カミさんと二人で、印西市木下 (きおろし) まで行ってきました。目的はコレを見るため・・・・・・といっても、ただの崖ですよね。
拡大してみるとこんな感じ。どうですか?、分かりますか??。
実はこの場所、木下貝層というおよそ12~13万年前の地層で、ご覧のように貝層が化石になっているのです。こういった例はかなり珍しく、今から4年前の平成14年3月19日には国の天然記念物にも指定されているんですよ。以前から興味を持っていたものの、中々チャンスがなくて今回が初めての訪問になりました。まぁ一見しただけではただの崖なんですけどね (笑) 。
この木下貝層の上は木下万葉公園になっているので、上ってみることにしました。
上には展望台があって、木下の街を見下ろすことができました。
昔はこの公園の隣に高校があったのですが、現在は移転して跡地が木下交流の杜という施設になっています。
今の時期は芝桜が綺麗で、土筆も沢山生えています。
この建物は木下交流の杜 歴史資料センターで、木下貝層の解説や木下の歴史に関する展示が行われていました。木下はかつて利根川の水運で栄えていた時期があり、当時は外輪の蒸気船が行き交っていたそうです。確かに今でもその頃を偲ばせるような旧い商店等が残っていますね。
館内は撮影禁止だったものの、外にこの貝層と石棺が展示されていました。
これが木下交流の杜から望んだ利根川の様子。チャンスがあったら、木下周辺で旧い建物でも探してみようかな?。
■本日のオマケ
木下貝層の下にはこの “むじな池” があるのですが・・・・・・
・・・・・・実はこの池、昔はかなり大きな池で、古文書にもその名が登場するとのこと。今じゃ水溜まりに毛が生えたような状態なんですけどね。