裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

アイゼン

2021年07月09日 | 歩く・登る

明日、穂高に向かう予定。

涸沢小屋に二泊、天候を見て奥穂高に登ろうかと思う。

ネットで見ると僅かな距離だがザイテングラード取り付き、山荘直下にそれぞれ20~30ⅿの急斜面の残雪があり、

アイゼン、ピッケルは持参のせよと指示がある。物置からまたまた50数年前の鍛造アイゼンを取り出し、ザックの底に押し入れる。

打ち抜き型の軽いアイゼンの時代、こんな古色蒼然たる重い(片側750g)アイゼンなど目にすることなど無かろう。

こんなアイゼンで一ノ倉沢や剣岳、富士山を登っていたが10、12本のツァッケ、いわゆる出っ歯アイゼンも出回り初めていた。

今日では出っ歯のないアイゼンでの氷壁登山は考えられない。(短いシャフトのピッケル、バイルと一緒に使用、

ゆえにロングシャフト、ストック型、長柄のピッケルがこの世から消えてしまった)

が、我々の登っていた冬山は出っ歯を蹴込まなければならい急斜面、氷壁のあるコースは避けていたので不必要、

返って出っ歯で自身の足を刺すおそれがあった。

このアイゼン、学生時代か社会人になってからか、何度目にどこで手に入れたものか不思議なほど記憶にない。

数年前、初夏の白馬岳、雪倉、朝日岳にった時に使用し、これがなけれな数度の雪渓のトラバースはできなかったろう。

天候、体力を十分考慮し、チャンスがあったら奥穂高の頂き立ちたいと望む。

諸条件を冷静に判断すれば涸沢までいけたら十分、と考えるのが本当だろう。


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