日曜日は友人と、先週、わずかしか採れなかったなめこを探しに出掛けた。先週はなめこの出掛けた立ち枯れが1本しか見つからなかったから、翌週にした方が良いかとも思ったのだが、それでは紅葉の盛りを過ぎてしまうと思い直したのだった。
なめこは少しでも、鍋でもやって楽しもうという積り。。今日は友人の運転なので、途中で車を停めて写真を写すでもなく、まっしぐらに山に向かった。そして、道のない山を進み沢を越えやってきた。
まず、真っ直ぐに先週出始めていた木に向かう。下草をかき分け・・・・出ているかな・・・・。
予想通り。丁度良い状態だが、この木にはもう、あまり栄養が残っていないのかもしれない。小振りのなめこだ。
周囲を探すと・・・・
これは採るには早いかな・・・・。でも、味噌汁にはこういう方がいいな。
その後、探しても見つからなくなった。あっても・・・・
こんな。
心配していた通りになった。仕方なく、二人で声の聞こえる程度に分かれて周囲を探す。まず、斜面をさらに登って行く。普通、なめこは沢から立ち上がる急斜面の上にある立ち枯れのミズナラから出ることが多い。沢から常に水分が供給されて湿度が保たれるのだろう。だから、沢からあまり登って行ってもなめこに出会う確率は減るだけだ。ナラガレ病のせいでミズナラの立ち枯れが増えて、なめこの発生が増えているのだけれど、最近は発生に適した場所の立ち枯れは、ほとんどなめこに栄養分を盗られてただの枯れ木になってしまっている。
斜面を登って行く。
予想通り。ぶなの黄葉は綺麗だが、なめこには出会えなかった。それならば、斜面を横に移動する。これが歩きにくい。冬の雪に倒された細い木の幹が沢山、斜面に横たわっていて、それを踏むと滑りやすいのだ。何度も斜面を滑り落ちる。
黄葉のブナの間から離れた所に太いミズナラの立ち枯れが2本並んでいるのが見えた。ひょっとしたらと思って尾根を越え、立ち枯れに向かって斜面を下ると・・・・
出ていた、沢山。
大きな声で友人を呼ぶ。お互い、こういう時は二人揃うまでは採らない。揃ってから写真を撮って、採り始める。
これで、結構ザックが重くなった。
これは、ニガクリタケだ・・・
なめこ
その後、何本かの立ち枯れの木を見つけ、もうザックはなめこで一杯だ。11時になったところで山を降りることにした。後は紅葉を楽しみながら、のんびりと沢沿いに下る。
のんびり歩いていたら、友人は随分、先に行ってしまった。
おーい。
行きに通った緩斜面に出て下る。
若いブナ林
下り切って道に出た。
さて、昼の鍋をする場所を探さなければ・・・・
つづく。