森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

H2T G1 + 燈 + SKM-SF6PW

2012-12-31 01:33:11 | フラッシュライト
年末も押し迫った日曜日の朝「H2T G1」がやってきました。アカリセンターさんでも年明けから出荷のようです

クリスマスも終わり、明日は大晦日であります(すみません書き始めたのが30日だったんです)。横浜は力のこもった雨が降っていましたがいかがお過ごしでしょうか。
休みに入ったら、あれを紹介して、これを紹介してと色々考えていましたが結局ワイフと遊んでしまいこれが本年最後の投稿になりそうです。


さてG1ですがライトマニアな方は既に「こちら」で御存知かと思いますが、森のなかまが大好きなブーフの「Surefire G2」を半分に切ってたものです。G2はCR123Aを2本(6.0V)を使いますが、1本(3.0V)にしてしまうのです。

6ボルトで動いていたものを3ボルトにしたら光らないんじゃないの?

ごもっともで。。P60互換シリーズといって交換球は6ボルトで動作するように設計されているものが殆どです。ただ色々なパーツや過去からの経緯があり3ボルトで動作するパーツも結構多いのです。

この記事をここまで読み進んで頂けた方には「あたり前」な事かと思いますのでそれらの経緯は省かせて頂きます。。。

さて、マニアックで楽しくて可愛い「G1」を紹介させて頂きます。


コンセプトモデルで終わってしまうのかなぁ、と思っていたら急遽発売されたG1は黒であります。この季節素手で触っても「ヒャッ」としない樹脂製ボディです。コロンコロンとして愛らしい姿であります。


新たに作成されたネジ切り部です。とっても綺麗にできています(金属チューブの切り口はG2と同じように外側に拡げられています)。

「ただ切断して、ネジ切っただけじゃん」

おっしゃる通り。それ以外は特に加工されていないかと思います。
ただですね、工具があれば直ぐにできるかと言えば、森のなかまは「ノー」だと思います。

どこを、どれだけ削ると強度が落ちる。既存スプリングのテンションとの兼ね合い等々、実際やってみないと分からない事が多いかと思います。
もし森のなかまのような素人が、それらのノウハウを会得しながらG1を作ろうとすると、かなりの時間と金額を費やしても満足なものは出来ないのかと思います。実用に耐えるものを作り出すのはそれほど甘くはないのです。

趣味で1本、2本を作って楽しむならいざ知らず、廃盤ではないにしても数を集め難いG2を買い求め、加工して販売チャネルにのせてくれたH2Tさんには感謝であります。3ボルトでほどほどの明るさの交換球を使えるライトが欲しかったんです!!


ちょっとパンツを履き替えてみました。どんどん変になりますからね(笑)。


G2と「まぜまぜ~プンッ!」にしてみました。


G2はFireResuceモデルみたいになりました。違和感ありませんね。なんだか新しい機種が手に入ったみたいでチョッと(かなり)ウレシイです。


G2に付属する60Pも3ボルトで動作できるのですが、G1を出してくれたH2Tさんの心意気に応えるべく、まずはH2T燈3.0Vの電球色を入れてみました。


普通ピカピカしたリフレクターが付くのが不透明なナイロン樹脂でギュウギュウになっています。配光はLEDから照射されるそのままの光になります。


燈を使う為にはG1に付属する専用のスプリングを使います。スプリングと接点が繋がってこんな風に導通するんですね。


後ろ姿です。短いので撮影していてもそれほどボケないので多少楽であります。この配色はもともと好きなのですが宇宙戦艦ヤマトに出てくるブラックタイガーを思い出します。お腹がの所が黒いことから「レッサーくん」も思い出します(レッサーくんが腹黒いわけじゃありませんよ)。


妙な思い出に浸っていても仕方がありません(笑)。点灯してみましょう。


紹介していませんがZebralight H502のMモードみたいなカンジです。まったくムラの無いフラットな配光です。電球色ということもあってか非常に落ち着いた灯です。黄色いだけではなく、きちんと赤みがあるのも大変気に入りました(個体差はあるかと思いますが)。中長距離能力は全くありませんが恐ろしいまでにワイドな配光は上に向けると六畳の天井くらいは余裕でカバーし、更に壁まで照らします。

