
本来夏の風物詩である蚊もこれから本番なのでしょうか。。
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Seydel Stainless Steel Reed Series

2011-10-02 23:13:14 | ハーモニカの機種
元気がいいオレンジ色のボディが珍しいSeydel Session Steel

めっきり寒くなってきました。
3連休が2回もあった週のフルタイムだったので結構こたえているうえワイフの体調もあまりよろしくないので今週末は外出なしです。

というわけで、先週に引き続きSeydelをチクチクと調整していました。
やはり暑い時期にはこういう細かい作業は向きませんので秋冬に精がでます。

今週は久しぶりにフル・ハーモニカネタです。


Seydel Blues 1847 Silver」です。

一年近く前にNobleを紹介
しましたがSilverはコームがアルミではなく白い樹脂、カバープレートが普通のツルルンメッキ、サイドホールはありません。

白い樹脂は通常ハーモニカに使われているツルルンとしたABS樹脂とは違いマットでサラッとした感触です。鉛筆でカキカキ出来てしまうメンディングデープと言えばよいでしょうか。
唇や舌へのタッチも心地よく、見た目も落ち着いた感じがして品があります。


カバープレートの後ろも今風に全開口しています。といいますか工場出荷品で開口部を全開にしたのはSeydelが初めてだったような気もします。
この後ろ姿はなかなか好きです。


コーム先端は綺麗にミニマムなアールがつけられています。
Over Blow/Drawのかかり具合によってはハープをバラさずヘラやピンでリードを調整したりしますが、明るい色のコームのおかげで中が見易いのであります。


カバープレートの裏側です。森のなかま的にはこちらが表でも良いかなぁとおもったりする渋さです。

サラリと流しましたがこれらの写真を撮るのが本当に面倒でありました。
普通に撮るとカバープレートが光を反射したり、変な映り込みで彫金部分が出てきません。
黒いラシャ紙を映し込んでみたり多灯を試みましたが最終的には蛍光灯一本とラシャ紙、味付けでZEBRALIGHT H51Cを使用しました。


付属品はNobleと全く同じでしたのでラグジュアリな箱と一緒にパチリ。

黒革を張ったケースもあるのですが今回選んだ機種にはありませんでした。残念!(何気に古い。。)


おもちゃの缶詰のような佇まいのBigSixです。

脱着可能なネックストラップが付属します。
缶はそのまま「ワウに使えるよ!」との事です(笑)。
別にこの缶じゃなくてもマグカップやビールジョッキでも良いのですがパッケージが利用できる所が面白いんですよね。

これまでカップ等を使ったワウを試された事がない方は是非トライしてみて頂きたい組み合わせです。ハープと缶の間を隙間無く手で覆い密閉することで普段は聞いた事が無いような音がでてきます。是非!是非!


本体です。ミニではなく通常モデルの6番以降をバッサリ切っています。

リードはステンレス製で他のステンレス製モデルよりも購入し易い値段設定になっています。話題性もある機種にステンレスリードを搭載しているあたりは戦略的な位置付けの製品なのかと思われます。

コームは木製で厚めに塗装されているため変形は殆どありません。
試しに水洗いしましたが変形はありませんでした。あっ。ボディの水洗いはもちろん保証はしませんです(汗)。。

店頭で見た限りでは舌が当たる所がClassicはアイボリーなのに対してBigSixは濃い茶色でしたが、おそらく同じ材質と仕上げかと思われます。
個人的には薄い塗装で持ち味を活かしたものが好みですが木製コームの変形は気にされる方も多いからと思われます。

さて、この二機種ですが。当たり前のように鳴ってくれますが、以前手に入れたNobleとは若干異なる印象でした。心持ちGapが高く感じました。
まぁ、日本製のハープも同じモデルでもセッティングはまちまちです。

ちょっと脱線しますね。

セッティングが自分に合っていれば「吹き易い」とか「当たりっ~!」になるのでしょうが、合わなければ「なんか違う」と思ってしまいます。

谷口楽器さんでは全機種試奏が出来るようになっています(Fabulousのクロマチックも!)。吹いた事がないハープを実際に音を出して確かめられるのは素晴らしい事だと思います。
#試奏後はお店の方がクリーニングしていました。気になる方は吹かずに手でもってみるだけでも製品の雰囲気は伝わるかと思います。

ただ、ベンド、オーバーブローが出来るようになった頃を思い返してみて下さい。随分楽器に負荷をかけるような吹き方をしていなかったでしょうか。
自分も経験がありますが相当セッティングが変わってしまいます。
また試奏される方にはリードを一晩で折ってしまうようなハードブロワーの方もいるかもしれません(別にハードブロワーが悪いと言っている訳ではないのでお間違いなく)。

なので試奏で「こーんなもんか」と思って頂きたくないのです。


最近お気に入りの琥珀色のライトで照らしてみました。

ブラジルでつい最近できたBendという会社もなくなってしまい、国内ではHeringの取り扱いがなくなっている現状でハープの選択肢を減らしてしまうのはハープ吹きにとって哀しい事だと思います。

もし試奏のチャンスに恵まれたらストレート音を聞くぐらいにして「むむ!?」と思ったら自分で自由に出来る一本を先ずは購入してから判断しても良いのではないでしょうか。

森のなかまはHohner, Heringとも違うSeydelのステンレスリードが気に入りました。もちろんコンベンショナルなMarineBandも大好きです。Fabulousで吹きたいと思う事もあれば、UltimoやVintageHarpだってあります。

それぞれ違う個性があるんだから、それらを試したり選択できるということはとても楽くて幸せな事だと思います。
この楽しみにはちょっとした投資が伴いますが人の評価で切り捨ててしまうには惜しいものでありますので是非御自身でご判断して下さい。

脱線終了。。

ということで自分に合うようセッティングを変えるのですが、そのためにはネジを外さないといけません。

Nobleの時はオスネジがPozi, メスネジがプラスだったのですが、なんだか仕様が変わったのかPozi側のハマリ具合が浅くなっています。。
2011.11.14 Seydelのホームページに依るとPozi#0だそうです。

かなり固く締めてありますのでネジ山を潰しそうだと判断したら、プライヤ等でネジの頭を緩めてからドライバを使うと良いでしょう。
このネジに関して「だけ」はNobleの頃に比べグレードダウンを感じました。多分現在のNobleもそうなのでしょう。ちょっと残念です。

リードプレートは酸化によるくすみを防ぐためか、調律中に素手で作業しても指紋が残り続けないための配慮でしょうかクリームのようなものが薄ーく塗られているようです。
素手でブラスを触ると指紋後がくっきり残る事から予めクリームをプレートに塗るのは良いアイデアです。
これは拭取れますし、中性洗剤で直ぐに落ちますので気になる方は洗ってしまえば綺麗になります。


Session Steel」はMeisterMSのようなカバーと陥没式の樹脂ボディにステンレスリードが装備されています。

森のなかまは暖色系の色が好きで、このオレンジを見た時も「好き!」と思ったのであります。
ボディーは良く出来ていてパーティングラインやヒケは殆ど見当たりません。
音に関係あるわけではありませんが日本製のものより良く出来ています。
尖った箇所がないのでグリップし易くしっかりとマフリングできて快適です。

森のなかまは陥没式よりもサンドイッチタイプの方が好みですがこのSession Steelは大変気に入ってしまいました。
あまりに気に入ってしまったので通常よりも2倍の時間をかけて調整をしたところ「あはは」なくらい自分好みのセッティングになりました。


なんと合皮ではなく本当に革のケースです!

Heringなんかは合皮なんですけど、力の入れる方向が違うというか(笑)でもハープと革という組み合わせは好きな方は多いのではないでしょうか。
結構裏側の起毛部分が抜けますので気になる方はブラシで払う、なんならいっそサドルソープ等で水洗いしてしまっても良いかもしれません。
カタチを整えて干したら「デリケートクリーム」を薄く塗ればいい感じになります。

洗っている時に黒い染料がドーンと抜けてきましたので1847 Silverのボディを長時間いれておくと色移りするかもしれませんが、ツルルンとしたSession Steelのコームであれば問題ないでしょう。
触感もよくてお気に入りです。

Session Steelの一式です。なんか「いっぱい」感があって楽しいですよね。
ポップなイラストのシールが付いてくるのが面白いです。


Nobleも交えて手持ちのSeydel全部と誇らしげなラグジュアリボックスを撮ってみました。写真的にはなんの面白さもないのがナンですが(汗)。。

同じステンレスリードですが、それぞれ個性や主張があって楽しいハープ達です。


埠頭なんかで見られるナトリウム光に似たこの光を見ると夕焼けにも朝焼けにも見えます。
夕暮れの川原や、"Till dawn"でホットに夜を明かしてしまってもお気に入りのハーモニカがポケットや鞄に入っていると吹かなくても落ち着くのであります。

お気に入りの一本に出会えると良いですね。

それでは!

P.S. 2011.10.5


新婚旅行のドサクサに紛れてハワイで購入した「12穴 Hohner Marine Band 364

写真的にはお気に入りでしたがSeydelと関係ないからお蔵入りさせていました。
でも、やっぱり貼りたくなっちゃいました(笑)。
コメント (8)
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