釣りに行けない季節、釣り師はロッキングチェアーに深々と座り込み、パイプを燻らせながら美しく流れる川を想い、鱒を想い、毛鉤を想い、様々な空想、夢想、妄想の世界を彷徨う。
そんな釣り師をRoking Chair Fisherman、確か開高健がそんな言葉を使っていた、と思う。
深い雪に閉ざされ、ひっそりと生活する長い冬、庭師はめくるめく春を想い、花々咲き乱れる庭を夢想する、瞑想する。
そして庭の奴隷から解放され、自由の身である今のありがたさをすっかり忘れ、早、庭の奴隷になることを待ち望んでいる自分はさしずめRoking Chair Gardenerといったところか。
2012年カーティスクリークの庭としてまとめた写真に加え、62葉の写真集を記録の意味でまとめてみた。
我々と同類、庭の奴隷やっている方々、フルスクリーンでご覧下さいませ。