森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

大きく口を開けてみよう Special 20

2010-12-26 19:02:51 | ハーモニカのカスタマイズ

今年はホールケーキを二人で食べるという事はせず、アダルトにピースで食べてみました(笑)。なんか火の鳥に出て来た生物みたいなかんじ。。それとも寄生獣か。。おいしかったです♪

Marine Band Deluxe/Cross Over等でカバー後ろのヘリ(hem)が平らになったハープが身近になりました。このタイプのカバーのメリットとしては。。

・音量が大きくなる
・音質が変わる
・リードの調整がし易い

等と言われています。

音量、音質に関してはそれぞれ意見があるかと思いますが「リード調整のし易さ」については本当にし易くなります。

開口部からReed Lifterを入れてチョイチョイする際、ヘリがあると思うように作業できないので、カバーを外してしまいますが、カバーのアリ/ナシでちょっと状況が変わるので、出来ればカバーをつけてやりたいところです。

デメリットとしては、ヘリが直角に曲がっていることで稼いでいた強度がなくなり、ハープを強く握るとカバーを潰してしまう可能性がある事でしょうか。。
#Jason Ricciさんのカスタムハープは長いネジを貫通させてカバーを支えるようにしていましたね。カラーリングや形状が大胆でカッコいいですよね。

加工方法については Kinya Pollard さんの記事に詳しく出ています。

 The Big Cover Up
 Venting Hohner Special 20 Cover Plates

しかし、この加工ですがハンマーをトントンとやるわけで、住宅事情によってはムリかな?と諦めるか、ペンチやプライヤで当て布をしてやる事になるかと思います。

自分の技術ではプライヤ等で曲げていくとガビガビのデコボコに仕上がってしまいそうです(もちろん上手くやれている方もいらっしゃいますよ)。

今回は先に道具だけ揃えてしまい「ハテ?トントンするとマズいけど、どうする?」と窮地に立たされた森のなかまが(いつもですが)なんとか捻り出した、あまり音を出さずに加工する方法をご紹介します。

■道具



・プラハン(プラスティック・ハンマーの略称)
 PBスイスツール ショックレスナイロンハンマー#2
・指サック
 100均一で購入しました。
・カッティングマット
 これも100均一で購入しました。いつも写真に写ってますね。

最初はトントンするつもりだったので、こんな凄いもの(ショックレスハンマー)を購入しました。

何が凄いって、ハンマーのヘッドの中に5円玉みたいなものが連なって入っています(製品リンク先に中が見える写真があります)。
ハンマーを打ち下ろした時に5円玉達がガシャっと移動し、ショックを吸収し、無駄無く打点に力を伝えてくれるそうです。ググルと使われている方はその素晴らしさに感動されているようです。

もちろん森のなかまも感動しましたよぉ(笑)。

PB製品のなかではドライバ、Hexレンチについで人気が高いアイテムだそうです。ヒッコリーの柄がドラムスティックのようでステキです。

ヘッドは固いナイロンで出来ています。この子が自身の身を削る事で叩く相手を傷つけずにすみます(涙)。
ボロボロになったらアンパンマンよろしく交換ができるのです。

今回トントンはないので、ショックレス機構は発揮できないのですが、この固いナイロンヘッドが大活躍します。
なので、購入する際はヘッドがゴム等の滑り難いものではなくナイロンヘッドのものをお選び下さい。
また、ヘッドは平らな面と、僅かに丸みのある面を持ったものにすると綺麗に仕上げられるかと思います。
#せっかくのショックレスハンマーなのに専門家が見たら泣くよな。。

あと、地味ですが指サック!これはとても重要です。
私たちは素人です。道具や素材の正しい使い方や、怖さを知りません。

今回の作業はトントンやらない分、力で攻める事が多いのでカバーを確り押さえる事が重要ですので、保護具が無い状態でやる事は非常に危険です

少なくともハープカバーのエッジは指を切るくらいの鋭さがありますので、必ず滑り難い素材のもので指先を保護して下さい

最後に、もっと秘匿性が高く隠密裡に行動したければ(笑)、テーブルにタオルのようなものを敷いておく事をお奨めします。
こまめにハンマーをテーブルに置いたりする時の音が押さえられます。

