山を降りた所にある集落では所々にサルビアの花が咲いていた。この朱色のサルビアは昔ながらの花だけれど、最近はあまり見かけなくなった。頑丈で花もちが良くて沢山咲いているのを見ると楽しくなる。
国道に出て南下する。1時間ほどひたすら走り、右折。それからまた、しばらく走り辿り着いたのは去年もなめこ採りの後によった場所。氷ノ山に行ってみようかとも思ったけれど、ちょっと遠いし、夕方の山は何があるか分からない。
去年と同じく、まず、シモフリシメジのシロを見に行った。毎度のことだが、最初はなかなか見つけられない。あれ、今年は出ていないのかな・・・・と、不安になったころに・・・
シモフリシメジ(銀茸)
その後は・・・・
隠れている・・・・
ここにも・・・・
あれ、3つも隠れていた。
今年は・・・・
シモコシが沢山でている。シモフリと仲良く出てくれると良いのだけれど。。
シモフリシメジは僕の大好物だ。ホンシメジ並に旨いきのこだ。それ以上かも・・・・・
シモフリシメジ
シモコシ(金茸)
赤松林から杉と赤松混じりの林へと歩いて行くと・・・・
これもシモコシかと思ったが、ミネシメジのようだった・・・・
その林を抜けると砂利道に出た。少し登って行く。道から右の林に入って行くと今頃ならチャナメツムタケが出ているのだが、辺りは薄暗くなってきていて、躊躇してしまう。まだ午後の4時だが、そらは曇り空で雨が降り出しそうだ。ふと、視線を進行方向から少し左に移すと・・・・、あれ、こんなところに大きな、なめこ??
近づいてみると、ヌメリスギタケモドキだった。スギタケの仲間で一番旨いと思っているヤツ。
ヌメリスギタケモドキ 銅色? ちょっと無理があるか・・・
しつこく・・・・
結構な収穫だ。何にして食べようかな・・・・、おろし合え、だな。
そろそろ、車に戻ろう。道を引き返して下って行くと立ち枯れの木の根元にきのこがびっしり。遠目には、ニガクリタケだろうと思っていたのだが・・・・
ナラタケ
最近、ナラタケは出ているのを見ても採らないことが多い。ナラタケを採っているとザックに入りきらなくなるから。でも、今日は収穫が少ないから採って帰るか。。全部採ったらかなりの量になる。近所に配ろう。
後日談だが、このナラタケが結構、旨かった。ボリボリというだけあって、うまく採らないとボロボロになってしまうが、崩れないように慎重に採ったのと、状態が凄く良かったせいなのか。歯応えも良くてスープに入れると美味しい。旨みには欠けるけど・・・・。
車に乗り込み、少し下る。辺りは薄暗くなってきているが、もうひと歩き。見つけたのはきのこじゃなくて・・・・・
リンドウ
ここにはほとんど毎年来ているが、道の脇にあるにも係わらずこれは見たことがなかった。
滝
午後の5時、もう帰らなければ。。これから急いで帰っても帰宅は6時半くらいかな。
夕方のススキを眺めながら、走った。