森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

本当になくなっちゃうのね。。

2010-07-25 01:49:04 | ハーモニカに関連した話題
暑いっすね。暑いさなか本日というか土曜日は出社日でした。早めに帰宅したので1時間くらいは吹けたでしょうか。。最近は阿呆のようにバンプ、バンプのバンプ月間です。
暑いのと練習でカスタマイズは暫くお休みですが、作業のお役立ちグッズを注文してしまいました。明日頃くるかな。楽しみです。ふふ。

最近ネットでの情報収集もさぼっておりましたので久しぶりにお客様モードで谷口楽器さんのページをブラウズしているとブログ:楽天市場店ハーモニカ担当のつぶやきを見つけました。タッキー(古?)似のお兄さんが書いているのでしょうか?

ストア内外のイベントや楽器の在庫状況等があるんですが、みてみるとHeringが少なくなっているとの事。。
普段もこれくらい売れていればなぁと寂しい限り。

まぁ、谷口楽器さんのようにハーモニカに力を入れているところだから知っているお客さんも集中するのだろうから他店はどうかな?と以前FreeBluesのキットを購入したchuya-onlineさんはどうだろうかと見てみるとページから消えていました。。店頭では見なかったし、ヤマハの在庫も無くなったんでしょうか。少なくともあれから幾つか売れたんでしょうね。哀しいけど嬉しいような、やっぱり哀しいです。。
#あの赤いケースを日本でもってるのはかなり少ないんですね。大事に使わないと。

「Hering?あーっ、そういえば!Tomboより奥にあるよ。販売中止?あーっ、売れなかったからね」とかいうお店を尋ねれば暫くは入手できるかもしれませんね。Bとかが狙い目でしょうか。
谷口楽器さんでMarineBandMSのBだけが結構残っていましたがまだあるのかな(既に入手済みですが)?

個人的に練習や独奏をするのであればBはかなり好きなキーですね。移動ドが苦手で大体音感な私にはBはCのように吹けてしまいます(Bbになるととたんにガタガタでしたが最近はOKになってきました)。
現在入手できない機種のBがショップで売れ残っているとお財布と相談して手が出てしまいそうになります。
#Super20なら全キー揃い(多分)で入手可能なツテはありますが。。いっぺんにはきついな。。。

来週末に東京方面に出かける予定があるので、時間があれば谷口楽器さんによって残り物を漁ってみようかと思います。


先週の土曜日に久しぶりに横浜方面に散歩した時の夕焼けです。HotelNewGrandの前あたりです。
最近は暑さマックスですが、夕焼けが綺麗なのであります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまにはクロマ - スライドの修正

2010-07-19 18:43:34 | ハーモニカのカスタマイズ

10穴のクロマ 260Cです。学生の頃は贅沢の象徴でした。

お兄さん(?)の270Cは12穴で3オクターブですが260Cは高音域が削られて2オクターブ半です。
無ければないで困ってしまう音域なので実用性を優先していつも3オクターブのモデルを買ってしまいますが、社会人ともなると多少の余裕がある時もあるので学生の頃憧れていた260Cを購入したのは3年程まえでしょうか。

基本的に270Cの2穴分をバッサリ切ってしまったような感じですので贅沢なくせに(?)寸胴で可愛らしいのです。
ちょっと残念なのが270Cでは素敵なアラベスクが彫られているのがないので、ちょっと寂しいのです。

さて、この贅沢の象徴なのですがケースは270Cと同じ大きさなのでせっかくの小ささが引き立ちませんので、得意のケース探してました。


蓋を開けるとこんな感じでピッタンコ♪


誂えのような。。。


でも、ただの眼鏡ケースなんですね。一応スチールフレームが入っているそうなので結構頑丈です。スッテッチが白なのがヤングですね(笑)

こんなので270Cも入るのがあると良いのですが既に眼鏡ケースでは無いですね。。ミニマムなケースが欲しいよなぁ。

さて、Hohnerのスライドですが270C Deluxeとかはスムーズなのですが結構スライドの穴にバリがあります。
ただでさえ色々息が漏れる要因があるのに、こんなバリの為にマウスピースのネジをやんわりとしか締められないのは癪なうえに演奏もし難いです。