力を入れる際の「よっこらしょ」「エッホ」「ハァーッ」等のかけ声はそれぞれの住環境に合わせてお願いします。。。

■作業

基本的に折り紙を折るようにヘリを折り潰していこうというものです。

作業は以下2つの行程からになります。
・ヘリを内側に少し曲げる
・曲がりかけているヘリを押しつぶして平らにする。

座って出来る作業ではありません(汗かきます)。
また失敗しない為には少しずつ仕上がりを確認しながら作業を進める必要があります。
手元等を小気味よく照らしてくれる照明があるとベストです!

●とにかくヘリを内側に曲げよう

いきなり曲げるのは無理だと思って下さい。
ヘリは既に直角に曲がっていますが、押しつぶすには多少内側に曲がっていてくれないと、折り目で曲がらずにひしゃげてしまいます。


カバーを確りと押さえ、プラハンの平らな側を使います。


平らな面でヘリを内側に傾かせていきます。


必要であれば内側に力を加えつつ、全長方向にスライドさせると歪まずに傾けられます。


分かり難いですが、この程度で良いのです。
不安であればもう少し頑張って寝かせても良いです。

●ヘリを折り紙のように折潰そう


今度はアールの付いた面を使用します。
平らな方で良いのでは?と思いますが、平らな面で潰すとヘッドのカドで跡が付いてしまいます。
なのでカドカドしていない丸い方を使用したほが良いかと思います。


あーっ。ここまでくると最後までやるしかありません(笑)。
平らな面を使っていたときは内側に力を入れていましたが、今度は下方向に力を入れます。

腕の力だけでやると相当疲れますので体重を載せつつ、一度に潰さないように腰を使って少しずつ、少しずつ、少しずつ潰していきます。

多少波打ちますが、それは平らな面でスライドしながらならしていけば良いのです。
そのうする為にも一気に押しつぶさず、マージンを残しながら作業して下さい(目で見て、指で触って確認しましょう)。


今回は目論みというかリスペクト(笑)があって中央部を潰さずに残しました。指サックの跡が気になりますが。。


水洗いして、内側から見てみます。
このように、この加工をしてカバーを水洗いをすると拭けない箇所が出てきます。
こんな時は、カメラ用のブロワーを使って水滴を吹き飛ばしてから拭くと簡単です。

一応これで完成です。

■なんで中央部を残したのさ?

はい。個人的にはドイツ人の職人魂を紹介したかっただけでした。

Cross Over発売当初、予約して購入したもののカバーを見て頂きましょう。


私の程ではありませんが、ヘリの端っこに比べて中央部が僅かに潰しが甘くなっています。。
黄色い線の部分が隙間が僅かに大きいですよね。

水洗いしていて気付いたのですが「なんでドイツともあろう国の人が手を抜いているんだ?」と思ったのですが。。。

完全に折り曲げると只の板になってしまうところ、潰しを甘くして高さを稼ぐ事で剛性を確保しているのではないか。。。

おぉーん!、凄いぞ!凄いぞ!凄いぞ!

職人が一つずつ手作りするのでも感動しますが、機械で作る工場出荷品にまでこんなコダワリがあるなんて何てステキなんだと非常に感銘を受けたのです(笑)。

時々この工夫を思い起こして、次回この作業を自分でやるときは真似てみようと思っていると、イメージが強調されて今回のように中央部を潰し残してしまったのです(脳内でイメージが強調され過ぎました)。


水洗いして綺麗にした状態です。


もっと潰しても良いのですが、今回はここで止めました。

さぁ、どうだ見てくれドイツの人よ!
僕のリスペクトを受け取ってくれ(笑)!

