自宅の庭には大きな欅の木があって、いろいろな鳥が訪れる。その上、御覧の通りの放ったらかしの庭なので、様々なものが生えている。その原因の一つは僕が思いつきでそこら中に好きなものを植えてしまうことだが、もう一つは鳥が種を運んできて庭に落とすからだと思っている。いつの間にか、庭にアケビが成っていたときは驚いたな。
何年か前から、花の植木鉢から小さな木が生えてきていて、小さな葉だけれど、なんというか葉脈がはっきりしていて鋸歯もくっきりしていて、いい感じの木だなと思っていた。そして、秋になると綺麗に綺麗に紅葉する。何年もそのままにしておいたけれど、それほど大きくもならず、これなら庭に地植えしてもいいかなと思って、蘇鉄の近くに下ろしてみた。
勝手に生えてきた木の名前を調べるのは難しいと思ってそのままにしていたのだが、やっぱり知りたくなって写真を撮り、「このきなんのき」に投稿しようと思ったのだが、一応、葉の大きさ、特徴などで調べてみたら・・・・
「アキニレ」。特徴がぴったり合う。大きくならない木だと思ったのに、落葉高木であることが判明。材が硬いので「イシゲヤキ」、河原によく生えるので「カワラケヤキ」などと呼ばれることもあるそうだ。盆栽に用いられるとも。どうやら、植木鉢のままにしておいた方が良かったようだ。家族は渋い顔をしている。