今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

なめこのパスタ    2012.11.14.

2012-11-17 22:43:06 | Weblog

 


 ここ3週ほど、週末はなめこを採りに通っている。なめこは冷凍で、しばらくは味も落ちずに保存できるのだが、やっぱり採ってきてからすぐの方が旨い。味噌汁、なめこ汁、鍋、野菜スープなどなど、もう飽きた。


 そんな訳でパスタにした。でも・・・・





 やっぱり、和風の料理の方が素材が生きる感じがする。




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それでも俺は山へ行く!! part 2    2012.11.11.(2).

2012-11-17 10:58:36 | Weblog

 


 斜面の笹や低木を掻き分けながら、なめこの出ている木を探していると、既に倒れたミズナラの木から綺麗ななめこが出ているのに出会った。これには先週は全く気がつかなかった。新しい袋を出してこのなめこはなるべくゴミを付けないように丁寧に切り取った。







 今日、少々無理をして山に来たのには理由があった。先週もかなりの収穫があったのだが、なめこの状態があまり良くなかったこと、収穫のかなりを近所の人に配ってしまい、送ってあげたい友人や仲間にまで廻すことができなかった。その分を収穫する積りだった。このなめこはそのまま冷蔵で友人に送ってあげよう・・・・


 切り取り終わってから、また次の木を探す。遠くに見つけた、少しだが出ている様子。





分かるかな・・・・


 平坦なようで手前には急な斜面があって、山側に少し登ってから回り込むようにして近づいた。





少しだけ・・・・


 これは、先週にも出ていた木でなめこを切り取った跡がある。ちいさななめこを残しておけば大きく育ててから収穫できるということだ。全くの無競争の谷。


 なめこを切り取りながら、ちょっと斜面の下の杉の木の影になっていたミズナラが気になっていた。切り取り終わって下ってみると・・・・




うわ!



   

こいつは凄い。今日、一番の木だ。もう少し、なめこが大きく育っていたら収穫はずっと増えていただろうに・・・。でも、この大きさは人にあげて一番喜ばれるサイズなのかも・・・・


 30分くらい、この木のなめこを切り取るのに時間がかかったように思う。届かないところは、木の幹に倒木を立てかけて、倒木の上に乗ってさらになめこを切り取った。


 それからまた、少し歩き・・・・








ムキタケ



 なめこを木から切り取ることに没頭していて、ふと気がつくと山鳴りは収まっていて、木々の間から見あげる空には青空も見えていた。











 さらに、幾つかの木からなめこを切り取って・・・・、もうザックにはきのこは入らなくなった。下りの斜面は滑りやすくて両手を絶対に空けておかなければならない。ザックに荷物を全て収めてから服装を整えて歩き始める。







 この先の急斜面が難所。いざ・・・・






 木の枝や笹を掴みながら下る。掴んだ木が抜けても転げ落ちないように体をすべて預けてはいけない。



 何とか落ちずに沢まで辿り着いた。しばらくは沢沿いを下った。





木にムキタケが付いていたが・・・・、もう袋はないし、ザックにもスペースはない。


 通り過ぎる。


 沢から崖を登り、そして下った場所。驚いた。登って行くときには沢山、黄葉した葉を付けていたブナ林にはほとんど葉が残っていない。









明るい林が広がっていた。風で山が鳴っていたのはそういうことなのか・・・・


 

同じ森の1週間前の姿



 ほんの3時間でほとんどの葉が落ちてしまった・・・・。





車まで戻り、汗を拭き山を下る。午後、3時。山に入ってから3時間が経っていた。


 山の上は今日の風と雨で随分と木々は葉を落としてしまったが、中腹まで降りるとまだまだ、見頃だ。途中で車を停めた。





道の脇は落ち葉の絨毯。


 谷の両脇の山は紅葉の盛り、雨も上がって明るくなってきている。









 それから30分ほど下りの道を走り人里へ。雲の間から陽の光が射し込んでいた。







 来し方を振り返ると青空と黒い雲。






 黒い雲は空を覆ってはいるが、高度は高いようだった。


 ふと思い出して携帯を見ると着信が来ていた。ホンシメジのシロ近くの友達から。こちらから電話をかけなおすと、また、近所の山で分からないきのこが採れたから見て欲しいと言う。自宅に持って行くからというのだ。今、なめこ採りからの帰り道だから、夜の7時に来て欲しいと伝えた。それから、2時間少々走り続け、帰宅。


 今回の収穫は5キロ余り。ムキタケが少々混じった。予定よりも1時間近く早めに帰宅できたので、友達にTELするともう自宅前にいるとか。1時間待つ積りだったのかと聞くと、自宅を探すのに時間がかかると思って早く出たらしい。歳をとると時間は沢山あるが、不安も沢山あって慎重になるもの。自分の両親を思い出して、可笑しかった。問題のきのこだが、不明のcortinarius sp.が2種。ムラサキシメジが3個。内、一つが色が薄くてウスムラサキシメジを思わせたけれど、姿からはムラサキシメジの老菌だろう。そして、もう1種は傘や全体の雰囲気からはハタケシメジ、襞は密ではあるが薄くクリーム色がかっていて、斜めに倒れ掛かっている。どう表現したらいいだろう、カメラの絞りのような感じ・・・。そして柄が長く、曲がりくねったようでモコモコとしていた。ミネシメジとも違うように思えた。「ハタケシメジのようだけれど、違和感を感じる点が幾つかある」と返事をしておいた。
 そして、山から採ってきたなめこやムキタケのうち、下調理に時間がかかりそうなところを沢山進呈。何せ、友達は時間はたっぷり所有しているようだから。。

 
 晩飯の後、山で楽しんだ後のお決まりの労働・・・・。午前0時まで台所に立ち続け、なめこの柄の端を切り落とし、こびりついた苔や泥を洗い落とし続けた。ジップロックの袋10個程に分けて入れ、3個を冷凍庫に。他は冷蔵庫。いろいろな隣人、友人に配ったり、自宅で食べたりして残っているのは、冷凍の2袋だけ。評判は上々なので、まぁ良かった。


おわり。


コメント (4)
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