と想い、最近購入したCross Overのカバーをみたところ。。

いたって普通に全部折り畳まれていました。。

よくわかりませんが、自分の思ったようにやれば良いのですね(笑)。

■仕上げ

せっかく、開口部を大きくしたので、コームから生えている柱を取り去ります。


この子を。。


前回紹介したタミヤのプラ用ニッパーで切断します。邪魔にならないので購入当時のパッケージに入れて保管しています。
蛍光灯が反射してTAMIYAの文字が白トビしてしまったので、影を作って長秒で撮りレタッチしたので絵が破綻しています。ご容赦を(作業中は撮影がかなり疎かです)。


直ぐ近くにネジがあります。邪魔なので一時的にどいてもらいます。
スパンと切れます。良い仕事をしてくれます。中々切れ味よいでしょ?


こんな感じになりました。
厚さは個人の信念と作業量で決まりますので自分好みに仕上げて下さい。

なお、今回はLow-Ebがお相手でした。
Lowのベンドは結構大変です。通常キーよりももっと喉を開けて音程を意識しないと響いてくれませので、音の出し方、ベンドの練習にはもってこいです。

こころなしか音が大きくなったような気もしない事もありませんが、明らかに違うかと言われると他の要素(吹き方)の方が支配的かと思います。
あくまでも背面からのアクセス確保の為にやっています。

■番外編

Hohnerと言えばPoziとマイナスネジです(笑)。
今回はマイナスドライバーの紹介です。

プラスドライバには#00,#0,#1,#2等と規格があり、そこそこ厳密に作られているのですが(国によって微妙に違うらしいです)、マイナスは番号こそあれど「多少隙間があっても近い物で回せる」的なところがあります。

実際、Hohnerのネジは#1で殆ど回せるのですが、微妙に隙間がある。。。
PBのドライバだと、そこそこ滑らずに作業できるのですが。。
と思ってプロツールさんを眺めているとWeraの取り扱いを始めたとの事。。

精密ドライバを見ると番号ではなくミリで表記されています。おぉー。

ということで早速購入してみました。

【550MC-3.5】Wera 精密マイナスドライバー【3.5x0.60】
【550MC-4】Wera 精密マイナスドライバー【4.0x0.80】

なお【刃幅x刃の厚さ】を表します。

ちなみに普通#1と呼ばれるものは刃の厚さが0.5mmとなっています。
【120-1-75】PBスイスツール 精密マイナスドライバー#1



写真はPBの精密とWeraの刃厚が0.6mmのものです。
見た目が派手で独特のグリップは好き嫌いはあるかと思いますが握り易く、回し易かったです。

Special 20のカバーネジや、クロマチックのマウスピースを押さえているネジは通常#1(0.5mm厚)で回しますが、0.6がもっともしっくりきました。素晴らしいです!

また、270Cのカバーネジは0.8がぴったりでしたが、もしかしたら少し舐めて大きくなってしまっていたのかもしれません。

そんなにドライバ買い集めてどうすんの?と思われるかもしれませんが、ピッタリしたサイズであれば、ねじ山も潰れず、マイナスでも滑らずネジの開け閉めが苦痛でなくなります(むしろ楽しくなります)。
#開けてどうする?というのはナシでお願いします(笑)。。

マイナスネジを見るたびにヤレヤレと肩を落とされる方は購入してみては如何でしょうか?

というわけで、今年5月から始めたブログですが、初年の更新はこれが最後になるかと思われます。

しょうもない記事を長々と書き連ね、要点だけを書いてくれよと思われたかもしれませんが、このスタイルは変わりそうにもありません(笑)。おおめに見てやって下さい。

2010年、森のなかまのブログを御覧頂きありがとうございました。

今年も残り少ないですが、年末年始風邪等ひかれませぬよう御自愛くださいません。

それでは良い年をお迎え下さい!


