Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

どうするどうする?お~な~か~?で箱根神山

2007-11-20 00:00:00 | 山歩き

会社の売場で流れてくる音楽 どうする?どうする?お~な~か~?

そのインナーをつけて歩くだけで おなかがへっこむというのが売りの製品。 さて あんまりコマーシャルに興味無い筈だったけれど 毎日毎日呪文の様に流れてくると・・・まんまと敵の罠に引っかかってしまった。

何しろ年を取るに従って 体重そのものに変化が無くても おなかはどんどんせり出してきて ぽっこりが どっぷりになって どてんとなってきた。社員割引で買えることがわかって 意気揚々と店に繰り出す。なのに私に合うサイズは取り寄せだと・・・まぁ ぷんぷん

取ってもらうことにしたけれど 待てない。 「一つ下のサイズだと履けない?」「いえ 伸びることは伸びますよ。」「じゃぁください」「でも 傷みも早いかもしれません」

とりあえず 無理矢理一つだけ買ってくる。 後は取り寄せ。

こうなるとこらえ性がない私。 身につけて歩く日が待てない。

で決めたのが箱根 神山。 本当は散歩程度で 効果があるらしいのだけれど 山登りならもっとあるに違いないと思ってね。

わくわくして朝を迎えたのに最悪~~ 空は朝焼けで真っ赤 西の空真っ黒 車のフロントガラスにぽつぽつ  あららー なんだかなぁー

「ははは 晴れ女じゃなかったの?」と息子の意地悪な言葉を背に 憮然として出かける。

しかーし やっぱり晴れ女だった。 菊川の辺りから真っ白い富士の姿。この霞具合じゃとても無理だーと思っていた富士山にあえあえたー。 やがて富士は前になったり 左になったりして移動を繰り返しながらどんどん大きくなってくる。 凄いな やっぱり日本一の山だよ。

Fujisan2 本日はお気楽コース。 駒ヶ岳ロープウェーで山頂近くに行ってそこから神山へ行って早雲山からの道を通って周回の予定だった。 日本にある沢山の駒ヶ岳の一つ 箱根の駒ヶ岳はどんな山なんだろう?

しかし強風の為ローウェーは運行休止。

お天気の割に富士山が綺麗に見えるのは風のせいでした。

ふーむ 困ったぞ。 で辿り着いたのが桃源台から大湧谷へのロープウェー ここも昔は良く止まっていた気がするけれど 今二本のロープになって ゴンドラも美しくなって とまらなくなったのかな? 風の唸り声がするのに ゴンドラは殆ど揺れることなく登っていく。 日の光を受けて紅葉が綺麗。

Ropeway Ropeway2

大湧谷から神山へのピストンを選ぶ。 今日は富士山がずっとお友達だし 「どうする? どうする? おなか~」対策としては上々。

桃源台から姥子 大湧谷へ至る散策路がある。あそこも行きたいなーと思うけれど 日帰りではあまり無理できない。

火山ガスの吹き出す大湧谷 昔子供を連れて来たときも寒かったな。ここはいつも風が強い。火山ガスの噴き出す地獄のような様子の斜面を行くコースもあったけれど却下。実は喘息持ちの私には とても危険な道なのだ。

FunenMonpi

神山へ行く道はゲートの門扉を開いて入っていく。 この道もしばらくは噴煙の流れる道。 ゆっくり息を吸ってみる。大丈夫そう。 ポケットの吸入器を押さえる。 おまじない。

右手上に大きくて不思議な形をしたピークがある。 噴煙の上にあるので まるで地獄の見張り台のよう。 冠が岳とわかる。 ちょっと気になる山。

KanmurigatakeFujisan3_2  

冠を右に山の中に入っていく。 噴煙の斜面を過ぎて振り返ると おおきな富士山が

火山特有のごろごろした岩の道を歩いていく。10分ほど登っていくと だんだんに樹林帯に入っていく。 すっかり噴煙の事を忘れていた。

時々硫黄の匂いがして 大湧谷にいることを思い出す。 亭主と二人で歩いているなら あらぬ疑いを持ってしまうところだ。

Tozandou Tozandou2

早雲山への分岐 この道を通って駒ヶ岳のいけたらしいのだけれど 先日の台風で土砂崩れが起きて道路は通れないらしい。 よほどひどい雨だったらしい。

かなり急登ロープウェー駅を出るときにダウンを着込んで震えていたはずなのに はぁはぁ言って汗びっしょり。道は知らず知らずのうちに回り込んでいるらしく 思いがけない方向から富士山が現れてびっくり。 何処までも富士山とお友達。

KyuutoFujisan 

少し傾斜が緩くなって来たと思ったら 笹原を歩いていた。どうやら尾根歩きをしているらしい。時々気持ちの良い雑木林に入る。山の上にいることを忘れてしまう。

Sasahara

やがて神山まで5分の案内が。 しかし大湧谷45分の表示もある。いやいや ちょっと無理だって。 凄い健脚ならさもありなん。 ここから あの気になっていた冠へも五分でいけるらしい。 往復すると 20分もあれば行ってこれるはず。心が動いて登山道をのぞいてみる。

ありゃりゃ 岩ごろごろの 鬼の散歩道だよ。

Kanmuriieiguti

行きたいけれど どうしよう?だれも行かないようだし もし一人で行って転んで 馬鹿なことになったら・・・・今日は一人だもの 誰も助けてくれないよ

葛藤の末(おおげさ?)諦めてひとまず神山へ

ここからの急だったこと 急だったこと 5分より掛った気がしている。 手を使わないとはい上がれないような岩を乗り越えて行くところもあるし くだりのことを考えると気が滅入ってしまう。

振り返ると 冠が見える。冠が少し下の方になるのを見ながら登っていく。ほんの30メートルほどの違いなのに ずいぶん高いところにいると思う。

Kanmuri神山は 箱根の最高峰だったんだ。 1438メートル。

駒ヶ岳 二子山とともに中央火口丘を作っている。古くから上山として崇められてきた山岳信仰の霊山だそうだけれど 山頂を見る限り あまりその気配は無い。

山頂には展望が無いので少し降りて駒ヶ岳へ行く登山道の方から見てみる。外輪山の様子がわかる。春に来た金時山も見える。

Gairinzanくだり 転ばないように同じ道を辿りながら 大湧谷に戻る。

この山とお別れと思うと ちょっと寂しい。

気になる登山道もあったことだし。もう少し通わないとね。

今日一日お伴をしてくれた富士山は 富士川のサービスエリアでも 赤富士となって 見送ってくれた。

Akafuji どうする?どうする?おーなーかー♪ の効果を信じて食べたもの おむすび二つ おかずパン二つ 富士川で食べた富士宮焼きそば 富士川でゲットした速弁一つ・・・・

たべすぎや~ 効果あるわけ無いな。  

コメント (4)
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