学問空間

「『増鏡』を読む会」、第9回は2月22日(土)、テーマは「上西門院とその周辺」です。

若きスルメイカの悩み

2011-06-13 | 歴史学研究会と歴史科学協議会
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 6月13日(月)23時28分52秒

網野さんや氏家さん、ナベツネさんの若い頃は革命すべきかスルメイカを悩み、全学連の世代は「帝国主義と対決」すべきかスルメイカを悩み、全共闘の世代は大学を解体すべきかスルメイカを悩み、自主管理労組連帯を横目で見ていた世代は連帯すべきかスルメイカを悩み、みんな悩んで大きくなったけど、今の世代はどうなのか。
国家が成長することを自明の前提としていた時代の若者の悩みは、その当時はそれぞれに真剣な悩みだったのかもしれないけど、不況で就職もままならない今の若い世代の閉塞感に比べれば、ずいぶん贅沢な悩みだったような感じもします。
歴史科学協議会の定款にある「当法人は、現代における帝国主義的歴史観に対決する人民の立場に立つ。」という表現など、10年・20年前だったら単純に時代遅れだなあと笑えましたが、中国が空母を持つ時代になったら、一回りして逆に新鮮な響きを持つのかもしれないですね。

>筆綾丸さん
『ホルモー六景』、読んでみました。
「もっちゃん」も着想が面白く、すごい才能ですね。
梶井基次郎の写真を初めて見たとき、この顔で「檸檬」はないだろうと思ったことがあります。


コメント
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