■超番外編 ヤツが来た。。

クリスマスの朝、「ぴんぽーん」と呼び鈴がなります。
ヤマト運輸のおじさんが爽やかに登場です。

ヤツが来た。。。


警鐘意味する黄色と黒のストライプのシールが貼られた小箱。そして。。



いつもは、やんちゃな森のなかまが達が違和感を感じ、近づく先には今まで出会った事が無い巨大なモノリスのようなものが。。。

To be continued...
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メリークリスマス!

2010-12-24 21:27:18 | デフォ

メリークリスマスです♪

年末にきて新しい仕事が始まりアッという間にクリスマスです。

脅迫的とも言えるような慌ただしさだけではたまりませんので(笑)、この週末は楽しいクリスマス気分を味わいたいと思います。

写真は去年の銀座ミキモト本店のディスプレイです。
ツリーがなくてみんなは怒っていたり嘆いていたりします。
#実は壁を隔てて大きくて立派なツリーがあるんです。イジワルですよね(笑)。

彼らには悪いのですが、なんとなくユーモラスを感じてしまいました。

今年はどんななのかな?

みなさまも、楽しいクリスマスを。
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Golden Melody への償い

2010-12-19 01:16:25 | ハーモニカのカスタマイズ

先週初めて新兵器を外で使った夜景です。暗くてもファインダー内で水平が分かるので手持ちでサッと撮れるのは便利です。前半写真が少なく寂しいので貼りました。本文に関係ありません(笑)。

年末なのに新しい仕事が始まり「???」な事ばかりで知恵熱がでそうな森のなかまです。

金曜日の忘年会も終わり、さぁ土曜日は寒空のした元気よく夫婦でお散歩にでかけようかと思ったところ、ワイフが「頭いたい。。デコ冷たい」

幸い喉の痛みや、悪寒はないようなので年末ダウンしないように大人しくしている事にしました。

さて、関東も平年並みに寒くなってきましたが、「寒さ」というと、私は去年壊してしまったGolden Melodyの事を思い出します。

長いですが経緯をご説明いたします。。

樹脂コームでHohnerのClassic Series(Special 20, Golden Melody)やSuzukiのHapr Master, Blues Master(既にカタログにはありません、CPが高い機種ですので愛用されているかたは今のうちに)のコーム内には桁が通っています。

強度の為なのか、製造上の問題なのか分かりませんが、綿棒を入れて掃除したり微調整でReed Lifterを入れたりするのが大変難しくなります。
#TomboやMSシリーズ、ヘリングの樹脂モデルにはこの桁はありません。空気の流れをコントロールする整流板とも考えましたが、それなら他の機種にも展開するかと思いますし、効能を高らかに謳い上げるにちがいありません(笑)。

なので、この桁をプラスティック用のニッパーで取り去ります。
どうやるかは敬愛するKinyaさんの記事を御覧下さい。

なお、この作業に関しては写真がありません。何故なら桁のある樹脂製ハープ全てにやってしまったので材料が無い為です。。

私は大学時代友人にそそのかされてプラモデルを作る事にハマったことがあり、その時大枚(笑)を投じたタミヤのニッパーを未だに大切に使っています。プラスティック相手には非常に良く切れます。
#私が購入した時よりも結構値段あがりましたね。。今買うならKnipexを買ってしまいそうです。。。

注意して頂きたいのは、ニッパーというと細いワイヤー等を切ったりする事にも使用しますが、プラスティック用のものは、たとえ相手が細いものでも銅線や針金を切ってはいけません。すぐに刃がやられてしまい、切断面が汚くなってしまいます。

Kinyaさんの記事の写真を見て頂ければわかるかと思いますが、桁の根元からニッパーで切断します。
この時、ニッパーの刃が桁を押し上げます。押し上げられた桁は、コームの柱(?)を圧迫し。。「おーっ、大丈夫なの?」というぐらい変形します。

Special 20やSuzukiに使われている黒いABS樹脂というものは、結構柔らかさをもつ材料のため簡単には割れたりはしませんが(無理をすれば当然壊れますが)、Golden Melodyに使われている材料は固いため、ある程度の力が加わると簡単に割れてしまうようです。Kinyaさんも「Golden Melodyではやらないほうが良いよ」といった事を書かれています
#ショッキングな写真がでていましたよね?

