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まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

久しぶりの人形の家

2022-07-18 19:14:35 | 横浜人形の家
なんだか、新しく始まる人形劇のポスターみたい。ブルガリアの子たちです。

久しい。久しすぎる。最後に横浜人形の家にいったのは。。2020年の1月のことでした。ピコピコ。企画展を調べてみます。

「中原淳一と人形」展
春日明夫コレクション「カラフル!メキシカン トイ&ドール」メキシコの民芸的玩具と人形の世界

ベクトルは違うものが一度に見られてしまうとは。。これは是非行ってみたいです。


「ガイコツの輪くぐり」とタイトルがついていました。メキシコの人形といえば、このガイコツ。最初は「こわい」と思っていたのですが、なかなか可愛いところがあります。


二人ならんで、せっせと洗濯をしています。右側の子の方がちょっとお疲れ気味なのですが、ガイコツさんは、エッホエッホというかんじです。
洗濯板で洗濯した経験は、小学校の家庭科ぐらいでした。ローラプレス式の脱水機は、記憶にあります。


そして、メキシコの玩具といえば、この色彩。ハリーさん(はりねずみ)やアライグマがこのカラフルさです。突き抜けていて気持ちが良いくらいです。


びっくり箱なんですが、この「ゆるい」かんじも、ステキだと思います。カリカリした気分のときは、是非このびっくり箱を無心で動かしてみたいものです。
もし、電車のなかで無心に、このびっくり箱を動かしている人がいたら、そっとしてあげといてください。森のなかまなら、そう希望します。


可動部のある遊べる玩具といえば、揺れる、回転するが、基本だと思いますが、このドラゴンのパイレーツは、まさにそれ。かっこいいです。


ヘリコプターをこういう風に、再現して、造り上げてくるところは、かなり新鮮で、森のなかまも、随分いろんなものを忘れてきたんだなぁと思わせるのであります。そういうものに、ふと出会うと、飾る場所がないのに買ってしまったり。そんな経験ありませんか?


このドラゴンなんかも、ワイフと「おぉー」と写真を撮る場所を争ってしまうのであります。飾るとしたら。。。吊るすか?でも、手にとって遊んでみたいし、悩ましいのであります。


スペースに悩むのなら、こちらのお魚さんはどうでしょうか?貝殻を打ち抜いてピカピカにしたのが貼り合わさり、メタリッキーに仕上がっています。
子供も、大人も、ピカピカしているものには弱いのは万国共通で、玩具の世界は共通の話題ができるジャンルなのかもしれません。


ユルイだけではありませんよ。こちらの牛車の牛。力強さのカタマリみたいなかんじで、なかなかの完成度です。


ガイコツじゃない人もいますよ。
飾っておくだけでも、現代の日本とは違う時間を過ごせるかもしれませんが、遊んだら、もっと楽しいんだろうなぁ、と思うのでありました。

あまりにも、楽しかったので「目録みたいのは作ってませんか_」とお姉さんに尋ねたのですが、作っていないとこのことでした。ああいうのはデパートでやるときですね。


さて、久しぶりに赤い靴の女の子との再会です。2年以上たっているけれど、どうなってるんでしょうか。


森のなかまが、気にしている「気になる子
結構レイアウトが変わっていましたが、この子はいつもの場所で待っていてくれました。


ミャンマーの色っぽいお姉さんですが、照明の反射が、計算されたかのように、艶かしさをアップしていました。うーん。並べた人。やるなぁ。。


ウクライナの陽気なおじさんたちも健在でした。


ビーズをまとうジンバブエの子たち。概ね前回と同じ場所なのですが、少しずつ位置が変わり、以前より見易い場所にレイアウトされていました。日々進化しているのであります。

「ぬいぐるみコーナーが随分かわってるよー」とワイフ。


あっ。。この子はシュタイフの子かな?かわいいですよね。


見ていると、なんだかにっこりしてきます。


そして、この子は見逃しませんでしたよぉ!気合いの入り方が違います。ガンバたちと会ったら、一悶着の末、意気投合して冒険しそうだなぁ。なお、「ぬ」という子ではありません。

「中原淳一と人形」展は、基本撮影NGです。森のなかま的には、ド真ん中直球を投げ込まれるような展示でした。当時も相当だと思いますが、今でも、いや今だからこそ惹かれるという方も多いかと思います。

唯一、撮影がOKだった、現代作家さんのコーナーをみると、なるほど、と思われるかと思います。


アイドルのような装いの子たちです。うーん。昭和生まれの森のなかまからすると、現代のアイドル以上にアイドルを感じます。どれも、中原さんがデザインされた衣装をまとった、現代の人形さんたちです。かなり作り手の熱量を感じます。









