先月の話で申し訳ないのですが、息子と二人でDIC川村記念美術館に行ってきました。
現在、この 『ジョセフ・コーネル コラージュ&モンタージュ』 が開催されているのです。実はカミさんと娘は一足先に観に行っていたのですが、私は息子のスケジュールに合わせて連れて行くことにしました。
タイトル通り、コラージュ作品から映像作品に至るまで、実に様々な作品が展示されていました。しかし、やはり最大の見物がずらりと並んだ “アッサンブラージュの箱” であることは間違いないでしょう。以前にも書いた通り、個人的には間違いなくモダンアートの至宝といえる作品群だと思っています。
カミさんも感動して、ミュージアム・ショップでこの本、 『コーネルの箱』 (チャールズ・シミック著、柴田元幸訳、文藝春秋刊) を手に入れてきました。
でも私にとって、 “アッサンブラージュの箱” のイメージといえば絶対にコレ、 『カウント・ゼロ』 (ウィリアム・ギブスン著、黒丸尚訳、ハヤカワ文庫) だなぁ。今から30年以上前、ギブスンの 『ニューロマンサー』 で初めて “電脳空間” という設定を読んだときには、正直 「何じゃ、そりゃ?」 と思ったけれど、いつの間にか誰にでも違和感なく受け入れられるような時代になってしまいましたね。
この企画展、会期は今月の16日までとなっておりますので、くれぐれもお見逃し無く。