はい。次は私のGolden Melodyのショッキングな写真です。。

   

哀しいので大きいサイズでは貼りませんが、クリックすると大きくなります。どうです?哀しいでしょう。。

写真の日付は2009/02/08となっていました。多分壊してしまった日はショックで写真を撮る事なんて出来なかったと思います。
実はGolden Melodyでこの作業をするのは4本目でした。前3本は何の問題もなかったのですが4本目でこの有様です。

原因を考えてみたのですが、おそらく寒い場所に置いておいたGolden Melodyをいきなり切断したので、ただでさえ柔軟性の少ない材質が寒さでより固くなり、パキンと割れてしまったのではないかと考えています。
#前3本は暖かい時期に加工した覚えがあります。

やっと本線に戻りますが、「寒い日」の作業で思い出すのはこの事だったのです。

これからGolden Melodyでこの加工をしようとされている方は次のような事を考えておかれると良いかもしれません。だって失敗すると哀しいですから。。

・切断する前にコームを温めておく(最低でも人肌以上に)。
・切断する桁の中央を予めノコギリなどで切断しておき(この時にも割らない工夫が必要)、ニッパで切断しても隣の柱を押し上げないような工夫をしておく。

このGolden Melody以来桁取りはやっていません。上の事をやったからといって必ずしも失敗しない事はありませんので、作業の際は各自の責任でお願いします。

この失敗以来一ヶ月くらい、このコームをどうやって治そうかあれこれ考えるようになりました。

以下に復活作業を書きますが、既に半年も前(多分ブログを始める前だと思います)の事なので当時の写真がありません。
現状写真での説明となりますのでご了承下さい。

接着材を使うと必ずはみ出し、プレートが接する面が凸凹になってしまうでしょう。。
溝を掘ってホッチキスのタマのような「コ」の字のアングル材を埋め込むなんて事を考えましたが、結局接着剤を使う事にしました(笑)。

始めにABS樹脂用の低粘度の接着剤を毛細管現象で流し込みましたが強度が十分な接着力が得られなかったので「エーイ」と瞬間接着材を使用しました。強度も十分であっという間に接着作業は終了です。

しかし、それなりに樹脂も溶けてしまったり、はみ出したりと表面を均一にする作業が必要になります。


そこで問題になるのが、プレート後ろの辺をガイドする凸部。。。
コレがあると表面をヤスリで均す事ができないので、これを削る事にしました(#140等の荒めで削り取ります)。これが結構大変でした。

他にも色々出っ張っている所がありますが、そんなところもガンガン切断してしまいます。


これが均し終えてフラットにした状態です。ペーパーは#800位で終わりにしました(プレートとの設置面)。

さて、一応これで元通り使えるようにりました。しかし今回コームをひどい目に遭わせてしまったので「償い」ということでコームをピカピカにしてあげようと思いました(笑)


唇の当たるところはHohnerらしく樹脂製でも鋭いのでヤスリで面取りをして表面がドーム状にしてペーパーを#2000までかけて更にコンパウンドで磨きあげます(笑)。
#コンパウンドにはHasegawaのTT-25 セラミックコンパウンドをおごっています。償いですから。。

コーム先端は樹脂のヒケ等が多いので結構削りとってしまいました。。がプレートを止めていた凸部が無いので、プレートを後退させられるためマウスピース面(プレートのエッジ、コーム先端)を揃える自由度があったのは幸いでした。


修理した箇所は余計な事はしません。また折れたら哀しいので。。
アールが付いて滑らかなのでタングブロックがやり易い!と言うと負け惜しみになりそうですが、確かに感触は滑らかで良いです。


