"
nachteule"(ナハト オイレ)はドイツ語で「夜更かし好きな人」みたいです。
ネイティブの発音はこちら。
生まれて半世紀過ぎ。人並みに近くが見えなくなり、老眼鏡が手放せません。
腰を落ち着けて細かいことをするときは、
作業用の照明を出したりもしています。
むかしより、作業前の準備とかが苦にならなくなってきたのは、多少大人になったこともありますが、こうしたサポート道具のありがたみを身をもって実感しているからだと思います。
ただ、作業用の照明も上から照らす分にはよいのですが、光が届かないところとかもあります。まどろっこしいいの勘で行ってしまうときもありますが、そういかない時もあります。まどろっこしいですね。
こちらは、リチウムコイン電池2枚に、ダイレクトドライブで5mm砲弾LEDを光らせるものです。クリップでメガネの柄をはさむだけで、ハンズフリーの手元用の照明が手に入ります。
いろんなところで購入できますが、中国の雑貨、ガジェットを販売されているONE DAZEさんで、
クリップLEDライトを購入しました。
2個で430円。送料は200円。送料込みだと他と変わらないですが、他のものを一緒に買うなら、こちらのお店は結構良心的なお値段。今回は「
指先ミトン」というものを一緒に注文しました。レンチンして熱いお皿とか平気の平左で確り持てるすぐれもの。
目の近くで使うものなので、光が漏れてこないように、遮蔽する部分があります。本当に簡素なものですが、これで眩しくないのであります。
クリップは汎用的なものです。 1cm幅くらいのものは挟めます。
ゴムなどは付いていないので、極度に傷を嫌うフレーム素材などに使うときは、ビニールテープなどで養生してあげてもよいかもしれません。
古本屋さんで手に入れた、
林静一さんのジャパニーズ・ウーマンの見開きを見てみます。昼だろうと何だろうと真っ暗なトイレの中です。古い方ならご存知の青っぽい色のLEDですが、作業用には支障はないかと思います。お手軽に、メガネ、老眼鏡にセットして、ハンズフリーが実現できてしまいます。
ちなみに、LEDは、こんな風にリード線を曲げているだけです。手持ちの高演色LED 照射角30度のものに付け替えてみます。
色合いが自然になり、画集の鑑賞にも耐えるくらいになりました(感じ方は人によります)。
このLEDは、かつては、メーカーさんから100個単位で購入できたのですが、いまは1000個単位での販売になってしまいましたようです。とはいえ、
Yahooのショップさんでは、バラ売りしてくれているようです。おそらく照射角は60か80度かと思われます。今回の用途には、30度は狭すぎたので適切かと思います(今は30度は販売されておらず、何かの手違いで販売された感があります)
これは、メガネだけでなく、キズミにもつかってみたくなります。
以前作った「
くしゃくしゃコンパクトなキズミホルダー」に付けてみると、もう少し幅が広いほうが良さそうでしたので、マイクロコードで平結びにしてみようかと思います。
90cmの芯紐2本。編み紐は90cmを4本。外径3mmのシリコンチューブがあったので、芯紐の中央に配置。チューブの端を、つゆ結びを2回ずつして固定します。
あとは、平結びをひたすらやります。90cmの編み紐で15cmくらい編めます。
15cm編んだら、芯紐の片側を切ります。今回は切断前に、一回ひと結びしましてみました。焼き止めで、もう一方の芯紐を溶かしてしまいそうな方は、見てくれを気にしなければ、こんな風にしてもよいかもしれません。
短い平結びでスライダーを作ります。気の迷いか、末端には真鍮ビーズを通しました。
出来上がるとこんな感じです。シリコンチューブのおかげで、摩擦でキズミを押えてくれるので、脱着の際にスルッと落ちてしまうことがほとんどなくなりました。
これと、LEDライトを組み合わせると、非常に快適で、トゲ抜きとか非常に快適です。
というわけで、この手のライトが非常に気に入り、準備は整いました。
5mm砲弾LEDとしては
高額のため「どうしようか?」と悩んでいたものが、たまたま10%オフ。導かれるままに購入しました)。
nachteule(ナハト オイレ)は夜のふくろうさん。
かつては、CR 1/3という特殊な1次電池で販売されていたもの(
nachteule "CLASSIC"で今もあるようです)が。USB充電式になり"
nachteule+"となったようです。
日本国内で販売されているものは"+"の表記はないようですが、気になる方は付属品にUSBケーブルを確認されるとよいかと思います)。
充電時間90分と、無理な急速充電はしないところが「ドイツらしい」ですね。
およそ3時間くらいのランタイムです。多分1次電池の方がランタイムは長いのかと思います。
欧州らしく全て紙のパッケージです。フィルムによるシュリンクもありませんでした。最近の解体するのに大変なガジェットパッケージに辟易している森のなかま的には、これで、いいんだと思いますよ(あくまでも個人の意見です)。
こんな茶目っ気があったりします。
"TYPE-C以外のコード許せない"と、Micro-Bのケーブルを全て処分してしまった方でも使えるよう、Micro-Bのケーブルと、メガネがなくても使えるように、滑り止めがついたバンドと、マニュアルが付属します。これらが、効率よく収まるパッケージングであります。
小っちゃいので、こんな専用のケースがあります。これなら、ゴチャゴチャとしたバッグの中にいれても壊れたりしないです。
家で使う分にはケースは不要ですが、旅行に持って行くなら、こういう丈夫な専用ケースがあると安心かと思います。旅行先でも読みながら寝落ちしたい時を叶えるグッズって意外にないもんなんですよね。至れり尽くせりであります。
ウレタンの梱包材みたいのが貼られていて、そこに適当に刺すだけというシンプルなものです。「こういうのもアリか」と最初は思いましたが、こういうので十分なんですよね。
クリップの内側には丁寧にゴム材のようなものが3ヶ所貼られています。メガネも傷つけず、確り固定されます。
あと、お分かりのように、ボールジョイントで自由に向きを変えられます。軽いので、ズルっと一がずれてしまうこともなく、慣れれば、メガネにつけたまま、片手で向きを変えられます。
かなり、ぞんざいな写真ですが、老眼鏡につけるとこんなかんじです。「つけてます」感が比較的少なく、「へんな人」感も少ないと思います。
製品名が正立する付け方だと、スイッチが下にきて、クリックすると点灯、もう一回クリックすると消灯というシンプルさです。USB端子はキャップなどはありません。
ピンちゃんに登場してもらいましょう。
メガネをされている方でしたら、特に苦もなく、勇気を振り絞る必要もなく、暗がりで自由を一つ手に入れられます。
レビューをみると、運送業の方で、「暗くなってから不在票を書く時に便利ですよー」という方もいらっしゃいました。
横になってゴロゴロして本読んだりしてみましたが、ヘッデン、ネックライトには無い快適さであります。
ちなみに、こんな感じになります。
参考:クリップLEDライト(オリジナル)、クリップLEDライト(高演色30度)、nachteule。
写真だと分かりにくいですが、nachteuleは赤の出方とかを細かくみれば、高演色ではないことがわかりますが、このライトに要求されている目的を考えれば十二分なものかと思いますし、多くの方が満足されるのではないでしょうか。個人的には価格に見合った、良いLEDを選択されているなぁと思いました。
「クリップLEDライト無駄になっちゃったね」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、球替えをする楽しみや、nachteuleの電池切れした時のバックアップなどを考えれば、無駄にはなっていないと思います。
また、明るさの感じ方には、かなり個人差があります。どちらの製品も同じような明るさなので、最初にクリップLEDライトを試されて、これくらいの明るさなら大丈夫。とても気に入ったので充電式で、気合の入ったものを使いたいというのであれば、nachteuleを検討するのが、もっとも経済的なルートではないかと思います。
森のなかま的には、nachteuleを2つ体制が、一番よろしいかと思ったりしていますが(笑)
さて、自作のヒモに戻りますが。。赤いのが前回つくったものです。シリコンチューブがついた分、見た目の違和感があります。最初はこの部分をライン結びにしようかと思いましたが、シリコンチューブのグリップ力の魅力にはかなわないでしょう。あるいは、マジックテープなどで固定するというてもありますが、キズミを単体で使う時も多いので、こんな方法におちつきました。
平結びしたところにクリップを挟みます。ただの紐よりも、硬さがあるのでライトを固定できるようです。
ピンちゃん。。どこ見てるの。。
キズミを使わなければ、こんな感じにヘッデンにもなります。付属のベルトでも同じことができますね。
クシャクシャにはできませんが、システム全体を、こんな感じにコンパクトにまとめることができます。レンズを保護してあげられれば、巾着とかに入れておきたいかんじす。
思った以上に快適ですので、キズミをよく使われる方は、あり合わせのもので作ってみてください。
シリコンでバンドで作って水洗いできるようにし、エーデルワイスの花柄とかのワンポイントでも入れて、ベルジョン、エッシェンバッハの名前が入れば、それなりの値段で出せませんかね(笑)
最後に、この手のライト。ウエラブルだけが能ではありません。こんな風にポーチにつけて一時的な照明にと、アイデア次第で色々使えるようです。
今回、ぞんざいな写真を随分あげましたが、黒いパーツが影になってしまうようなところは、老眼鏡の左側にライトをつけて暗部を持ち上げ、右手にカメラをもって撮影しました(ライトが右側だと、腕で影になるので)。
常に眼線の先を照らすことができる、小ちゃな相棒をお探しの方は、是非とも検討してみていただければです。
それでは!