衣装が活きるように、ウイッグやメイクを選んでポージングにもこだわりがあります。これまた、飾るスペースがないのに、アパートに迎え入れたら。。と妄想し、オンラインストアを覗いてみると、率直な感想、思っていたよりも高くはないのです。もちろん、それなりにしますよ。でも、色んなものを切り詰めれば、手が届かない存在ではないのであります。

おませな女の子だったら、憧れたり、競ってみたり、心のなかで、小さくはない存在として、一緒に過ごしてくれるかもしれません。

って、人形ってそういう存在ですよね。


そして、ペコちゃんも。

かなり久しぶりの人形の家でしたが、心が潤うじかんを過ごさせてもらいました。

それでは!
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常設展に刺客あり

2020-01-15 20:38:20 | 横浜人形の家
あーうっ。きみのカワイさは一体全体なんなんだい?

何ども来ているのですが、やっぱり面白い横浜人形の家の常設展。せっかくですからよろしかったら見て行ってください。


ネイティブアメリカン・ホビ族のカチナドール


キューバのお人形。なまはげに近いものを感じます。


ラトビアの娘さんたち。これまで何ども撮ってきました。かわいいですよね〜。

年末に3年前に発売されたカメラを購入したのですが高感度や手振れ補正が格段によくなっていました。おかげであまり明るくない屋内でもF11という被写界深度にしてピントが合う範囲を大きくしてもブレずに手持ちで撮影できるようになりました。すごいです。すごいです。


鳥類にもやられていたんですが、こちらのげっ歯類にもやられていました。定期的に変わるプチ紹介コーナーは干支と七福神でした。彼は。。ねずーくんです。


手のひらが動くようなんで学芸員の方のセンス炸裂ということもあるのですが、この表情。。。
カメハメ波を繰り出しそうなところがたまりません。


ドイツ出身なのですが、一気にドイツの人が好きになってしまいます。このぬいぐるみを見ながら一緒にビール飲みたいですね〜。

ちなみに、プチ紹介コーナーが放つ威力は結構凄まじく過去にはこんな子たちにもやられてしまう森のなかま夫婦なのでした。


そうそう。。このスキットルズというおもちゃの子たち。この子たちもF11で撮ってみたかったのでした。
お察しの通りボーリングのピンよろしく彼らを並べてマリを転がして。。。なんて酷いことを考えるんでしょう。。。
でもですね、彼らの顔はみんな「やれるもんならやってみろよ!」みたいなカンジ。そこがまた背徳心の斜め右あたりを刺激してしまうのであります。大人ってわるいこと考えますね。


赤いくつの女の子。彼女と出会ったのは8年前。人形の家にくるたびに人の往来が切れたころを見計らって必ず写真を撮ってしまいます。


森のなかまが年老いても彼女は鞄の上でお人形を抱えて座っている。その姿を何ども何ども撮ってしまうんだと思います。なんだか不思議な気がします。


カエル好きの女性って結構多いみたいなんです。
こちらは公開スペースです。いろんな作家さんがブースを借りて作品を展示されているようです。


昔はあまりピンと来なかったモンチッチ。この展示でなんだか好きになりました。

もし人形の家に行かれるようでしたら「もし連れて帰るとしたらどの子?」みたいのを意識してみてください。あとで一緒に行った方と「ボクはあの子」「私はあの子」なんて話してみると意外な一面が見られかもしれません。

もちろん連れて帰ることはできないんですけどね。

それでは!
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世界の子どもたちが遊んだ人形たち

2020-01-14 20:34:28 | 横浜人形の家
ギャニャーっ!ピーン!ビリビリ!

おさんぽのあと横浜人形の家で行われているコレクション展「世界の子どもたちが遊んだ人形たち~みて、さわって、体験しよう!~」を見てきました。


なーんだか一緒にいると「ふしぎな体験」をしそうな子です。


はぁ〜っ。ステキですね。


昭和生まれの森のなかまにとって「お人形」という言葉を具現化するとこうなります。というちの一つになります。


古くもあり新しくもあり。現代の作家さんによるものかと思いますが「お人形」と向かい合う人の想いは今も昔も変わりはないのかと思います。


さくら人形」というタグが付いていました。今に始まったものではなく和製フランス人形、サクラビスクといった人形が海をわたっていたようです。


おなじみのリカちゃん
歴代のれきし」を見てみたら誕生は森のなかまと同じ年でした。今見ると初代。。なかなか魅力的です。
関係ない話ですが峰不二子はテレビシリーズ最初の青ジャケットルパンがカッコよくてすきです。