多少明後日の方向を向いても超ワイド配光がそれとなく目的の場所を照らします。なのでランヤードで首からぶら下げ、点けっぱなしにするような使い方が便利であります。
男の子だったら、もぅ真っ暗なトイレでもヘッデンは必要ありません!ハンズフリーできちんと狙いを定められますよ(笑)

正確なランタイムは分かりませんが点いているかどうか分からないのでもよければ、10日以上はラクラク!と聞いた事があります。
他の大出力ライトで使えなくなった電池をダラダラと使うにはもってこいであります。なおSurefire公認の充電池LFPでは故障するとの事ですので1次電池での使用が原則となります。これだけ持つのですからコストは気にならないでしょう。そもそも「燈」を買い求める人は「まだ使えるCR123A」を結構生産するかと思います(笑)

この軽さにランタイム、眩しくない程よい明るさは暗がりでの自由度を飛躍的にのばしてくれるものであります。
また周囲を威嚇しない灯は自分自身の位置を示すマーカーとしても使いやすいものだと思います。
ちなみに、暗闇で目も眩むような500ルーメンのライトを水平照射して何ものかが自分に向かってきたら、自分が助けを求めた覚えが無ければ、とりあえず逃げた方がよいかと思います(笑)。


最近好きな「自ら発光する吊るしの後ろ姿シリーズ」です(笑)。樹脂製ボディ表面の凹凸は高さがあるので陰影が出易く面白いです。


わざわざ書くほどではありませんが順手で小指か薬指でスイッチを押さえて親指、人差し指でヘッドを左に回すとツイストで点灯します。
モーメンタリースイッチは逆手で握る事が多いので順手で常時点灯させる時は、親指、人差し指でスイッチを回してから順手に持ち替えていました。
スイッチのねじ切りがスムーズじゃないとこういうわけにはいきません。


同じ1セルのE1eならべてみます。可愛いE1eが精悍に見えます。


合わせて購入してみた「SKM工房 カイダック製 懐中電灯ホルダー SKM-SF6PW」です。
森のなかまは普段ライトは鞄にポンとそのまま入れてしまいます。
Surefire L4のようにナーリングが確りしたもの等は他のものを傷づけてしまうためホルスターに入れて鞄に放り込んでいますが、出来れば風防は保護してあげたいところであります。最近は床を傷つけないように椅子の脚にはかせるソックスみたいなものが売られていますので、今度試してみようかなぁ。。

で、ホルスターやホルダーを実際使って見ると便利なのですが世知辛い世の中ですので腰に付ける事は殆どありません。。

最初SKMさんのこのホルダーを見たとき「うーん、良く出来ているなぁ」と思いました。きっとこのコードはテンションを。。等と考えてみていました。
でも、使わないホルダーも勿体ないよなぁ、と思っていましたがG1を購入するにあたりなんだかシナプスがザワつき始めました(笑)


実際手にしてみると、改めてよく考えられている事を実感します。
写真はベルトに通していませんのでライトがお辞儀をしていますが、ベルトの厚みによってホルダーが持ち上げられライトが正立します。


G2を入れます。茶巾寿司のようなデザインは森のなかま的には「かわいい」と思ってしまいます(失礼)。

何よりも入れたり出したりする時の感触が良いです(夏でもないので変な事考えないでね)。

カッ!クショィンッ!

今記事を書きながらもBADETECH社のLarge Tek-Lockが付けられるように穴があけられたりしています。作られた方は数多くのアクセサリ類を使いこなしてきた方で、良いものは率先して流用できるようにしていこういう思いの表れかと思います。当たり前ですがライトが好きな方なんだと思います。
これまた森のなかまのような素人には到達できないアイデアやノウハウが詰まっているのでありました。

ちなみに、この穴にSFのランヤードフックがかけられる事に気付きニコニコしています。
少しかさばるかもしれませんが、この組み合わせで鞄にいれてみようかなと思います。


次はコンバットリングを付けてみましょう。なんだかお魚みたいになってます。。。いや!おしゃぶりですね。しかも大人用(すみません)。。


コンバットリングとホルスターの組み合わせは抜群です。眠れる雑食系男の子の心をワサワサと揺らします。鏡の前で抜き差しの練習がしたくなります(笑)。。
冗談は抜きに、とても使い易いのであります。大変気に入りました。
エンジニア用にバインダに差せるようなペンライトホルダー。。いやいや率直にPEAKのEigerをキャップに差せる様なホルダーなんてあったら。。。なんて夢想してしまうのであります(笑)

