いきなり温度が急上昇。
今年の北海道は春の当来が早いそうです。大歓迎だ。
初雪が記録的な遅さ。
だから今冬は短かったね。これは、とってもいいことだ。
寒さに震えて雪投げなんてもう勘弁だ。
毎年、雪祭りが終わっても2,3回は豪雪に見舞われてから春がやってくるんだけど、ここまできたら安心だ。
気持ちもウキウキ。
ポカポカ陽気に誘われて、浮かれ始めていますよ。
さてさて、「雪明かりの路」を先月に無事終了後、しばしのインターバルを置いてSTA活動再開。
今月も小樽に参入です。
でも場所は観光スポットのど真ん中「運河プラザ」
そのために集結したスペシャルなメンバー達。
超久し振りに10人編成!
いつもどおり、2回きりのスタジオ・リハで本番に挑みます。
第1回目のリハにはトロンボーン以外が集合。スタジオ・ロビーではファニー率いる「村上トリオ」がくつろいでいました。
しばしの歓談後、入り時間となりました。
マサがクルさんに依頼していたニューロゴマークでのSTAステッカーも完成。
これは第3弾。めちゃくちゃにかっこよくって渋いデザイン。理想としていたものが形となって手元に届いたのです。
さっそくスタジオ・オーナーの許可をとって、まずはスタジオ入り口上部にペタン。
ベース・ハードケースにもペタンと貼り付けましたよ!
次々と楽器を持って、メンバー達がいつもの1番広いスタジオに入ります。
マサ、クルさん、ジュン、クニ、オチカ、シューヤ、アッキー、ミヤッチ、そしてナオさん。
どうです。豪華な顔ぶれ。
しかも、3人が初STAです。
ナオさんはクルさんとは古くからの音楽友達。
偶然、シカゴの話題からSTAに加入したことをクルさんが話したことで、即ナオさんが興味を示したのだそうです。
「グループ・ポートレート」のシカゴ・ベストボックス・セットCDを持っているくらいにシカゴ・ファンのナオさん。
当然マサとも意気投合。
じっくりと時間をかけてセットリストを絞り込み、クルさん交えて合流する日まで煮詰めて参りました。
オルガンとピアノを担当していただきます。遂に念願が叶いましたね。
本格的なシカゴ通のキーボードが加入しました。これは大きな事件です。グッとあのニュアンスが醸しだされるものだから感動もひとしお。
そしてもう2人。
テナー・サックスのミヤッチは、何度もライブ会場でタイバンを組んだこともある仲。
ずっとラブ・コールを送り続けて、やっとこのたび実現の運びとなりました。事前にマサがスコアと音源をミヤッチに郵送。
ミヤッチは新鮮なショックを受けていた模様。
でもジュンとクニに挟まれて、逐一的確なアドバイスを受けながら熱いプレイに専念していました。
で、そのミヤッチの紹介でパーカッショニストのアッキーも初参戦。
音源はミヤッチが送っておいてくれました。
この2人は「岩見沢トロピカル商会」のメンバー。
もちろんリーダーはミヤッチ(本人いわく社長、会長なんだとか。ちなみにアッキーは現場監督)。
STAの企画ライブにも参加済み。ついこの間もヴィニーズでタイバンしたばかり。
だからすでに面識はあるのだ。サワケンはアッキーからコンガをライブで借りていたしね。その節はお世話になりました。
リハにも元気一杯に参上。
例のゴールド・パーツ仕様のコンガ3連を勢いよくセット。
LP製で最高峰のコンガ。
ビックリしたのはこれ、1つが10万円なんだってさ!!
