昨年野草店で見つけ、植えたソバナが今年も咲いた。
山渓カラーガイド、山の花Ⅰでソバナを知った。
ソバナ、忘れることのできない、とてもいい名前である、が、
その後フィールドでこの花に出会ったのは数度しかない。
山渓カラーガイドが出版されたのは昭和42年、私が社会人になった年だ。
週休2日なんて夢の夢、とんでもない高度成長期の鬱屈しきった新人サラリーマン、山に行く気力など・・・
そんな時代、手にした本、当時としてはとても美しいカラー図鑑、写真家の三宅修や白旗史郎が解説をしているので
身近で植物学者の学術的な堅苦しいものでなく、憂さ晴らし、読み物としても楽しかったのだ。
ソバナの語源は杣人がそれを摘んで食料とし、杣菜と言われたのがなまってソバナとなった・・・とその図鑑にある。
本当か、眉唾か?そこが楽しい。
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