初めての石包み。教科書とかの最初に出てくるやつです。
包んでるものは石ではないのですが。これが何かわかる方。。
狙い通り、神さまたちが創造したものが動き始めました。
「いい子にするんだよ」とよしよし、ポンポンだけでは済まず、まだまだ色々やることがあります。重いものを買いついでに、散歩にでかけます。
買い物を済ませる頃には、こんな空になっていました。お月さまでています。
週末は、ワイフが実家に帰るのでピンの森のなかま。ちょっと新しいことをしてみたいなぁ。と思います。
「
1日でつくれるマクラメアクセサリー」にあるVertical montura simple。タッチング結びという基本的な結びで、天然石などを包んだうえ、バチカンもつけてペンダントトップにしてしまうものです。
多くのマクラメの教科書で最初の方に出て来ますが、森のなかまは包むものもなかったのか、スキップしていましたが、凸レンズとか、コンパスとか包んだら面白そうだなぁ、一回はやってみようと思ったのです。
が、一つ問題があります。結び方自体はそれほど難しくはないのですが。。
編み紐(黄色)で左右に並べた芯紐(ブルー)を渡り歩きながらタッチング結びをしていきます。これでフレームを作成して石を包むわけです。
写真では右の芯紐に編み紐をからげて締め込もうとすると、左側の芯紐が引きずられています。これだと平行に並んで欲しい編み目が、どんどん縮んでしまいます。
フレーム作成中に芯紐同士を結ぶことはないので、平行にピーンと張っておけば、それで済みそうですが、芯紐は所詮紐です。いくらピーンと張っても横から力が加われば、たわんでしまいます。動画を探しても、たわんでしまうのか、編み目を指で押さえながら作業をされている方が多かったです。
なんだか、自分には大変そうなので、自分にあった方法がないかと、あれこれ試してみました。
既にどなたかがおやりになっているかと思いますし、工程が増えることで「お前の方が面倒じゃん」と思われるかもしれませんが、そのあたりは人それぞれ。
森のなかまは、この方法で安定して編めましたみたいなものを紹介します。
そのアイデアですが、単純です。芯紐固定用に目玉クリップを二つ(最初は一つでやっていましたが移動が手間なので二つにしました)用意します。
そして、編まない方の芯紐をクリップで固定するだけです。
左の芯紐は少しテンションをかけてクリップで固定しています。この時、芯紐はハの字に広がっているのが色々良い働きをしてくれます。
右側でタッチング結びの0.5回目でマゼンタの方向に芯紐、編み紐引っ張ると、バランスが取れるかと思います。
2024/6/16 追記:
慣れると、マゼンタの方向に引っ張るよりも、垂直に引っ張り結び目を作り、そこから次の結びめをつくるまでの間は、芯紐をマゼンタのように外側にむけてやると良いようです。そうすると作った結び目が緩みにくいようです。
残りのタッチング結び0.5回で、最後に結び目を締め込む際は、芯紐を垂直に引っ張り全体の形を整えます。
この時に、芯紐、結び紐の方向をあれこれ変えてみると、
・結び目を締め込む力
・結び目の位置を移動する力
・芯紐をたわませる力
などが、複雑に絡み合っていることがわかります。
森のなかまも、よくわかっていないので綺麗に説明できないのですが、ウリウリと紐を動かしてると、こうするとテンションがかかって、真っ直ぐになってくれるのね、というポイントを見つけられるかと思います。
2024/6/16 追記:
2回目の0.5回の結びは、結び目を締めるのがメインとなるので、結び紐は芯紐に対して直角になっていると、結び目が揃ってきれいになるようです。
ただ、芯紐が垂直だとやりにくいこともあるかと思います。適宜、結び紐を外側に向けることで、結び目が締め上げられます。芯紐、結び紐の関係は直角でなくなりますから、十分に絞めたら、芯紐を垂直に下ろして形をウリウリと形を整えると良いかと思います。研究不足ですね。。
右側を結んだら、右の芯紐をクリップで固定します。
左側の芯紐を外し、タッチング結びを0.5回します。芯紐と結び紐を互い違いに引っ張ります。
「おいおい。左がわを結ぶときは斜めって引っ張っていたけど、写真だと垂直じゃん」
すみません。省力化でズルしました。垂直、斜めどちらもやっていました。
全体の形のゆがみや、結び目の締め込み量など、時々に応じてウリウリやってみて下さい。
少し形を整えましたが、そこそこ綺麗に編めるのではないでしょうか。