さて、一旦ここまで写真を撮り終えてから何か気になりました。。。何か忘れているような。。


はい。FM34との組み合わせを忘れていました。黄色ミックスも試したのですが禍々しさは黒一色がしっくりきました。交換球はYSC SLCに入れ替えてみました。燈とは違う配光が楽しめてしまいます。

付けながら「やんちゃ」なカンジかなぁと思っていたのですが意外に短いボディとバランスが良くなんだか普通にカッコいいです。うーん。これで使い続けるのも良いかなぁと悩んでしまいます。


自分でやっておいて何ですが結構シビレませんか?もちろんライトマニア限定ですが(笑)


何だか「工場夜景クルーズ」を思い出しました。なにかよろしくないものを作っていそうです(笑)

こんな風にパーツを色々組み替えて楽しめるのは昔のSurefireならではあります。森のなかまなんぞはヒヨッ子ですからG1をベースに楽しい写真がわんさか出てきそうで楽しみなのであります。


最後は似た配色の10Holes Hohner社の「Cross Harp MS」と撮ってみました。ルックス重視でビジュアル系と思われる事から Meisterより安価なのに、あまり数が出ないそうです。ぶ厚いプレートを使ってい音もリッチで良いハープなんですよ。そう言えばMSシリーズもパーツが共用でき自分なりの組み合わせるのが当初の目的でしたね。

ウレシさのあまり、いつも以上にとりとめのない投稿になってしまいましたが如何でしたでしょうか。
限られた市場でありながらも、こうして魅力的な製品を世の中に送り出してくれるカスタマイザー達の気概をこの年末に一気に体験出来、こうして紹介できたた事はウレシイ限りであります。

はたから見れば「変わった趣味ね」と思われるかもしれませんが、森のなかまはライトやハープが好きで仕方がありません。
これほど完成度の高いものは自分では作れませんが、自分の投稿がきっかけで日本で頑張っているカスタマイザーの製品を知るきっかけにでもなって頂ければ幸いであります。

さて、今年1年お付き合い頂き誠にありがとうございました。
よろしければ来年も、ゆるりとお付きあいくださいませ。
よい年末年始を!

それでは!

P.S.
日を跨いでしまい本当に今年最後の日になってしまいましたが、日本赤十字社を通じて夫婦で義援金を送らせて頂きました。

受付状況:288万2,086件 3,230億6,294万4,869円 (12月27日現在)
受付状況:286万8,609件 3,224億1,435万4,743円 (11月29日現在)
受付状況:285万6,894件 3,215億9,287万8,721円 (10月25日現在)
受付状況:284万6,484件 3,209億859万4,696円  (9月27日現在)
受付状況:284万1,841件 3,207億373万2,087円  (9月18日現在)
受付状況:283万3,426件 3,202億7,451万2,545円 (8月30日現在)
受付状況:281万8,876件 3,195億6,281万634円  (7月26日現在)
受付状況:280万5,806件 3,183億8,497万6,136円 (6月28日現在)
受付状況:278万7,273件 3,173億140万3,953円  (5月24日現在)

余裕のある方は御一考頂ければ幸いであります。また、今年1年二人とも働く事ができた事に感謝します。

温かくして新年をお迎え下さいませ。

P.S.2 2012.12.31 11:30
名称に誤りがありました。大変申し訳ございませんでした。特権にて跡形も無く(笑)修正させて頂きました。指摘して頂いた方に感謝します。
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メリークリスマス!

2012-12-24 16:05:42 | 毛が生えてたり丸いもの
何はともあれメリークリスマス!