というわけでバリは削ってしまいます。


バリが出ている面を上にしてレバーを除きスライド部分を板に密着させて、当て木をした耐水ペーパー(#600,#800等)でゆっくりと削っていきます。
必ず当て木はしましょう。
気が向けば#2000までやったりコンパウンドで仕上げても良いですが、どうせ見えないところですので鏡面に仕上げてもなんですよね。

洗剤で洗ってもけっこう削りカスが残りますのでアルコールや最近でたSuzukiのスライドオイルをかけてウエスで拭いてください(吹いた時に鉄の味がするのもなんでしょうから)。

「えーっ、そんな事したらスライドのメッキが薄くなるじゃん」はい。その通りです。まぁ、剥がすのが目的ではないので、この作業だけではメッキはなくなりませんよ。

でもメッキなんかはいずれ擦れて減っていきます。
それに真鍮は変色はすれど錆ませんのでメッキがはがれても大丈夫。むしろメッキから錆が出るという意見もありますが、表面が滑らかであればよいわけでしょう。

で、あとはスライドオイルを指にとってスライドにまんべんなく塗ります。滴らせる必要はありません。油膜でコーティングする程度で良いです。
うーん。滑らかになりました。

スライドオイルをあまり過信しない方が良いでしょう。クロマのスライド機構は定期的なメンテナンスが必要ですからね。

こうやって書くと「クロマって面倒だなぁ」と思われるかもしれませんが10Holesにはない別な楽しみもありますのでなかなかやめられません。

特に最近のSuzuki製クロマなんかは凄い良く出来ていてスライドにはバリなんぞありません。
ちなみに私はグレゴアモデル、木製カバーというものを買ってみましたが、スライドは夢のようにスムーズでした。


細部にわたって様々な工夫がなされています。Hohnerも好きですがSuzukiも大好きという金銭的には困った状況になるでしょう。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汝を知る PCMレコーダ

2010-07-18 23:07:01 | 道具
先週上野動物園に行った帰りにヨドバシカメラでPCMレコーダを購入しました。


TASCAMのDR-07でございます。ヤングの間で大流行りのレッドでございます。

以前から自分が吹いている音は聴いておかないと独りよがりになってしまいマズイなぁと思っていましたのでPCMレコーダは欲しいと思っていまいた。
汝を知る事は辛い事ですが、上手くなるためにはこういうことも必要なんですね。

事前にネットで調査しましたが、色々な機種が売られていて、それぞれに特徴があるらしいのですが、森のなかまとしましてはTASCAMのシリーズのPB CONTROLといって速度とキーを自由に変えて再生できる機能が重要でしたので機種は絞られていました。

上位機種にはエフェクトやらリズムボックス、クロマチックチューナにメトロノームまで入っているのもあるのですが(凄いですよね)、チューナーやメトロノームは専用のものを使っていますので廉価版のDR-07に決めました。
店員さんに「DR-07の赤ちょーだい」というと最後の一個といって持ってきてくれました。


結構厚いであります。単3電池2本で動くのであります。記録時間は7.5Hとあります。人によっては短く感じるかもしれませんが、連続7.5H以上を連続で録る必要もないので、無理に充電式では無いところが良いのです。メニュー内に1次電池とニッケル水素の切り替えがあり電池残量ゲージ等の調整をするようです。なので当然Eneloopを使っています。


金属っぽく見えますが、銀色のプラです。でも別に良いのです。まぁ、廉価版なのでそれなりの作りですが遠目に見ればカッコいいのであります。専用のケースは別売でもありませんので、何か良いケースを探さなければ。。


これがTASCAMのPB CONTROL 画面です。この機能のためだけにTASCAMを選んでいます(オリンパスとか小さいのあるんだけどね)。

■「VSA」をONにするとSPEEDを変化させても、ピッチが変わらないのであります。OFFだと昔のカセットテープの速度コントロールのようにピッチが変わります。

■「SPEED」は最大1/2まで減速できます。ピッチを維持しながらだとそれ相応に音質は低下しますが、難しいフレーズのコピーにはありがたい機能です。もちろんディスプレイ左したの"I/O Loop"でA-Bリピートもできます。

■「KEY」で半音単位にピッチを上下にトランスポーズできます。このとき勿論SPEEDはそのままです!
何となく上下させて移調の訓練をしたり、Bbハープの曲をCハープで吹くとどうなるのかとか、曲のキーは分かっていてどのポジションで吹いているのかを調べるのにも重宝します。Cハープの曲しかコピーしないという人には福音ですね。

■「FINE TUNE」1セント単位でピッチを微調整できるようです。アナログ音源をデジタル化した時に再生側の回転速度に問題がある時はこれで、ピッチを合わせられますね。

さて録音される音ですが、なかなか良い感じです。
記録音に煩い方には繊細さが足りないなど、色々あるのかもしれませんが、試しにスピーカに接続してかみさんに聴かせたところ「普段吹いている音と変わりない」との事。というか驚いていました。
再生系に煩い方でも記録系の評価は難しいと思いますので、私は全然大満足です(決して悪いけど擁護しているというわけではないですからね)。

再生音も元気がよくてiTuneのAAC256から変換したMP3 192でも気分よく聴けました。手持ちのiPod Classic80GBよりはガツンとした音を聴かせてくれます(それでもiPodは手放せませんが)。

えーと、一応PreRec(記録ボタンを押す2秒前からを記録)とか、記録ボタンを押してから遅れて記録(ボタン操作音を記録しないためですね)といった流行の機能も搭載しています。

また、Gainもオート、マニュアル、マニュアル+リミッタ等と充実しています。会議記録ではないので何でもノーマライズ(音量の平均化)されてしまうと困っちゃいますからね。

あと大事な事ですが、本体背中にスタンド用のネジ穴が切られています。特別なアタッチメントを付けずにデジカメ用のミニスタンド等に取り付けられるのは結構ポイント高いですよ。一応シリコン製と思われるゴム足も付いています。

録音もバッチリ出来て、再生系では耳コピを行う上でありがたい機能が満載のTASCAM DR-07。安いところでは1万3千円くらいのところもありますので、PCMレコーダをお探しの方、自分の音を記録して練習してみたい方は検討機種に入れてみては如何でしょうか。


上野動物園に行くと会うのが楽しみな「やまあらし」君です。イソップ橋(モノレールがあるところ)の近くの木にいます。透明アクリルに頭をゴシゴシするのが癖らしく、ゴシゴシしているところはピカピカです。下にいない時は木の又に体を入れてグデェーと休んでいます。イソップ橋の途中から良く見えます。おどかさないでそっと見守ってあげて下さい。
写真はゴシゴシ途中に喉を潤し終えたところです。
この日も暑かったよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏だ!Train, Vamp, Chuging, シュポーーッ!

2010-07-18 21:14:44 | ハーモニカに関連した話題

あまりに有名な"Harmonica Blues"...このイラストなんか好きです。

仕事が立て込んでいたのと湿気にまいっていたのと、練習やら何やらでご無沙汰となっておりました。

楽器のメンテナンスばかりで実際の演奏方法については黙秘を続ける森のなかまですが、ここ最近真面目にやっている練習をご紹介します。といっても曲のコピーですが。。バンプです。。

ハープをいぢってまでOB/ODを出せるように調整したりしている森のなかまですが、意外かもしれませんがバンプは大好きなです(上手い下手は別にして)。

冒頭の"Harmonica Blues"のドあたまに入っている"Freeman Stowers"さんの"Railroad Blues"。これを一生懸命コピーしています。バンプです!トレインです!汽車です!

タラちゃんの様な声の子供との会話に始まり、Bbの10Holesでハイポジションでのベース奏法(これがまた素晴らしい)でプラットホームに汽車がやってきます。
子供にお別れを告げると、おっちゃん汽車に飛び乗りいざ出発です。
昔の2ストを思わせる(古)ような加速とともにあっという間にトップスピードに達し汽笛を鳴らしながら暴走する汽車ポッポでありました。

最初に聴いたのはiTunesStore(その頃はiTunesMusicStoreだったかな)で10Holesもので何か面白い物はないかなと漁っていたころです。すざまじいシュッポ、シュッポとあの奇声(笑)で完全にやられてしまいました。
これは是非ともCDで入手したかったので渋谷のTowerRecordで見つけて購入しました。

この"Harmonica Blues"には他にも戦前ハープの素晴らし演奏てんこもりです。森のなかまは上手く魅力を説明できませんのでネットでみつけたこちらのページをご覧下さい。とってもためになるのであります。

