半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

捕鯨砲、作っていたのは “あの会社” でした!

2010-04-07 20:49:19 | その他、銃砲関連
先日訪問した船の科学館で、私が一番興味を持ったのはコレ。75粍捕鯨砲です。



いわゆる “ノルウェー式” の捕鯨砲ですね。


銛の先端がフラットノーズになっているのは、水面で弾かれて弾道?がそれたりしないようにするためだそうです。



素人考えででは先端が尖っていた方が貫通力が高そうに思ってしまいがち。しかし、現実には尖頭弾は対象物に直角にインパクトするという限定された条件下でしか高い貫通力を発揮することはできないのです。そういえば、あの極悪な?徹甲弾のKTWも、弾頭はフラットノーズになっていますね。


大きく揺れている場所から動的を撃つのだから、てっきり対空機関砲のような照準器を採用しているのだとばかり思っていました。ところが現物を見たらこのようなオープンサイト。フロントサイトはビードで……




リアサイトはかなり狭いVノッチ。きっと私たちが思っているより、はるかにピンポイントで狙うことが必要なんでしょう。




ところで、この捕鯨砲、メーカーはどこだと思いますか?。正解はコレ、ミロク精機製作所です。



現在では猟銃を生産しているあのミロク製作所とは別会社になっているものの、もちろんルーツは一緒です。知識としてミロクが捕鯨砲のメーカーとしてスタートしたことは知っていましたが、このミロク精機製作所では今でも捕鯨砲の生産を継続しているそうです。でも法規上、この捕鯨砲っていうのはどのような扱いになっているんでしょうね?

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