福山に1日の夕方に来たが、その日は夜、飲みに行っただけ。翌日は朝から夕方まで、激しくはないものの、しっかりと雨が降り続いた。3日は朝の曇り空から晴れ間が広がり始めたのを見て、家を出た。
前回、ケスハマソウの時期に下り、沢山の桃色のケスハマソウに出会った谷。川を遡上しようとしたが、大きな淵に阻まれて進めなかった。どうしてもその先が見たくなり、今回は淵の上を越える積りでロープを用意してきた・・・・
前回と同じ場所に車を停め、歩く。さぁ、谷を下ろう。その前に、谷の番人にメール。
川へ続く急な下りの道にはいろいろな花が咲いていた。タチツボスミレ、ヤマルリソウ、フデリンドウ・・・、前に綺麗な花を付けていたセリバオウレンには実が付いていた。
途中、木々の間から谷を見渡すと、新緑、そして遠くに滝が見えている。
谷を川まで下ると、そこに咲いていたのは・・・・
ラショウモンカズラ
ケスハマソウは新しい葉を広げていて、模様が綺麗だ。
一応、アケボノシュスランに挨拶をして・・・・
さて、川を遡上しようとすると番人からメール。川は渡れとのこと。迷って選んだロープは・・・・。川を渡るのに良い場所を探すと・・・・
コンロンソウの沢山咲いている河原の前が浅い瀬になっていた。
河原に座り込んで、登山靴を脱ぎザックに結びつける。
いざ・・・
壁を登る積りできたので、サンダルしかなかった・・・。それでも、サンダルを持ってきて良かった・・・。
川の水は驚くほど冷たくて、対岸に渡りきるころには足先に痛みを感じるほどだ。
対岸の河原には・・・・
人の来そうな所じゃないし・・・・、誰かの悪戯でもなさそうだ。
河原を歩いて行く。靴に履き替えたいところだが、あと少なくても一度は川を渡らなければならないので、サンダルのまま。
クサノオウ
この先でもう一度、川を渡る。川は狭くなっていて流れが速いので、少し深めだが流れの遅いところを渡った。昨日の雨のせいで、水量がかなり増えているのだろう・・・
渡ったところをまた上流に向けて歩いて行く。
スジグロチョウ
が、・・・・・
大きな淵が待っていた。
これから先は無理かな、と思ってザックを降ろした。昼時だ、飯を喰おう・・・・。
最近は、昼はこんな感じ。
座った前は川幅が広くなっていて、流れの遅い瀬が広がっていた。
食べ終わった後で、対岸に渡り遊ぶ。
カラスアゲハが飛んできて岩についた苔の上に咲いているスミレを巡っていた。
相変わらず、誰もいない谷。人に会ったら、むしろ怖いだろうな・・・・・、ここで。