雲一つない快晴、抜けるような青空。
雪の庭を歩く。昨夜は放射冷却で冷え込み、朝の気温-10℃。
時刻は10時、強い日差しで既に-2℃、寒さを全く感じない。
温室開く。既にバラたちは春を感知し、芽を膨らみ始めている。
妻と久しぶりに雪の橋を渡って甲府沼にゆく。
甲府沼の氷上に立ち、いつもは見ることのできない疎林の上に白く輝く西大嶺、西吾妻山を眺める。
2000mを超える東北有数の高山、ここからその高さを感じ取ることができない。
だが、私は東北の山らしいその優美な姿がとても好きだ。この山が目に入るといつも心安らぐ。
今年は初夏の高山植物咲き乱れる西吾妻山に登ってみようと思う。
そしてメボソムシクイの歌声、流れる白雲を映す池塘、ハクサンフウロ、チングルマ、シナノキンバイなどに出会ってきたいと思う。