これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

二部式長襦袢の裾直し … 裾ふきありの袷仕立てだったから出来ました

2015-10-28 | 着物
先の日曜日は木枯らしが吹いた寒い日でした

そろそろ袷仕様の長襦袢に変えようかと思い立ち クローゼットから出してみると、見事に裾が擦りきれて います



二部式の長襦袢は上も下もハンガーで吊るしてクローゼットにかけておくだけなので、季節の終わりに丁寧に確認せずにしまっておいたようです

先の胴抜きの着物に続いて 綻び 擦りきれなど 私の着物は メンテナンスを迎えたものがどんどん出てくるこの頃です

和裁を習い始めた年に仕立てたものなので12年ほど 着ていたことになります

一瞬処分しようかと思ったのですが、居敷当ても付けてあり、裾ふきありの袷仕立てにしてあるので 裾を短くして もうしばらく使うことにしました

幸い 擦りきれてはいるものの 薄いピンクの暈し色なのに ほとんど汚れていません

たて衿にあたる部分の裾を解いて 引き返しのくけも解き 裾のぐしぬいもスーっと抜きました



裏からアイロンを当てて 1寸5分裾から上がったところにヘラをして ザクザクと縫ったら 傷んだ裾を切り取って 裾のやり直し

ふきを同じように作り、しつけをかけて 裾の引き返しを前のくけてあった針穴を避けながら くけ直しです

たて衿の解いた部分をもう一度縫って 縫い代の始末をして くけて あらかた完成

今回はぐしぬいも無しにしましたが 、中とじだけはしました

丈が少し短くなりましたが 二部式だから 腰の低い位置で着ければ どうにかなりそうです



この二部式は 習った通りに裾の引き返しの寸法をとったのですが 、先の事を考えて積もる寸法の取り方に改めて納得しながらの作業でした

ところで 単仕立ての裾の場合はどのようにするのでしょう
長襦袢の単の裾のやり直しのことは 聞いた記憶がありません
少し考えてみましょうか


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする