フチドリツエタケ
出会うことを期待して来てはいたけれど、今回は急斜面を登っていないし、ここまで探して出会っていないのだから・・・・、と諦めかけていたのだが・・・・
緩やかな斜面を登っていった先の倒木に見覚えのあるきのこの姿。
あっ、これは・・・・・
フチドリツエタケだ。ブナ林でも出る場所は限られているように思う。この谷には多いのだ。
幼菌
もっと、幼菌
開ききると・・・・
傘が平になるまで開く。
フチドリツエタケの出ている倒木に沿って登って行くと、その先には・・・・
立ち枯れの木に沢山のきのこが出て、既に乾いていた。近づいて見てみると・・・・
何と・・・・、これもフチドリツエタケだった。立ち枯れの木の先は折れていて、その折れた木が地面に横たわっていたのだ。立ち枯れの木全体がフチドリツエタケに占領されてしまったようだ。
この立ち枯れの木にフチドリツエタケが一杯に出ているところに出会えたら、素晴らしいだろうな。
そろそろ、斜面を下り始める。まだ、きのこはポツポツと目に入る。中には魅力的な個体も・・・・
ブナハリタケ
アカチシオタケ
三人兄弟を傍で見守る・・・・・、お父さん、と言いたい。。
フチドリツエタケ
ニカワチャワンタケ
そして紅葉・・・・
斜面を横切る道を進み、車に戻った。もう、5時になる。早く帰ろう。
おわり。