シェアしたいので2本パック。右はコンパウンドで磨きました。
Google検索でたどり着いた方。同志よ、ようこそ。
ここ1年くらいから、アマゾンに出てる「日本製」を謳うタキザワの真鍮製のボールペンを検索されていたのではないでしょうか。
タキザワ 日本製 真鍮無垢キャップ式弾丸ボールペン 2本パック 金 V3-EGS-2
タキザワ 日本製 真鍮無垢キャップ式弾丸ボールペン 1本パック 金 V3-EGS-1
モノはシンプルで良さそうなのですが、販売ページを読むと、中国メーカさんの日本語しては流暢なのですが、少し個性的。森のなかまも人の事はいえませんが。。
調べてみると
タキザワさんは、江戸川区にある会社でした。トップページをボーッと眺めていると、前掛けをつけた社員さんたちが、ダンボールの間で何やら話し込んでるかのような写真とかがみられます。「モノつくってる」かんじの会社でした。
1年近く、頭のなかのWish Listに入れていたのですが、土曜日にみてみたら「商品の説明 」という文章に気づきました。
バブルの頃に採算度外視で「つくっちゃった」的な商品だったそうなのですが、そのベクトルは「いいもん作ってやろう」一直線。いいじゃないですか。
ただ、今は作れなさそうなパーツもあるようなので、部品在庫が尽きたら「お終い」みたいな感じが漂っています。今は稼ぎがありますので、手に入れられるうちに手に入れてみようと思った次第です。日曜日に注文したら、月曜日に届きました。
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むかし高級フルーツのクッションに使われていたような、いやなかったような。そんなクッション材と一緒に詰め込まれてきます。
シュリンクで真空パックなんてものはされていませんので、アマゾンの倉庫のなかで、ゆっくり変色していくのかもしれません。決して錆ではありません。
真鍮は、ピカールとかコンパウンドで軽く磨けば、あっというまにピカピカになります。森のなかまは「一緒に汚れていきたい」ので、一度だけコンパウンドで磨き、あとは、汚れてもらうことにしています。もちろん、汗でベトベトしたら乾拭きとか石鹸で洗ったりしますよ。
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弾丸ボールペンというジャンルがあるのか、どうか分かりませんが、
Pencoのバレットボールペンと並べてみます。さほど文字を書かない人間にしてみると、筆記具のバランスとかは、あまり重要ではないようで「使うかなぁ?」という時に、ポケットやカバンにコロンといれるような、そんなものが好きだったりします。
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短いので、キャップをお尻に挿して全長を稼ぐような感じになります。両端が丸っこいので、ポケットに入れても体をチクチクしないんです。
Pencoにも真鍮製のがあります。気になったのでメーカさんに尋ねたところ、メッキとのことでした。残念ですが、メーカとしては変色しない方が無難と判断されたのかと思います。
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職人さんたちの「やっちまった」なので、気持ちが良いくらい余計なものがないです。それっぽい英語だと"There aren’t too many
bells and whistles here"になるのでしょうか。「絞り加工」で作られた、なめらかなボディ。真鍮製なので一般的な筆記具より、圧倒的に重いです。
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中身はこんなかんじです。なくなったら似たようなものを探してみます。わからなかったら、町の文房具屋さんで現物を見せて相談すればよいだけのことですよね。
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すぐコロコロしてしまうので、力持ちのトラちゃんに登場してもらいます。
ものを知らず「絞り加工」と「プレス加工」をごっちゃにしていて、ペラペラでないのに驚きました。
調べてみたら違うんですね。なるほど。だから肉厚。
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キャップの内側です。なんで、こんなものを撮ろうと思ったかというと、開け閉めがとてもスムーズだからです。
よくみると、内側に板バネ仕込んだ筒がピッタリ挿入されています。あまりのスムーズさにセーム革でも貼ってるのかと思いましたが、なるほど。。。
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キャップの一箇所にこんな溝があります。掘ってあるのかと思ったら。。。
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内側がこんな風に出っぱっていて。。
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本体の溝に、気持ちよくパチンとはまります。これ。。けっこうウットリします。表から見える溝が、気の効いたワンポイントに見えてきます。
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もちろん、本体にキャップを刺しても、板バネが支えるので、出っ張りが本体をギギギギとするような事はありません。
現代は潤沢なリソースで、CNCでギンギン切削してあるような製品は多いです。ネジ式だったり、Oリングを使ってみたり。。しかし、タキザワさんのこの製品をみると、昔の製品には凄いものがあったんだなぁと感心してしまうのであります。
大好きな真鍮で、このお値段で購入できて、とってもよかったと思います。
さてさて。。せっかく、真鍮好きの同志がいらしているのであれば、森のなかまのお気に入りも見ていってください。もし「へーっ。。こんなものも真鍮製があるんだぁ」と思えるようなものがあれば、幸いです。
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ありがちですが、ライターですね。
ジッポーではなくイムコです。ガチャガチャした音を立てるのが、とてもキュートでお気に入りです。
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こちらは。。
真鍮好きの友人が作ってくれたマルチツールです。カッコいいでしょ?
Olight i3T EOS Brassという懐中電灯です。
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1年以上たったのかなぁ、と思ったのですが 2021/4からの汚れ始めてもらっています。
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もう少し後から、汚れ始めてもらっているLumintop Tool AAA Brass。クリップが真鍮メッキなのか、変色してくれるのは嬉しい限りです。
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発売から2年たって、在庫を見つけて購入した
Olight S Mini Cu-Br。このシリーズも、随分進化しましたが、このカタチがしっくりきます。
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DQGのTiny AA XP-G2 AAは中国のBanggoodであれば、まだ購入できるかもしれません。14500というリチウム充電池が使えるので、真鍮製なのに軽量に運用できるというのは、真鍮愛好者としては、情けないお話ですので御内密に(笑)
最近アカリセンターさんで、再販され始めた、森のなかまを真鍮沼に招いた、PEAK Eiger。出番は少なくても、いまだに手にとって楽しんだりしています。
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最後に、現行機の
LUMINTOP GT Nano brass。まだアマゾンさんで購入できるみたいです。
最後は、真鍮日誌みたいになってしまいました。
こうした真鍮製品は、一度手に入らなくなると再販されることもあまり無いかと思います。懐具合と相談しながら、一緒に汚れてくれる相棒を見つけてみてください。
それでは!