アッキーが敬愛するラテン系パーカッショニストの名前入りモデル。
さすがによく響いていたなあ。
本人はまだ手探り状態で8分目ほどのパワーだったそうだけど、十分に極上のグルーブを演出していたよ。
今後が楽しみだ。
そういうわけでSTA初が2人キーボード編成、更に3連コンガも初。
毎回メンバーがコロコロと入れ替わるのもひとつのSTA名物となって(!??)いますが、正式メンバー、セッション、ゲストなどなどと総勢でこの日通算101人を迎えました。
しみじみと歴史を感じさせられますなあ・・・・。
マサがメンバー達に初顔合わせの者同士を紹介。
けっこう初対面が多いね。
いつものように各自が立ち位置を決めた後、セッティング、チューニング、ウオーミング・アップ。
マサは壁にセットリストを貼り出してそれを皆が確認。
音量バランスを整えて、事前に注意事項の説明。
そして徐々にプレイモードへと入っていきます。
じっくりと確認する意味で1曲ずつ演奏。
人数が多いから爆音轟き皆もビックリ。
笑いもおこる。
クニはかなりの間、STAとご無沙汰だったので勘を取り戻す意味でもトランペットに専念。
曲の箇所ごとにジュンにコーラスの振り分けをアイコンタクト。
難解で複雑な曲ばかりだから、初演奏の人達は四苦八苦。
早いパッセージにも苦慮している模様。これは音符を追いながらこなせる範疇を超越している凄まじきもの。
でもこれを経験しちゃえば、怖い者なしだよ。頑張れ。
変拍子、予期せぬ変態リズム、いきなりのブレイク、コロコロと変わるアクセントにアッキーは苦笑い。
クールに構えたナオさんはこの日、スタジオのエレクトリック・ピアノでプレイ。本番では自前のキーボードでオルガンも加味するそうです。とにかく憧れのシカゴが演奏できるだけに意気揚々としているのがこちらにも伝わってきますよ。
マサがカウントやエンディングを口頭で表現しながら進行。
ホーン・セクションは3人でスコアを睨みながら打ち合わせ。時にはメモしながら納得がゆくまで話し合い。
オチカとナオさんも鍵盤を交えながらトーク。クルさんは持参したアンプとエフェクターで音作りに余念がありません。
クルさんが加入して以来、やっとまともにバンド・リハができるようになって大感謝です。
レベルも格段とあがってきて、他のメンバー達にも良い刺激になっているしね。
そして今回から満を持してのナオさん加入。
不思議とここ最近のSTAはグッドニュースばかりが舞い込んできます。
苦節1年以上にわたって活動してきて、やっと華が咲く気配当来かな。
メドレー部分も雰囲気を伝達しつつ、ボーカル・パートをマサとジュンが分け合って演奏は進みます。思いの外順調にはかどっているね。
皆、飲み込みが速い。
変な音を出している者もいないのがその証拠。
何度かSTAでライブをこなしている人、見たことがある人達とおのおのが馴染んできたようでドンドンとヒートアップだ。
ホーン隊はオチカが的確にシンセ・ブラスを奏でてくれるので、とれも吹きやすいそうです。
大助かりだね。
トントン拍子に前半を終えて小休止。
その間にクルさんがお得意のフュージョン・リフをピッキング。
そのまま、ボストンの名曲に突入。
シューヤも「それいきますか!!」と遊びのドラムで追随。
さあ、後半戦は本番さながらにメドレーもいっちゃいますよ。
どうしてもうまく噛み合わない部分はこのたび、じっくりとチャレンジ。
なんとかいけそうだね。
ホーンの流れからピアノ旋律にバトンを受け渡してトランペット・ソロ。ここが決まればとっても美しいよ。
ベルトーンも毎回、人数、メンツ、パートが変わるので順番決めが必要なのです。
来週のトロンボーン合流で完成形に邁進だ。
手ごたえを感じたようで、満足気に皆はスタジオを後にしました。
いよいよノリにノッてきたSTA。
もう8月までライブ・スケジュールが進んでいるのです。
こんな調子で、あっという間に1年が経過しちゃうんだろうなあ。
今年はどれだけのサプライズやドラマがあるのだろうか。
いずれにしても、今までのSTAとは桁違いな姿を見せ付けてくれることでしょう。
なんたって在籍するミュージシャン達が凄腕揃いですからね。
期待していいですよ!!