Gap, Profileが調整されていました。。今みると随分アーチさせています。。当時は苦労したんでしょうね(今も苦労しますが)。。


Squealingをセッティングで対処しきれなかったのでTurbo Tape式で対処していました。
結構いい加減ですが、これでも効いてしまうのが凄いところです。
比較的高いGapにも有効ですのでベンド、Over Blow時の「キーン」という音に悩まされる方は是非トライしてみて下さい。


私はTipScoopingは表にはあまりやらず、裏側をメインにやります。
今はリュータを使ってしまいます。
また、裏側にもEmbossをするようにしています。


悪い癖が出てしまいました(笑)
なんでもかんでもアールを付けてしまったせいか、カバーを支える箇所まで削ってしまいました。
何事も「想い」だけでは成就しないものです(哀)。。

でも、問題ありません(笑)。


左が丸くしたもの。右がノーマルです。


上が丸くしたもの。下がノーマルです(はいはい)。


折角ですのでGolden Melody Familyで記念撮影をしておきます。

金色カバーのGolden Melodyは「真のGolden Melody」等と言われますが(そんな事はないと思いますが)10Holesに関してはクロームメッキの方が落ち着いていて好きだったりします。
トレモロ(大きいやつ)のはなんとプレートが釘止めでした。。

Golden MelodyはHohnerの中では珍しい平均律。
大型で丸みのあるキュートなボディでありながら小さめなクラシックなリードプレート。
ネジの止め方も裏表から止めるというユニークな機種ですが、吹いて良し、眺めてよしなのであります。

今回は失敗談の紹介でありましたが、失敗しても諦めなければ何とかなるというポジティブな話として見て頂けたらと思い紹介しました。

では。


先週赤レンガに立ち寄ったときの写真です。。
今年は珍しくツリーがありました。暫く楽しめそうですね。
むむ?来週の土曜日は25日。。師走は早いです。。
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心機一転再開します

2010-12-13 00:20:10 | デフォ
とはいってもいつも通り日曜日の投稿なのですが(笑)。。。

誕生日を迎え、また一つ歳をとりました。
最近色々考える事があったり、忙しかったりで、ネットから遠ざかっていました。

ふりかえりとして、これまで投稿したメンテナンス、調整関連のまとめをブログの先頭につけてみました。確かにカテゴリから記事の一覧を見ても何が調整関連なのかさっぱり分からない(笑)ので、簡単なコメント(?)を付けて順を追えるようにしてみました(分かるタイトルにすれば良いんでしょうけど)。

さて、お誕生日と言えばプレゼント。



メトロノームは当日メール便で、CrossOver-Fは久しぶりに会いに行ったおっちゃんのところで確保しました。42歳の自分から43歳へのプレゼントですね(笑)。

楽しいお誕生日も終わり、そろそろ床屋さんに行かねばということで近所の床屋さんへ。。。
丁度お客さんがいなかったのか、ご夫婦で迎えてくれて暫く談話。
横浜に越してきてからは、ずーっとお世話になっています。
耳の中を剃ってくれるのですが、とても気持ちよいのです。

談話の後おじさんは奥へ休憩へ。。本日は容赦なく刈り上げてくれるおばさんが執刀です(笑)。。

志村けんさんと、みひろさん(他はよくわからない)の山形旅行のテレビを見ながらおばちゃんとお喋りをします。
おばちゃんは秋田出身ということで、話もはずみ帰り際にこんなプレゼントをしてくれました。。。


なんと。。なめこの缶詰。。

まだ食べていませんがボイル済みということで、出来上がり直前のお味噌汁に入れて食べるとグーとの事です。ありがとうございました。

世の中まだまだ知らない事が沢山あります。

さぁ、どの辺りが変わったのか今ひとつ自分でも分かりませんが(笑)、これからも森のなかまを宜しくお願いします。

P.S.
最新鋭秘密兵器を導入してみました。まだ使いこなせていませんが、徐々に頭角を現すことかと思います。何が?