さて、この"Railroad Blues"ですが、有り難い事に譜面があります。しかもJoe Filiskoさんによるものらしいのです。
よくリンクを張らせてもらっている"PlanetHarmonica"こちらの特集記事です。
ゆっくりバージョンのmp3もあり、あの秘術への道がひらかれているのです。まったくもってどうかしています。

とは言ってもですが、演奏にガツーンとやられてこのページを見つけたのは2年くらい前です。何故に今までトライしなかったの?というと、とてもじゃないですが出来なかったのです。。

10Holesの教則本を買ってみると「バンプ」と書いてあるコーナは5-6行くらいしかなくて「1-3番をくわえて"吸吸吹吹"をトゥクトゥクやります。時々2-3,3-4を吸ってフェイクで汽笛を入れます。おわり」なんてアッサリ書かれています。
バンプについて書かれているだけでもありがたいのですが、ちょっとアッサリし過ぎですよね。

やってみると分かりますが、タンギングをしながら吹き吸いを連続するのが難しい!
和音は上手く鳴らないし、舌がすぐに疲れてしまうし、とてもじゃないですが汽車が走るイメージが感じられません。。
でも、ローリングするようなリズムを刻みたくて毎日毎日"トゥクトゥク"やってみました。すると一ヶ月くらいすると何とか出来るようになってきたではないですか!

で、そのまま"Railroad Blues"をトライしてみたのですが、なんとメインのリズムは"吸吹吹吹"
なんです。吹きが連続するパターンはこれまた難しい。
また、トゥクトゥクでやっているとなんか雰囲気違うのですよ。。なんか細いというか水蒸気がパンパンに貯まったり、吹き出したりしてピストンを動かす気配がないんですね。

困った時のネットということで調べてみると。。
SEYDELのTips集に"Tip 18 >>Practice: TRAINing using the Solist Pro 12"がありまして、"HaKaTaka"やら"TaKeTa"といった発音で書かれていました。

個人的な理解としては母音"U"ではなく"A"によって喉が開かれことで音が太くなるんだなと思っていますが、トゥクトゥクでは出てこない音が出てきます。"E"なんかもいい味だしてきます。
母音を変えたから直ぐに良くなる訳ではなく、その形を維持しながらタンギング、ブレスコントロールできるとようやくサマになってくるようです。森のなかまは2年以上かけてのんびりやっています。

ということで、何とかコピーするスタートラインに着けたかなぁと思うこの頃です。
前半の加速するとこまで(00:45~01:14)は独特のウネリを出すまでには至っていませんが、吹吸の切り返しが重要でありまして、穴をずらしてみたり、単音にしてみたりするととても良い練習になります。

暴走するまでには、まだまだかかりますが。。
 ・和音をきちんと出す。
 ・ゆっくりでも良いのでウネリを心がける(出せてるわけじゃないからね)
 ・音色、アタック、余韻にも気を配ってみる(独特ウネリの元ですので)

なんかを考えて練習しています。
1時間くらいは平気でやっていられるようになると、ランナーズハイではありませんがある種の高揚感で満たされる事受合いです。

「別に戦前のハープなんてコピーしたくないよ」とか「メロディ中心なんでバンプなんてしないよ」なんて言う方もおやりになってみる事をお奨めします。
余計な力が抜けて、ブレスコントロールも安定してきますので音色、ベンド、リズム感が総合的にアップします。
もちろん、クロマをやる方にも是非お奨めしたい練習であります。

ちなみに"Railroad Blues"以外にも生涯かけてコピーしようと思っているのが"DeFord Bailey: Fox Chase"であります。
昔Hohnerのハーモニカ紹介カセットテープ"heavy duty harpin’"に入っていました。一体どうやってるんだろう?
#この中に入っている"Peter“Madcat”Ruth: Baby Scratch My Back"なんかもシビレますね。
残念ながらMadcatさんの「ねぇ、背中掻いて?」はYouTubeにありませんでした。歌詞はよくわかりませんがきっとドエロいんでしょうね。ふふ。。

ドラムやベースがいなくたって、一人だってバンプはできます(なんか寂しいな)。

カッコ良くできなかったりしますが、それでもやっぱり大好きなのがバンプです。トレインです。汽車です!(くどいな。。)

「ハープやってんのに何故バンプしないのよ?」

さぁ、幸か不幸かバンプに興味が無かったあなた!(いないか)、この夏からバンプを始めてみませんか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする