Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

駄目亭主の山登り

2005-09-24 12:15:03 | 日記・エッセイ・コラム
私の休みの日を一年間チェックしていて 自分の休みと合う日を探している亭主。
昨日はその日に当たっていて 前から何処行こう 何処行こうってうるさい。
私はまだ 御在所の中道の準備中だから 本宮山以外は考えられないのだけれど 俄登山者には 地味かもな?と思っていた。 最近八方尾根や 駒ヶ岳など見た目に美しい山を見ているのでなおさら。
「どこか行きたいところ探しておいで  でなきゃ本宮山だよ!」
そう言っておいた。
前日 仕事から帰ってくると 「お父さんまだかえってないのですけれど。。。」と息子
え? なんと言うこと  明日山に登ろうと言うのに 午前様? アルコールを浴びるように飲む?
それ順序が逆でしょ   もう連れて行かないからね
そう思っていたら  12時半ぐらいだっただろうか 帰ってきた。
止めるか思えば 「明日何時にでる?」
もう~ 脳天気

朝になると 出がけに おなかが痛いとトイレに通い 早速嫌な予感
それでもついてきた。  ワーキングセンターにはすでに駐車場はスペースが無く ひょっとしたらといつも駐めているところへ行ってみると(こちらの方が近いのだけれど) 一台分残っている  セーフ
私には ここへ来たからには 目的がある。 少しでも タイムを縮めること。 できるだけやすまないで歩くこと。
それを話して歩き始めたら 直ぐに奴はへたばった。
丁目を書いた案内を見ながら 15分の1通過~とか言うと  まだ~?と泣き言
21丁目まで なんとしても30分を切りたい。  途中から泣き言を振り切り ひたすら歩いた。 35分  くーっ!  後少しだ!
そこで待ってしまったら 気乗りしなくなってしまって 時間かかるかかる
奴が もうやめようよ~ と言い出さないかとはらはらしながら おだてておだてて歩いていく
私達よりうんとお年を召したご夫婦が ゆっくりゆっくり歩いて行かれるのを見て そしてあんなにゆっくりなのに 結果としては あまり私達と変わらないで 歩いているのを見て彼もそれ以上泣き言は言えなかったのだろう

「頂上では ごちそうが待っているからね」

結果として2時間20分ほどかかったかな?  公園で スープカレーを温め ご飯を浸しながら食べた。それが美味しかったらしくて 機嫌直る。 冷やした梨も美味しかった。

さて帰り
帰りは 山登りのつらさは無いから大丈夫だろうと思ったら 大誤算
彼は殆ど足が動かない。 杖を引きずって 足が前に出ないと 言っている。
しばし 杖の使い方を練習して見る。 今更だけど 彼は不器用
もちろん心優しい私はそんなことと言わなかったよ。 「前の日にあんなに飲んで帰ってきたら駄目だよ! ここでも毎年 亡くなる人があるんだって。 遭難と言うよりは心臓麻痺だって  今日は体調悪いんだから 気をつけなくちゃね!」
そして 私は下り1時間に挑戦。
杖を前について 飛び降りるように走って走って どっ どっ どっ の音に前を行く人が道を空けてくれた。
時々心配になって後ろを振り返るけれど 全然気配が無い 
これだけ人が多いし いざとなったら 携帯で何とか言ってくるだろうと 思い直してまた走る。
下り1時間5分。 これももう少し。
畳の縁にさえつまずいて転ぶ事があるとしになってきた。何度もおっとと と思いながら 上がらなくなった足を疑わないといけなくなった。  反省
待つこと15分 汗びっしょりで くたくたになった亭主が戻ってきた。 その間のメンバーは替わっていない むしろ減っているところを見ると彼もそう 遅かった訳ではなさそう。
本宮の湯に入ってビールを飲んでやっと 彼の顔に精気が戻ってきた。
いつもなら 私が待ってもらうのに 今回だけは 駄目亭主になってしまった。  ははは 山をなめちゃあかんよ! 

コメント (4)
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