やっぱり来てしまいましたクリスマス。いかがお過ごしでしょうか。
今年は久しぶりにホールケーキをお家に招いてみました。


今年のツリーです。ワイフが見つけてきました。去年もワイフが見つけてきましたね。アパートが狭くて御自慢の100万ドルのツリーをお魅せできず残念であります(笑)


カードを開くとツリーがドーンと現れ、茶目っ気のあるサンタさんがモールを展開(笑)
スイッチを押すと「Santa Claus is coming to town」が流れ、アンバーLEDがチカチカ点滅します。音楽が終わるとLEDが全灯し時々瞬きながらあなたのコマンドを待ち続けます。テッペンのお星様に息を吹きかけると消灯します。なんだかライトのUIを説明しているみたいですね(笑)すみませんね。


大きなケーキはトナカイさんとか雪だるま君と一緒だったりするのですが、小さいホールケーキはサンタさん一人ポツねんです。。でも、胃袋にはいっちゃうんです。


ワイフが仕事から帰ってきましたので3時のおやつに早速頂いてしまいました(笑)
今日はFourPlaySnowboundをヘビーローテーションしながらお鍋を食べます。Fourplayもゴキゲンだし、お鍋も美味しいですよね。

楽しいクリスマスを!

それでは!

P.S. 21:38
お鍋を頂きました。クリスマス・イブにおちょこに日本酒で乾杯。「関やど」の蕎麦味噌をつまみつつ頂きました。暫く動けない状態が続き(笑)。。さぁ、残りのケーキを。。


な、な、なみだが。。。クリスマスの奇跡か。。。たべないで。。

でも、お腹に入ってしまいました。。
コメント (2)
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CARAN d'ACHE 849 Essentially Swiss Flag

2012-12-19 23:32:46 | 道具
ボールペンが続きます。。

一気に冷え込んできましたがいかがお過ごしでしょうか。
先日は「ノギス」が付いたクレオ・スクリベントの「MESSOGRAF」を紹介しましたが、例によってネットでプレショッピングを楽しんでいました。

「○△円以上で送料無料!」
「おーっ、あとちょっとだなぁ」

等と完全に術中にはめられています(笑)
パラパラとページをめくっていると色々知らない世界が見えてきます。
森のなかまは、ネットショッピングではレビューをよく見ます。商品レビューなのに宅配業者への偏向した思いを延々綴るようなものは読み飛ばし「何故こんなに力をいれるのか?」と思うようなものを見つけては色々思いを巡らします。

そんななか「カランダッシュ」というメーカの「ゴリアット・カートリッジ」というものに興味を惹かれました。森のなかまは「カランダッシュ」の名前はリザーブタンクを持つスイス製ライターメーカーとして記憶していましたが実は筆記具がメインだという事を初めて知りました。

高めのボールペンは本体より安価な値段で替芯が用意されていてインクが切れても使えますが、その替芯のお値段が何と1,000円位であります。4本100円でボールペンが買えてしまう時代なのに。。
でも、カートリッジを購入されている方のレビューを見ると熱いものが伝わってきます。。何かに似ていますね(笑)

何事も勉強!

等と勝手な理由をつけて、つい購入してしまいました。


絆創膏が沢山貼られて「えへへ」と照れて真っ赤なのか、転んで血まみれになって真っ赤なのかは分かりませんが、愛らしい姿に惹かれて選んだのは「849 エッセンシャリー スイスフラッグ」でした。

私は門外漢なのでしりませんでしたが、カランダッシュというメーカはそのスジの方達には有名で、価格やコンセプトに応じて様々なラインナップを持ちます
「849」というのは廉価な価格帯(知らない方には十分高価だと思いますが)で御自慢のゴリアットカートリッジが付属するラインナップです。
金銀、特殊素材や手の混んだ彫金はなく、鉛筆のような6角形の真鍮製ボディに塗装が施されたもので、季節毎に限定数出荷されるようです。
シックなものもあれば、ポップなものや、「?」と思われるようなものまで実に多彩です。コレクターの方も多いようです。うーん、ライトやハープにも通じるものがあります(笑)。


フラッシュライトのテールスイッチに相当する部分をクルクルと回すと替芯のゴリアット・カートリッジが出てきます。
真鍮を絞り出したようで継ぎ目などは見られず「カートリッジ」という「語彙」がピタリと来るデキであります。
書き味は評判通りでした。ジェットストリーム等のジェルインク等がでるまでは様々なご意見はあるでしょうが「世界有数の優れた油性ボールペン」の名前を欲しいままにしてきたという事が理解出来ます。すばらしー!


一番上が愛用の「ジェットストリーム」の4色+メカニカルペンです。それに比べて「849 スイスフラッグ」は最近流行のエルゴノミックな筆記具に比べると細くて、ちょっと短いです。つまり可愛いです(笑)。

一番下は、赤いスイスフラッグに合わせて購入したカートリッジです。価格に相応しいケースに収められています。
この手のカートリッジにしては珍しく「緑色」が用意されているのも人によっては見逃せないようです。はい。私です。

ジェットストリームは非常に良く出来た多色ペンで、インクは滑らかでかすれずボタ落ちもしません。多色ペンにありがちなペン先のぐらつきも少なくお値段もリーズナブルであります。何度も何度も仕事で行き詰まった時に上手くない字や図形を書いては考えを整理してきました。

もう、筆記具はこれでよいのではないか?字もうまくないし。。

という思いであります。しかし。。多機能ペンは色を切り替える時に特有の音を立てます。

パチン、パチン。。

これが軽快な時もあります。しかし自分でパチン、パチンしながら何だかカリカリ来る時もあります(笑)。

パッチン!パッチン!パッチン!ベッチン!ババババッチン!

これはいけません(笑)
自分でもカリカリするのに最前線を一歩先を行く同僚にしてみればアイスピックを突き立てたい狂気に駆り立ててしまうかもしれません。
これはいけません。。

カランダッシュのノックはこの忌まわしき「バッチン」がありません。
「シュコ」「カシュ」というだけでラッチが外れるようなショックがありません。最初は妙な感触なのですがこれが何とも気持ちよいのであります。

まぁ、高級ボールペンと呼ばれるものの殆どは軸を回転させてペン先をだすのが通例になっているのに比べれば確かに音はします。ビジネスシーンで大きな音を発するペンは場違いということから、こういったスタイルになっていったそうです。

たしかに、カランダッシュの「シュコ」「カシュ」もリス君よろしく激しくやればアイスピックを突き立てられますが通常の使用では非常にサイレントなペンだと思います。他社が回転式に移行するなかノック式の直感性を優先してきた哲学めいたものを感じずにはいられません。


よく見るとクリップの下にメーカーのロゴが入っています。出しゃばり故に辛酸を舐めてきた人生を振り返ると、こういった思慮深さと確固たる自信を見ると無抵抗にひれ伏してしまうのかもしれません。でも、あんまり反省しませんよ(笑)


懐かしい鉛筆の形をしていながら金属製。ヌラヌラと際限なく、でも的確に制御されたインクが流れる感触。ズシリでもない軽やかな重さは手の平で転がしているだけでもシナプスが刺激されてきます。
本当はそれほど、仕事の進捗に貢献していないのかもしれませんが、気持ちよく考えがまとめられたような気がすれば、それは良いのではないのでしょうか。

「手の中に収まるものをいぢってると、落ち着くんでしょ?」とワイフ。
「そのとぉーりぃ!」

青、緑、黒と増えていっても不思議はないかなぁと思う今日この頃なのでした。。ふふ。

それでは!

P.S.
先日45歳になりましたが、この歳になって本気で「自分でも読める字」を書けたらステキだなぁ思うようになりました。
人間って変わるもんですね(笑)
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Cleo Skribent MESSOGRAF

2012-12-16 21:34:44 | 道具
ハープでもフラッシュライトでもないのに金属製。。

気付いてみれば来週の週末はクリスマスであります。クリスマスが終われば、あの「年末年始」感がズンズンとやってきます。いかがお過ごしでしょうか。
本日はドイツ「クレオ・スクリベント」社のノギスが付いたボールペン「MESSOGRAF」を紹介します。

2年くらい前にネットで見かけて以来、機会があれば購入してみたいと思いつつ後回しになっていました。「街中で見つけちゃったら」仕方ないという事も目論んでいたのですが(笑)お店で見かける事はありませんでした。
もともと、字はとてもヘタなので筆記具にそれほどお金はかけようがありませんが、手のひらに載るようなモノで色々な嗜好が凝縮された筆記具というジャンルは嫌いではありません。


カートンボックスというより、ただの「紙箱」です。が、そこはドイツ製です。何やらとても緻密な感じが漂ってくるのであります。今回はこちらで購入してみました。


パーカー」タイプのインクカートリッジであります。「リフィル」というのがコンテンポラリな文具用品用語のナウでヤングでトレンディなのかもしれません(笑)。一番上は滑らかな書き味が定評の「ジェットストリーム」の多機能ペンであります。仕事中グチャグチャの考えを4色を使って整理すると「スッキリ」まとまる事もたまにあるので(笑)重宝しております。


「おもちゃ」ではなくキチンと使える「ノギス」であります。ジョウの噛み合わせがピッタリしてるでしょ?
副尺と接する上段本尺の単位はミリです。下段はインチですが副尺目盛がありませんのでミリで計測という事になります。


マット、鏡面を使い分けた仕上げに、このネジ切りと、ドイツ人は男の子のDNAを執拗に攻めるのであります。照明を当てながらマジマジと見ながら写真を撮ってると不思議な魅力を感じました。


クリップはマットな梨地でスルリとポケットに刺さり、適度なテンションを持ちます。なかなか気持ちの良い差し心地です。
しかし、このクリップはただ気持ちが良いクリップではありません。実はタイヤ溝ゲージとして使用で来ます。

規制も厳しく、合理的な考えを持つドイツ人はタイヤがすり減るとスリップするのであれば日頃使うツールでチェックをしましょうということかと思います。優れた運転技術で「滑る車」を公道で操る事が出来たとしても感心する事ではありません。与えたコマンドを確実に実行するよう車を維持し続けるのは保守者の義務であり、それは運転する人の義務だと思います。


こちらはネジサイズに適合するネジ穴径を求める早見表が刻印されています。
M2なら1.6mm、M8なら6.8mmと換算してくれます。数をこなせば覚えてしまうのかもしれませんが他にも覚える事は沢山あります。うろ覚えな記憶で作業を進めるのなら、こういったものでチェックできる事は精神衛生上非常に好ましいと思います。


なかなか存在感のあるボールペンであります。大抵異なる機能を組み合わせると「なんだかなぁ」という感があるのですが、MESSOGRAFについては元から「こういう道具」として存在していたかのようです。真面目なドイツ人が真面目に作り上げているのですから不思議ではないのかもしれません。
ところで、かなり太いのですか?と思いますが。。


このように薄いのであります。やや変わった形状ですので「天国をそよぐ風」のような、はたまた「溢れんばかりの情熱を受け止め一晩に作品を完成させる」ような筆記具ではありません。
また、正直に言えば副尺目盛がやや太いため最初は読み取りにくいと思います。多少の慣れは必要なのかもしれません。


MESSOGRAFの最大の喜びは「計ったら値を書きとめる」というセット動作を持ち替え無しで、一本で済ませられる事だと思います。
もちろん、造りの良さや、ワクワク感もありますけど(笑)

ただ、こういうモノが必要な人は色々な事にお金が出て行ってしまいます。こういった喜びに、この値段は出し難いのも確かであります。森のなかまも購入に至るまでに2年を費やしました(笑)。

もし、身近に整備や工作好きな方がいらっしゃいましたらクリスマスのプレゼントに奮発してみては如何でしょうか。喜んでもらえると思いますし、ツナギやワーキングシャツのポケットからひょっこり頭を出したMESSOGRAFはエンジニア達の楽しい話に繋がると思います。

それでは!
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Peak LED Solutions Eiger Ultra QTC HA

2012-12-10 01:28:00 | フラッシュライト
ゴニョゴニョ、まぜまぜ、ぷん!

先週上野によって男の子の世界から戻るとポケットの中にはライトが一本増えてしまいました。いかがお過ごしでしょうか。
本日はポケットに生えてきてしまったライトの紹介です(そんなポケットがあれば良いのですが)。

今週は実家の市川に帰り両親と一緒に蕎麦を食べてきました(いきなり近況に脱線していますが)。
隣町の松戸にある「そば処 関やど」は黒々とした蕎麦が好きな蕎麦好きにはたまらない蕎麦屋であります。
近くにはお食事処の「関宿屋」もあり、こちらも森のなかまの味覚形成の中枢なのであります。

ビールをやりながら卵焼きに、焼き海苔(和紙が張った桐箱に炭がはいっていました。今はどうなんだろう)。夏は「じゅんさい」に原酒。つきだしの「そばみそ」は辛め。おみやげに出来るので、焼きおにぎりにつけて食べるとたまらない一品であります。


黒い蕎麦つながりとかではないのですが「Peak LED Solutions Eiger Ultra QTC HA」であります。一般的(どこが一般的なのか)にEigerといえば美しい拡散光が有名ですが「ウルトラ」が冠されたこの子はターボヘッドで集光性を高めています。


通常のEigerとくらべて口径が大きいですよね。


左から1AAA(1.5V)、10440(3.7V)となります。やわらかい周辺光にドーンと力強いスポットがドーンときています。


うまく撮れませんでしたが換気扇の下で煙草を吸いながらカメラを片手持ちで撮ってみました。光軸が出ているのがお分かりになりますでしょうか。
屋外で使って見ると(10440使用での感想です)、これまたドーンとよく飛んでいきます。それほど広がりませんので前方をドーン(しつこいですね)と照らすには、かなりゴキゲンであります。


筒より大きいヘッドなので、いわゆる「懐中電灯」といったルックスが手のひらに隠れてしまう大きさで実に可愛らしいのであります。
ほーれ、ドーン、ドーン、ドーン(すみません)


ライトマニアになり出したころは、Solitaireのようなフラットな姿が好きだったのですが歳を重ねる毎に「ボク懐中電灯!」と言わんばかりの頭が大きいこのルックスが好きになって来てしまいました。まぁ、一般的な感覚ではないのというのは分かってますよ(笑)

折よくといいますが、運悪くといいますか(笑)。。 douguyaさんで「ウィンターセール2012 ありがとう3周年 歳末大感謝祭!」長い(笑)。。をやっていて値段をみると少しクラッとしてしまいました(笑)



またもやフェティッシュな画ですが。。最近ヘッドをこの位置から見るのが妙に気に入っています。
QTCを操作する上でもこの大きなヘッドはなかなか評判です。確かに微妙なコントロールをし易いのであります。


'8'とか'H'とか刻印されているPEAKの電極ですが今回は何もありません。何があったんだろう?PEAKの事ですから毎回色々と変わっていても驚く事はないのですが。。細かい事を気にしても始まらないのがPEAKであります。


出力を最小にするとLEDを直接覗き込むことができるくらいです。
理由はよく分かりませんがリチウムイオン電池を使い出すようになってからQTCのコントロールが非常に楽になりました。もはや「思い通りいかない」調光ではなく「意のままになる」調光であります。すごい!


El Capitanのパーツと比べてみます。一番したの白いものがQTCユニットです。Eigerの方が当然小さいです。


右から2つめの黒いものがQTCです。El Capitanのものとは形状が異なります。大きさに応じて変えてくるあたり何か納得したり、いろいろ妄想が湧いてきます。


例によってQTCユニットは固定されていません。メンテナンス等でユニットを取り出した後は、このようにリングの切れ目を手前にして縦にして入れるとネジ山を傷つけにくいです。


PEAKはメンテナンスを確りおこなうと、とても良い働きをします。森のなかまが使っているメンテナンス道具であります。電気が通りそうな所はドンドン掃除しちゃいます。

■楊枝
 楊枝の先を筒内側の雌ネジに沿わせます。楊枝を手で固定して筒をクリクリ回転させるとミゾの中の汚れを掻き出してくれます。言葉にすると面倒そうですが慣れるとたいした事はありません。

■ Power Pen
ACL Staticide社のものと思われるのですがProductには登録されていませんでした。データシートがこちらにありましたマルゴーさんで購入であります。PEAKに詳しいPEAK神さまのお告げに従ってみました。手軽に使えますし、なんとなくその効果を実感出来るような気がしています。
車に添加剤等を入れたり、カメラマウントにナノカーボンを塗る事をトキメキを感じる方にはおすすめであります。
えっ?、森のなかまも「こういった事」は大好きですよ!

■綿棒
いわずと知れた綿棒です。それと綿棒ケースです。
普通のサイズ意外にも赤ちゃんようの細いもの等があり作業によって使い分けするとなかなか良いのであります。
ちなみに「綿棒ケース」をキーワードにこのブログに何人かの方が毎日いらっしゃいます。やっぱり持ち運びたいですよね。

■無水エタノール
電気接点のクリーニングといったら無水アルコール(エタノール)であります。薬局で500mmlで1500円程度です。こんなに要らないのですが、台所のガンコな汚れ落としにも使えますのでチャレンジャーなパパはママに交渉してみては如何でしょうか。危険等級IIですので取り扱い、保存方法は守りましょうね。

■糸楊枝
PEAK神さまは取手がついたものを使用されていました。手近になかったので取手が無いものを使用してみました。適当な長さを切って両端を指で摘み、ワッカをヘッドのネジに引っ掛けます。ヘッドを固定し引っ掛けた糸にテンションをかけながらを溝に沿まわしていくと、溝に貯まったゴミを掻き出してくれます。とても綺麗になりますので是非お試し下さい。

■グリス
Akaricenterさん、douguyaさんで入手できるGS-1を使っています。
大量にもっていても仕方ないので、こういった少量で分けてくれるのがいいですよね。
いちどコパスリップを試してみたいのですが100gで2000円くらいと躊躇しております。

■PBピックツール
写真を撮り忘れてしまいました。El Capitan紹介の後半に写真がありますので宜しければご覧下さい。
アルコールでネジ山を清掃する時にOリングははずしておくとリングへのダメージがありません。そんなときピックツールを使うと絶大な力を発揮します。もう、これなしでOリングをはずす事は考えられません!お試しあれ!


無水エタノールはこういったディスペンサーに取り分けておくと使い勝手が格段にあがります。口に綿棒をつけてひっくり返すだけで適量のアルコールが取り出せます。とても便利であります。ってわざわざ書く事ではない意図的な脱線ですが。。。


みなとみらいで見つけた「"とんちキツネのなるほどコスメ"加美屋」さんの「こすめボトル」です。かわいいでしょ?いいでしょ?欲しいでしょ?
これが言いたいがための脱線でした(笑)。。

この「きつね」くんが気になる方はこちらで頭、お腹、シッポを触ってあげて下さい。シッポのやり過ぎ注意です(笑)


2AAAボディにUltraのヘッドをつけてみます。Eigerファミリーならスイッチやボディの組み合わせが楽しめるのが楽しいのであります。同じ黒のHAで色が合っていてサマになっています。

ちなみに、時期なのか仕様変更なのかよくわかりませんが、最初のラグテールのヘッドは少々ネジが短かったようで、SSボディのスイッチ付に付け最後までねじ込んでも点灯しませんでした。でもスイッチを押せば点灯しますので森のなかま的にはノープロブレムです。必ずしも相互互換を保証するものではありませんのでご了承下さい。


冒頭の写真にもあった、ステンレス、BRスイッチとの組み合わせです。

「なんかへーん」

かもしれませんね(笑)
気付いてみればPEAKが取り扱う素材を3種類(HA,SS,BR)をそろい踏させている事になります。と考えると面白いかもしれません。クスクス
2AAA程長くなくモーメンタリスイッチが使えるので集光性が高いUltraとの相性は良いと思います。


どうですか?段々「へーん」じゃなくなってきませんか?エヘヘ


こちらはステンレス製のHighCRIヘッドとの組み合わせです。見易い低い色温度の光が任意の明るさで使えるようになりますので、森のなかま的には"THE END"の一本になりました。
最近CoolWhiteの色も好きになってきましたが、やはり低色温度の赤っぽい光は大好きです。

電球のように柔らかく温かい光。。思うがままの調光できる小さなライトを手にしていると「飛行機を修理するテグジュペリにこのライトを貸したらとても喜んでくれそうだなぁ」と考えてしまっていました。
ふとシナプスがざわつき始め、箱根の「星の王子さまミュージアム」で購入してしまい使いどころに悩みしまい込んでいたのを引っ張り出してきました。付けてみたら何となくシナプスの結合が安定しました(笑)


今、手元にあるEigerです。3本も?と思われるかもしれませんが好きな方はもっと数を持っています。それだけ惚れてしまうものなのです。
、Egierは(思わず倒置法)。森のなかまなんぞはヒヨッ子であります。
それぞれに思い出がありますし、これからも増え続けます。

それでは!

P.S.

横浜に越して来て、とにもかくにも残念な事は「関やど」の蕎麦が中々食べられないという事であります。。
もし常磐線千代田線に載って松戸駅を通る方で「黒い汁の蕎麦」が好きな方は是非ご賞味下さいませ。

で、そんなこんなで松戸駅から帰ることになり常磐線に乗ります。終点は上野駅であります。。。先週はもう暫く来れないなと思いつつ色々はじけてしまったのに。。師走のアメ横をワイフと一緒に探検したのであります。。

そして。。ポケットの中には。。
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