写真が。。

では。
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難関を乗り越え景品を頂きました。

2010-12-05 16:59:47 | ハーモニカに関連した話題

トンボ楽器製作所から景品のハープケースが送られてきました。


Hohnerの内側が赤い12本ケースとかは見かける事があるのですが、こうやって青地のベロアにハープが収まっているのを見ると素敵なアクセサリーか、専門性の高い工具が収まっているようでなかなか壮観です(笑)。

例のポイント券を貯めて頂いたのですが、まさかこのケース(700点)をゲットできるほどポイント券を貯めるとは思っていませんでした。。結構心を折られる(笑)ような点数が設定されてますもんね(ポイント数に見合う価値は認めますが)。。


訳があって毎月2本位のペースでUltimo(一本40点)を購入。。LF,HGを入れて14本(560点)
Tombo製品の中で一番のお気に入りです。

他手持ちのトンボ製品を合わせても30点足りなかったところ友人より40点をもらい晴れて710点たまったのが半年も前でした。。

なんで貯まったのに今頃まで。。。

はい。森のなかまは、ものすごく面倒くさがりなうえ、変に律儀で懐疑心が深いのであります。

私の持っていたポイント券は殆どが古いタイプでして。。自宅住所、電話番号+購入店住所を書くようになっています。

20枚近く、それらを書くのがとにかく面倒に思えて、集めてみたは良いけれどかなりブルーになりました(笑)。
#判子を作ろうかと本気で考えました(むしろそちらの方が手間かと)。

事前にメールして相談したりすれば多分書かなくても大丈夫かとは思いますが、こんな高価なものをくれるんですから言う事は聞きます~というスタンスです(笑)。

なんとか書き物を終えて投函。3日位でケースが到着したのであります。

このケースの裏地ですが、ベロア調の布です。面白い事に芯材に貼付けておらす、引っ張るとこんな感じにモコンモコンとします。



おかげで、ホコリとかは洋服ブラシでサッサッと払えます。適当にシワがよるところがラグジュァリ~な感じを呈すのでありますね。


Suzukiのケースと並べています(笑)。
最近はLF,HGなんかも出しているので仕切りを狭めて14本入るようにしてくれると嬉しいですよね。。

なお、Suzukiのケースは蓋が全開になりません。小さなスペースでも置けるようにという配慮でしょうか、上蓋をテンポラリのハープ置きにする使い方を考えている方は購入時に注意した方が良いかと思います。Reed Lifter等の工具が付属するのが嬉しいのであります(Tomboは工具なしです)。

また、Suzuki、Tomboともケースを立てる事ができないと思って良いです。
ヒンジが飛び出ているため安定が悪いので基本的に寝かせて置く事になります。せっかく把手が付いているのですから、ちょっと手から離す時に立てられるように足がついていると良いかなぁと思います(ホームセンタでゴム足を探そうかと思いつつ、いつも忘れてしまいます)。

適当なケースに仕切りを付ければ自作もできてしまうのですが、見てくれも良いものをとか考え出すとなかなか難儀だったりします。
市販品はそれなりにハードな使用にもそれなりに耐えてくれるようですので、物色されているかたはご参考にして頂けると幸いです(あまり参考になっていないという話も)。

なお最近コメント頂いているジャンゴさんはケースを多数自作されています。自作派の方は参考にしてみては如何でしょうか。
#そういえば「ハープ買ったんですけど~」という女性が次の日にはキルティングで可愛らしいロールケース作ったのを見せてくれた覚えがあります。


さて、外観の多さの比較です。上からHohner,Suzuki,Tomboです。
一番収容力が多いのはHohnerです。Tomboはとても薄いですね。

大きさがわかるように例の森のなかまが登場していますが、そもそもの大きさが分からないので役に立っていないかと思います(笑)。


ちょっとエバってみました(話がそれている。。)。"ストレート、ダブル、ノーチェイサ~"とか言っているのでしょうか?。

それともトランクには悪い宇宙人と戦う超兵器が入っているのかもしれません(笑)。

では。
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