まさかり担いで 金太郎 熊に跨りお馬稽古
ハイシドウドウ ハイドウドウ ハイシドウドウハイドウドウ
って子どもの頃に聞いた金太郎さんは 足柄山に住んでいたと思っていた。 今回富士山が近くに見える山として 金時山に行くことになって あれ? 金時山っていうのもあるんだー
地図で調べてみる。 足柄山もあるけれど 金時山は1213メートルもある山で足柄山は750メートル。 どっちも箱根の外輪山の一角をしめる山なので 金太郎さんは 両方の山を徘徊していたのかな?
金時山は 猪鼻岳って言っていたそうな。 金太郎さんが熊さんと相撲の稽古をしていて投げ飛ばした音にびっくりした猪が岩にぶつかって死んでしまった。それを申し訳なく思って猪の鼻を切り取って埋めたのがこの山だとか・・・(どうして鼻を切り取ったのか解らないけれど)
今回乙女峠から金時山に登って矢倉沢峠に降りるコースを取った。 金時山から矢倉沢に下りる途中で見た金時山は 乙女峠から連なる長尾山も入れてみると 寝そべっている猪の様に見えると思った。 だからこんな名前が付いたんだと思った。
山の黒い影二つがはなの穴に見えん?
みえんか~~ぁ
ま それは良いとして 富士山を真正面に見る山と聞いていたのでわくわくしていた。
東名からここまで来る間に富士山はどんどんでかくなる。 裾野の広がりが綺麗。
でも乙女峠からは 殆ど富士山見えなかった。 乙女茶屋で見えるだけ。 それでも嬉しかったよ。 急登が続くと聞いてた割には優しい登で大変じゃ無かったし・・・
なんて思っていたら 出ました。汁粉山道。 霜柱が溶けてぐちゃぐちゃと聞いてはいたけれど ここまでとは ぐちゃ ぐにゅ にゅる ぺたっ 人気がある山だから みんなの踏み後からは水がしみ出すに違いない。 粘土質の土と混ざり合って 滑るすべる。
この写真は 平坦な尾根道だからまだ良い。それでも みんな嫌がってはじっこを歩く。どうだ このどろんこは
これが金時から矢倉沢に降りる斜面にいっぱいあったから まいったよ。 滑って転んだら どうやって家へ帰ろうか?
レインコートのズボン履くさ
覚悟を決めても 慎重になるよ。
金太郎さんは きっと毎日毎日泥んここねて 泥跳ね上げて 走り回っていたんだね?
汚れる事苦手な現代人には 本当に困難な道だったな(笑い)
それにしてもこの日 風も無く 富士山もくっきり見えて 愛知県からわざわざ乗り込んで行った私たちの事歓迎してくれたのかな? とても気持ちよい楽しい山歩きになりました。