この時期礼文から蝦夷バフンウニが届く。 届くったって勝手にやってくるわけでは無いのだけれど・・・息子が毎年仕事のように奮発してくれる。
きっかけは5年ほど前の北海道旅行。 手のひらに入りそうな小さな小さな包みを大事そうに持って帰ってきた。両手にすっぽり包んで・・・
「ウニだよ。 3000円もしたんだけれど 美味しいかなぁ?」
馬鹿だねぇそんなものにそんなにお金かけて・・・ 偽らざる気持ちだった。 でもあんまり嬉しそうにしていたので言えなかった。 朝炊きたてのご飯にウニ
じつは娘はウニは嫌いだった。 くさいと・・・ 急なことなのでいくらとかで海鮮丼をと思ったけれど出来ない。新しいうちにと ウニだけの丼
小さな粒で いかにも変な色 やっぱり騙されたんじゃぁ
一口食べて 娘の箸がとまる。 ん? 美味しい。
私も食べてみる。 ほんの一口なのに 甘くて味が濃厚 ウニってこんなにおいしいんだぁ。
それ以来 時期が来るといつもの店からパンフレットが届く。息子が一年に一度の贅沢だからと取り寄せてくれる。
今年はお姉ちゃんにも送りたいと5パック。 娘に2パック配送センターに取りに行ってその場で送る。
娘は嫁ぎ先のお家にも一つ持って行って みんなほんのすこしづつしかないけれど その味は特別で いつもよりももっともっと美味しかった。
一年に一度だけれど 本当に嬉しい我が家の習慣。