こちらはプーリップ人形。いろんなパーツや服に取り替えられるようです。着せ替えというのはコンテンポラリーな人形にとって大きなウエイトを占めるようです。


四国・関西地方で紹介されていた「たぬき」くん。このフォルムからして森のなかま夫婦は大好きです。


触れる市松人形のそばに添えられていた犬くん?でしょうか。なんだかとっても立派です。


さぁさぁ!ワイフのパペットショーが始まりましたよ。。。ただ。。ひたすら激しく動いているので客席から尋ねてみました。

「今日何たべたの?」
「やきぶた。うってたの」

この日の朝われわれは焼き豚は食べていません。


ドールハウス。お人形が過ごすもう一つべつな世界があると世界観が深まります。しかし。。屋外のトイレ設備の作り込みがなかなかすごいです。ちゃんと水を流せそうです。


カナダのお人形。とっても暖かそうなのですが寒くて無表情になってしまったのでしょうか。


中国の踊り子さん。動きや表情が妖艶でつい惹かれてしまいました。


台湾のお人形。なんかこの子とタッグを組めば「あぁ。。こんな失敗しないで済んだのに」という後悔は激減しそうなかんじです。うんうん。何かやらかしそうなときはこの子のことを思い出すようにしてみましょう。


冒頭のニャー。シッポがピーン。毛がビリビリと立ちまくっている子猫感がすっごいステキです。以前企画展のあったシュタイフの子のようです。

ガシっ、ギュゥつ、ハグっと両手で掴んで親にも友達にも言えないことしっかり聞いてくれるお人形。そんな大切な存在がいつしかいなくなってしまったことさえも忘れてしまう。

そんな大人がもう一度お人形たちと向き合ってお話をしてみるのはちーっとも悪くないんだと思います。

それでは!
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清水真理展「Wonderland」

2019-11-15 21:57:50 | 横浜人形の家
大陸の民族衣装のような

順番が逆になってしまいましたが。。先々週の土曜日に横浜人形の家で行われている清水真理さんの「Wonderland」に行くことができました。11/24までやっています。

できれば人形たちと同じ空間に身をおいて頂ければよいのですが、興味のある方は記事の下にある「#清水真理」と書かれたハッシュタグで過去の展示も含めご覧頂ければ幸いです。


展示室にはいるとこんな感じです。前回にならって左手から時計回りに見てみます。


匣の子たちもいますが大陸の装いの子たち。


傍に天草四郎。花魁(おいらん)の子たち。


センターステージ。


内側の物語を垣間見せてくれる子たち。普段の生活で見ることができませんが、みんななんらかの物語をもっているもんだと思います。


一周して入り口右側は「Paradise」という展示。空間演出はさくらあんずさんです。3回清水真理さんの展示をみていますがこの位置は毎回異なる演出がなされています。


そして部屋の中央。等身大くらいの女性が横たわっています。


今回唯一作品のタイトルを記録しました。


「Insomniac」不眠症の人。


冒頭の子と対になる子。お母さんが作ってくれた民族衣装を着て得意げにこちらを見ているようにも見えるポーズです。


森のなかまが鈍いだけなのかもしれませんが、今まであまり清水真理さんの作品のなかでは見かけなかったような顔立ちのような気がします。こんども少しゆっくり見てきたいと思います。


奥底に鍵をかけて何かをしまい込んだ表情の花魁の子。購入した画集にはまた別の表情の子たちもいます。


ドレスの子たち。


表情豊かな仮面と目をつむってさらに表情を消し去る子。


一見か弱く見えてしまう彼女ですが、後から写真を選んでいると。。生きるために左腕を後ろに回して何かを隠し持っているようにも見えてしまったのでした。


生きているはずの人間以上に「生きること」を感じてしまうのであります。


会場を出るとガラス窓から差し込む自然光が彼女たちに届いていました。

それでは!
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祈る人

2019-11-14 20:52:18 | 横浜人形の家
違和感


目をつむり祈る人


写真を見直していて右下の天使の行動に気づきました。祈りを聞き届け女性のなかでも何かが起きていることに天使が気がついたのかもしれません。


普通に生きていれば届かない祈りは無意味で骨折りなだけなことなんだろうかと疑問に思う事だってあります。


いつも花魁人形の傍にいる天草四郎の人形。写真を並べながらなぜか昔読んだ遠藤周作さんの沈黙を思い出しました。


清水真理さんの人形にはいつも光と闇、美と醜といった相反するものをパンパンに抱え込みながら、それでも存在しようとする力強さがあります。そこに惹かれるんだと思います。


聞き届けられることはないかもしれませんが、それでも祈らずにはいられないことはありますか?

何も書かないつもりだったのですが、やっぱり色々想いを巡らしてしまう人形たちです。
作者の意図とは異なりそぐわない投稿になってしまったかもしれませんが森のなかまの拙さゆえご了承頂ければと思います。

清水真理さんの「Wonderland」は11/24まで横浜人形の家で行われています。

それでは!
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