いちいち芯紐を固定、外すという工程が増えるので、やりたくなかったのですが、自分にはこの方法があっていたようで、比較的安定して結べるようでした。
芯紐にテンションを張って編む方法としては、こちらの方の動画はとても参考になるかと思います。力の締め込む方向とか、キラキラするものがあるかと思います。ステキですよね。
How to wrap a stone cabochon pendant with macrame technique/ easy tutorial
ただ、芯紐の幅が狭くなってくると、自分には難しそうなのと、強いテンションをかけて芯紐を張る環境を用意するのが難しそうでした。
そして、芯紐を張らなかった最大の理由は、編んでいる時の芯紐の端をフリーにしたかったということです。芯紐の端をフリーにすることで、「1日でつくれるマクラメアクセサリー」で覚えた手の動かし方で結べます。人にもよるかと思いますが、森のなかまには圧倒的に素早く結べます。
また、ウリウリ動かして全体の形を整えつつ、結び目の締め込みを調整できるのも副次的な効果でした(これは、上手くなれば不要かもしれませんが)。
いずれにしても、やり易さは人によって違うかと思いますので、自分にあった方法で、やりたいことができれば良いのかと思います。数あるやり方の一つくらいに眺めて頂ければと思います。
ちなみに、クリップのはめ方も、左手の訓練を兼ねれば、こんな風に取っ手の位置を変えてみるのもよいかもしれません。
最初は、分厚いコルクボードに大きな網戸クリップひとつを共用していたのかすれば、随分少ない力で固定できるようになりました。
この辺りの改善は、日頃の仕事と同じですね。面倒なことはなるべく、ラクができるようにする。もっと良い方法がでてきたら、ばっさり止める。なのであります。
2024/6/16 追記:
追加のクリップを使う時点で、クリップの向きは些細なことに思えて来ました。利き手を活躍させるか、両手をフルに使うかは好みの問題でしょうか。クリップをボードから取り外さず、少し緩めて、紐を滑らせて脱着するようにしたらスピーディでした。「あったりまえじゃん」はごもっともです。
こういうところは、教室とかでエキスパートたちの手捌きを観察するのが良いのでしょうね。時間があれば行ってみたいですねぇ。
時間は戻り、厚いコルクボード、網戸クリップ一つを使いまわしながら最初のシングルフレームを編み終えたところです。
8mm幅くらいを8cm。編み紐は160cmくらいを用意しました。編み進むにつれて、フレーム全体を固定するクリップを付け直すので、挟まれた結び目がつぶれたりガタガタしていますが。。
結び目が確り締め込まれていれば、全体をベローンと均せば整います。ベローンするのには、以前から欲しかった革床面磨き用ガラスを奮発しました。
角っこが、とっても滑らかで、握りやすくて力も入れやすいです。
というわけで、一気呵成につくったものがこちらになります。
バチカン(紐通し)が、ちょっと歪になっています。お腹が空いて「これを終えたらビールとシメサバ」みたいな感じなのがわかります。
包んだのはCountyCommのAfterburner Glow Ring。晴れた日に屋外から暗がりに入ると小っ恥ずかしいくらい光ります。
結構いいお値段のものですし、あれば圧倒的優位な立場が約束されるとか、そういったものでもないので、趣味の品と思っていただければと思います。
真ん中の穴っぽこに紐を通して使うのが普通かと思いましたが、バチカンのある石包みができれば、取り付け方にもバリエーションが増えるかとおもったのが、石包みをやってみようとおもったきっかけでした。
芯紐を離して等間隔に結ぶことに終始しましたが、バチカンの結び方など「おぉーっ。この紐がここからくるかぁ?」というような驚きもあって、たのしいチャレンジでした。
さて、今回登場してくれたのは、随分前に森のなかまハウスにやってきた
ヤックルくん。おさんぽ中にワイフがしゃがみ込んで困った顔をしています。視線の先にはヤックルくん。
誰かおとしちゃったのかなぁ
気づいてもらえるように、わかりやすい位置において行こう
雨降りそうだねぇ
雨に濡れるとかわいそうだね
うーん。うーん。うーん
散々迷って保護することにしました。
四肢をカパッと開いているのですが、よく前のめりになっています。水をのんでいるのかもしれません。
それでは!